チタニア(TITANIA)-詳細レビュー
⇒【チタニア】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー38件】
⇒【チタニア】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー393件】
⇒【チタニア】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー168件】
チタニア(TITANIA)は、TIG(ティグ)というチタン加工専門メーカーが販売するブランドです。社名はTIG溶接に由来し、素材加工の現場力をそのままフレーム作りに持ち込んでいるのが特徴です。
またチタニウム・グループという意味も含んでおり、新日鉄と共同開発したオリジナルの純チタンUTT75のパイプを用いた各種バイクフレームをラインアップしています。
設計、製作、部品加工など、社内で一貫して対応しており、ディメンジョンオーダーはもちろん小物等のスペシャルオーダーにも対応できるのが魅力のブランドです。
チタンは錆びにくく、素材自体の減衰もあって乗り心地が“しっとり”しやすい一方、設計次第で反応も鈍くも鋭くもなります。チタニアは丸パイプで自然な伸びを出す系と、異形チューブでレース寄りに寄せる系を用意し、素材感を残しながら狙いを作り分けているのが分かりやすいです。
オーダー対応の強みは、フレーム寸法だけでなく、細かな部品加工(小物、マウント、取り回し)にまで及びやすい点です。普段乗りで使うボトル位置やバッグの干渉、好みのハンドル落差まで先に想定して詰めると、完成車になったときの満足度が上がります。
外観面では、チタン地の質感を活かすだけでなく、電解発色のようなオプションで“自分だけの色”に振れる余地があるのも魅力。見た目の所有感はもちろん、長く乗るほど愛着が増える素材なので、仕上げの選択肢が多いのは嬉しいポイントです。
UTT75と社内一貫加工の組み合わせは、チタンの“しなやかさ”を狙い通りに仕立てやすい。 同じチタンでも、パイプの選び方と溶接・加工の精度で乗り味は変わります。丸パイプで素直な弾みを出すのか、異形チューブで反応を上げるのか――設計の方向性がモデルごとに分かれているのが分かりやすいです。
サイズは490〜600mmを10mm刻みで選べる流れが語られ、体格に合わせて“無理のない前傾”を作りやすいのも実用面で大きいポイント。フレーム単体で見たときの軽さだけでなく、長距離で疲れにくい姿勢を作れるかを基準にすると、チタンの良さが活きます。
チタンフレームはカーボンほど“設計で一気に性格を変える”ことはしにくい反面、芯のある乗り味を保ったまま当たりを丸めやすく、日々のコンディション差にも強い素材です。ペース走からツーリングまで一台でこなしたい人にとって、万能さがそのまま価値になります。
メンテナンス面でも、塗装の剥がれや小傷が致命傷になりにくく、長く使いながら自分のセッティングに育てていけます。ハンドル・サドル・タイヤの選択で乗り味が素直に変わるので、最初から完璧を狙うより“組みながら詰める”のが楽しいタイプのフレームです。
なお、チタンは設計が過度にレース寄りだと硬さが先に出ることもあるため、走る距離や路面の荒さに合わせて管形状の方向性を選ぶのがコツです。
チタニアはレース用途の剛性感も、ツーリング用途の当たりの柔らかさも、どちらもチタンらしい質感の中でまとめようとします。以下では、同社の作り分けが見えやすい5モデルを取り上げ、パイプ形状や狙いの違いが分かるように説明します。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
0Z-M210(2022年モデル)は、同社を代表する丸パイプフレームモデルとして語られます。丸パイプならではの素直なバネ感で、路面の当たりが角張りにくく、踏み込みもスムーズに繋がる方向。チタン加工専門メーカーとしての溶接精度が前提にあり、ディメンジョンの好みに合わせて“癖のない1本”を作りたい人に向きます。脚当たりを柔らかめにしたい人は、タイヤを太めに振るより先にフレーム側の“しなり”で稼げるので、結果として転がりのロスを抑えやすいのも利点です。
OZ-R210 DTメガ(2023年モデル)は、ダウンチューブにプレス加工による異形パイプを採用し、レースに必要な剛性を十分に確保しながら、チタンならではのマイルドさも高次元で狙ったモデルです。重量は1420g(510mm)とされ、反応を上げたい場面でも過度に硬く感じにくいのが持ち味。ペダリング入力を受け止めつつ、長丁場で脚を削りにくい方向の“レース向けチタン”です。異形ダウンチューブの効果で、ダンシングでも芯がぶれにくく、登りのリズムを崩しにくいのが想像しやすいでしょう。
OZ-OCR210(2024年モデル)は、ダウンチューブをクロスオーバル加工し、ヘッド側に縦剛性、BB側に横剛性を持たせる発想で作られたモデルです。加速で腰が遅れにくい一方、チタン特有の当たりの柔らかさで身体へのストレスを抑えます。重量は1360g(510mm)とされ、写真で語られる虹色の電解発色はオプション設定という点も“所有感”をくすぐります。縦と横の剛性配分が語られるモデルなので、コーナーの立ち上がりで“前へ出る”感覚を求める人ほど違いが出ます。
OZ-R210(2025年モデル)は、ロングディスタンスレースや高速ツーリングに適したスタンダードモデルです。丸パイプを基調に、チタンの乗り心地を素直に味わえる方向で、長い下りや荒れた路面でも腕や背中に疲労が溜まりにくいのが強み。重量は1330g(510mm)とされ、日常のメンテ性と走りの伸びを両立した“基本形”として選びやすい一本です。スタンダードだからこそ、ハンドル落差やステム長で性格が変わり、ポジションの作り込みに応えてくれるタイプです。
OZ-TR210(2026年モデル)は、フルオーダー対応という強みを活かし、通勤〜週末ロングまで守備範囲を広く取りたい人向けに想定したツーリング志向モデルです。パイプ剛性を欲張りすぎず、荷物を積んだときの安定感や直進性を重視。UTT75の質感を活かしながら、ハンドル位置や乗り手の柔軟性に合わせてディメンジョンを詰められるため、長期的に付き合える“相棒”になりやすいです。長距離での疲労は、剛性の高さよりも“無理のない姿勢が保てるか”で決まりやすいので、オーダーの真価が発揮されます。
チタニアは上記以外にもパイプ径や仕様違いの展開が語られ、同じ系統でもオーダー内容で印象が変わります。購入前は実走のレビューやオーナーの組み方(ホイール・タイヤ・ポジション)まで確認し、狙いの乗り味に近い仕様を選ぶと納得しやすいでしょう。
⇒【チタニア】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー38件】
⇒【チタニア】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー393件】
⇒【チタニア】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー168件】
⇒【チタニア】 ロードバイクとスマホ! 【レビュー1033件】