2 ステージ(2 STAGE)-詳細レビュー
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2 ステージ(2 STAGE)は、数々の強豪ライダーを輩出するニュージーランドで生まれ、独特な2つのサスペンションを装備したブランドです。
これには特別な意味があり、大きいバンプと小さいバンプを別々のユニットで受け持つという独特な発想から生まれたものです。
リヤユニットにはエアサスを利用することで、非常に軽量な仕上がりをみせています。ニュージーランドチャンピオンを獲ったこともある最強のフリーライドバイクです。
2 ステージの設計は、単に『柔らかい』のではなく入力の種類ごとに動きを切り分ける点に特徴があります。細かな振動は初期作動の軽さで吸収し、着地やロックセクションの衝撃は後段のユニットが受け止めるため、タイヤが跳ねにくく、ラインの自由度が上がります。
フレーム中央付近にユニットを寄せて配置することで、バネ下が暴れにくく、コーナー進入で荷重を掛けても姿勢が崩れにくいのも利点です。荒れた下りでスピードを上げたときほど、ホイールベース変化の少なさが安心感につながります。
ペダリング時は、沈み込みを抑えて速度を乗せたい場面と、路面追従を優先してトラクションを稼ぎたい場面が交互に来ます。二段のユニットはその切り替えが自然で、加減速のリズムを崩しにくいのが“乗って分かる”ポイントです。
ブレーキングでは、サスが沈み込んで前に突っ込み過ぎると腕が疲れます。2 ステージ系のリンクは姿勢の変化を抑えやすく、長い下りでブレーキを残しても前後の荷重移動が読みやすい傾向があります。
調整はエア圧だけでなく、リバウンドと圧側のバランスが重要です。リバウンドを速くし過ぎると連続ギャップで跳ね、遅くし過ぎると奥で詰まりやすくなります。2段構えの構造はセッティング幅が広い分、好みに合わせ込める余地も大きいです。
メンテナンス面では、リンク部のブッシュやベアリング、シールの状態が走りの質に直結します。定期的にガタと異音を確認し、泥が噛みやすい箇所は水洗い後に軽く乾燥させるだけでも寿命が延びます。
路面からの入力を二段で受ける構造は、いわばサスペンションの役割分担です。初期側は小刻みな振動を丸め、後段側は大きなストロークで姿勢を支えるので、ハンドルに伝わるノイズが減り、視線を先へ置きやすくなります。
また、エアサスは気温や標高で内圧が微妙に変化します。遠征で乗る場合は現地で一度だけでも圧を合わせると、同じセッティングでも挙動が揃い、安定感の差が出にくくなります。
総じて2 ステージは、荒れた路面でこそ『疲れにくさ』が体感しやすいブランドです。フリーライドらしい懐の深さを残しつつ、入力に対する反応を整理しているので、長い下りでも集中力を保ちやすいでしょう。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
ゼットイーディーエイト(ZED 8)(2024年モデル)は、フレーム中央に2つのリヤサスペンションユニットを配していることが最大の特徴です。ZED 8は、2つのピボットとユニットがあることでホイールベースの変化を最小限に抑え、別次元の安定感を実現しています。低速域ではトラクション重視、高速域では姿勢保持に寄せた味付けで、ガレ場でもラインを外しにくいです。着地での戻りも暴れにくく、連続セクションでの“待てる”安心感が光ります。
ゼットイーディーナイン(ZED 9)(2026年モデル)は、ZED 8の思想を引き継ぎつつ、リンクのレバー比を見直して底付き付近の粘りを強めた発展型です。ZED 9は、踏み込みでは沈み込みを抑え、ジャンプの抜けで反発を素直に返すため、同じセクションでも速度の乗りが違います。エア圧の調整幅が広く、体重差への追従性も高い設計です。ブレーキを残した状態でも姿勢が破綻しにくく、結果としてミスが減る方向に働きます。
デュアルステージS1(DUAL STAGE S1)(2022年モデル)は、細かなバンプ処理を優先したセッティング指向のモデルです。DUAL STAGE S1は、初期作動が軽く、根っこやブレーキングバンプでハンドルが暴れにくいのが長所です。軽量リヤユニットの恩恵で取り回しも良く、タイトな林間でも切り返しがスムーズです。低速のコントロール域で踏ん張りが効き、足元のグリップ感が掴みやすい一台です。サグを浅めにするとパンプで伸びが出るなど、遊び方に合わせた調整が効きます。
エアライトFR(AIRLIGHT FR)(2023年モデル)は、エアサスの特性を活かして車体重量を抑えたフリーライド寄りの一台です。AIRLIGHT FRは、登り返しでの脚当たりが軽く、下りに入るまでの移動が苦になりません。リンク周りの剛性を高め、着地でヨレにくいので、軽さと安心感を両立しています。連続ジャンプの着地で踏み直しやすく、狙った姿勢に戻しやすい性格です。
カイコウラ27(KAIKOURA 27)(2025年モデル)は、荒れた海岸線のトレイルを想定した安定志向のモデルです。KAIKOURA 27は、前後の入力が同時に入る場面で姿勢が乱れにくく、ブレーキを残したままでもラインが安定します。長めの下りで疲労が溜まってきても挙動が読みやすく、攻めるより“外さない”走りに向きます。路面が荒れても速度が落ちにくく、結果的に安全マージンが増えるタイプです。
このブランドは、上記の名作以外にもユニット思想を活かしたモデルが数多くあります。実際に購入した人のセッティング例や走行感の違いは、下のレビュー一覧で確認すると比較がしやすいです。
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