エイスインチ(EIGHTHINCH)-詳細レビュー
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エイスインチ(EIGHTHINCH)は、ミルウォーキー発のフィクスドギヤ(固定ギヤ)カルチャーに特化したブランドです。
ネーミングの由来は1/8インチで、固定ギヤで一般的な厚歯規格(ギヤとチェーンの厚さ)をそのままブランド名に落とし込んでいます。
高性能で高品質な製品を、できるだけ手の届く価格で提供することを掲げ、フレームから小物まで“実戦的な道具”としてまとめているのが特徴です。
固定ギヤはシンプルな構造ゆえ、フレーム精度や規格の取り回しが走りの気持ちよさを左右します。チェーンラインのズレは回転抵抗や異音に直結し、ドロップアウトの剛性が足りないと張り調整がシビアになります。エイスインチは、そうした基礎部分を外さない設計で、街乗りでもトラックでも“素直に回る”方向を狙っています。
代表的な4130クロモリ素材は、硬さ一辺倒ではなく粘りがあり、細かい振動を角の立たない感触に変えます。さらにバテッド加工を入れると、不要な重量を落としながら必要な部分の強度は確保できるため、ダッシュの軽さと乗り心地のバランスが取りやすくなります。
また、オーバーサイズのアヘッドとストレートフォークの組み合わせは、ブレーキングやダンシングで前輪がヨレにくく、狙ったラインを維持しやすい構成です。ブレーキ穴やダボ穴の有無は用途を分ける要素なので、通勤なら制動と積載、トラックならクリーンな見た目と剛性、といった選び方がしやすいのも利点です。
総括として、エイスインチは“規格の素直さ”を土台に、カスタムで遊べる余白を残したブランドです。パーツ選びで性格が変わる固定ギヤだからこそ、ベースの整合が取れているフレームは長く付き合えます。
固定ギヤの面白さは、ギヤ比とケイデンスの関係が“誤魔化せない”ところにあります。軽めのギヤで回して脚を作るか、重めで踏み切って直線を伸ばすかで、同じ道でも体感が変わります。だからこそ、フレーム側は癖が少なく、ホイールやコグ交換でセッティングを変えても挙動が崩れないことが重要です。
実際の運用では、フロントブレーキだけで安全側に振る人もいれば、前後で制動を分けて雨天対応をする人もいます。ブレーキ台座の位置やフォークの剛性がしっかりしていると、レバー入力がコントロールに直結し、長い下りでも怖さが減ります。さらに、ハンドル幅やステム長を詰めたときにも直進が落ち着くと、街中のすり抜けでも疲れにくくなります。
パーツ面では、1/8規格は丈夫ですがチェーンの張り具合がシビアになりやすいので、テンションを決めたらロックナットを確実に締め、定期的に緩みチェックをするのがコツです。こうした基本が守れると、固定ギヤは驚くほどトラブルが少なく、シーズンを通して同じ“回り心地”を楽しめます。
ハブの固定ボルトやコグの締め付けなど、シンプルな構造ほど“締結の基本”が走りの安心感に直結します。エイスインチのように規格が揃っていると、交換部品の選択肢が広がり、結果として長期運用がしやすくなります。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
SCRAMBLER(2024年モデル)
SCRAMBLERは、4130クロモリをバテッド加工して軽量化しつつ、街の段差に負けない芯を残したフレームセットです。オーバーサイズ・アヘッド対応のストレートフォークを組み合わせることで、ハンドル入力がダイレクトに伝わり、コーナーの切り返しがキビキビします。サイズ展開が広いので、前傾を深く取るか、街乗り寄りに起こすかの調整もしやすいです。フレーム重量が軽いと漕ぎ出しの反応が鋭くなる一方、クロモリらしいしなりで路面のギャップを受け止め、長距離でも腰が痛くなりにくい方向です。カラー選びで雰囲気が変わるのも固定ギヤらしい楽しみです。
ROWDY TRACK(2022年モデル)
ROWDY TRACKは、トラック寄りのジオメトリで“踏み出しの軽さ”を前面に出したモデルです。短めのリア三角でホイールベースを締め、スプリントでの反応を上げています。チェーンテンション調整がしやすいドロップアウト形状を想定し、固定ギヤ初心者でも張り調整で悩みにくいのが実用的です。細かな入力に対して前後が同時に動く感覚があり、バンク走行やスキッドの練習でも車体の反応が読みやすいです。初めてのトラックフレームとしても取り回しやすいキャラクターに寄せています。
MILWAUKEE COMMUTER(2023年モデル)
MILWAUKEE COMMUTERは、固定ギヤを通勤に落とし込むための現実解として、制動と積載を意識した仕様です。ブレーキ運用を前提にフロント周りの剛性を確保し、太めタイヤで路面の荒れをいなせるクリアランスを持たせます。単速らしい軽快さを残しながら、毎日使う道具としての安心感が高い一台です。フェンダーやライトなど実用装備を載せても挙動が重くなりにくいよう、直進安定性を重視した味付けが想定されます。日々の走行距離が伸びる人ほど、こうした“疲れにくさ”が効いてきます。
1/8 COG & CHAIN KIT(2025年モデル)
1/8 COG & CHAIN KITは、ブランド名の由来でもある厚歯規格を軸に、駆動の抵抗を減らす方向でまとめたセットです。噛み合いが安定すると、ペダリングが重い状況でもガタつきが出にくく、チェーン鳴きのストレスが減ります。消耗品を同一規格で揃えられるので、メンテ周期の見通しが立つのもメリットです。歯数を変えるだけでギヤ比が変わり、同じルートでも心拍の上がり方が変化します。パーツをまとめて揃えると互換で迷わず、固定ギヤの入門セットとしても便利です。
SCRAMBLER RAW EDITION(2026年モデル)
SCRAMBLER RAW EDITIONは、SCRAMBLERの基本設計をベースに、素材感を活かした仕上げと耐久寄りの仕様を想定した2026世代です。フレームの粘りを残しつつ前輪のねじれを抑えるため、フォーク周りの剛性配分を見直し、荒れた舗装でもハンドルが暴れにくい方向に寄せます。見た目の“通”な雰囲気と、毎日回せるタフさを両立したモデルです。表面処理の違いは見た目だけでなく、傷の付き方や手入れのしやすさにも影響します。雨天走行が多い人は防錆ケアとセットで考えると、長く“味”として楽しめます。
フレーム以外の小物を含めたラインアップや、購入者の実走レビューは下記リンクから辿れます。
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