ラレー(RALEIGH)-詳細レビュー
⇒【ラレー】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー44件】
⇒【ラレー】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー288件】
⇒【ラレー】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー133件】
ラレー(RALEIGH)は、1888年に創業し、125年の歴史を誇る英国の老舗です。プレスラクや内装変速システムを開発するなど、英国の自転車発展に大きな貢献をしたブランドでもあります。
近年日本で流通しているラレーは日本のアラヤと協力し合ってできたものです。しかし、ヘッドバッヂやブリティッシュグリーン、クラブマンモデルのラインアップなどブリティッシュ生まれのアイデンティティはそのまま継承されています。
現在は、クラシカルなツーリングモデルからレーシングスペックのロードバイクまで幅広くラインナップを展開しています。
老舗らしい価値は、単なる懐古ではなく、細身フレームのしなりや、長く使う前提の部品選びといった“道具としての哲学”に表れる。
とくにクロモリ系ではレイノルズ631のような高級パイプを採用するモデルがあり、軽さと粘りを両立させて、路面の細かな振動を丸める乗り味を作りやすい。
ブリティッシュグリーンやヘッドバッヂの意匠は見た目の満足感に直結するが、同時にフェンダーやキャリアを似合う形で載せられるので、ツーリングや通勤に“使い倒す”方向でも強い。
アラヤとの協力体制により、日本の路面事情やサイズ感に合った仕様が用意されやすい点も、日常用途で選びやすい理由になる。
ロード寄りの軽快さを求めるか、街乗りでの利便性を優先するかで最適解は変わるが、ラレーはその両側を同じ世界観で繋げているのが面白い。
ツーリングモデルではフェンダーやラックの装着可否が実用性を左右するが、ラレーはクラシカルな外観に実用品を自然に溶け込ませやすい。
クロモリは素材の特性上、サイズ選びとタイヤ選択で性格が大きく変わる。太めタイヤでしっとり走るのも、細めタイヤで軽快に転がすのも似合うのが強みだ。
また、英国ブランドの文脈ではクラブライド文化が背景にあり、一定ペースで長く走ることに向くジオメトリが好まれる傾向がある。ラレーのツーリング志向モデルはその延長線上にある。
一方で、フラットバーロードや小径車など、都市生活に合わせたカテゴリーも積極的だ。伝統の意匠を残しつつ、現代の通勤環境に適応するところが“老舗の更新”に見える。
部品が入手しやすい規格を中心に構成されているため、長年乗っても修理や交換がしやすい。長期保有のしやすさは、価格以上の価値になる。
英国由来のクラブマン文化では、仲間と一定ペースで走り、道中の景色や会話も楽しむ。ラレーのクラシカルなモデルは、その文化の延長として“速すぎない速さ”を持ち、日常の移動でも同じリズムを持ち込める。
日本仕様では、段差や路面の継ぎ目が多い環境でも扱いやすいタイヤクリアランスや、パーツ供給の現実を踏まえた構成がありがたい。飾りではなく、長く乗るための実利が残っている。
クラシカルな塗装やロゴは一見すると趣味性に見えるが、夜間や雨天の視認性、汚れの目立ち方など実用面にも影響する。ラレーは落ち着いた色味でも上品に見える仕上げで、街中でも浮きにくい。
同じ距離でも、速さを競う日と景色を味わう日では求める乗り味が違う。ラレーの良さは、その両方を受け止める“余白”があるところだ。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
カールトン-F(CARLTON-F)(2026年モデル)
カールトン-F(CARLTON-F)は、クロモリながら軽量性の高いレイノルズ631パイプを採用したネオクラシカル系ロードで、細身フレームの伸びやかな加速感が持ち味だ。
この価格帯でフル105という破格のスペックも魅力で、消耗品の交換やアップグレードを前提に長く付き合いやすい。
CARLTON-Fは“クラシカルな見た目で普通に速い”というギャップがあり、週末のロングライドでも気分が上がる。
クロモリ特有の粘りが、荒れた路面でも速度が落ちにくい感触として出やすい。
ラドフォードクラシック(RADFORD-CLASSIC)(2024年モデル)
ラドフォードクラシック(RADFORD-CLASSIC)は、ラレーのクロモリロードと同じ設計思想を受け継ぎつつ、フラットバーと快適装備で街中の利便性を高めたスピードバイクだ。
クッション性の高いサドルや扱いやすいハンドル角で、信号の多い市街地でも疲労が溜まりにくい方向にまとまっている。
クラシカルな雰囲気を残しながら、普段着で乗っても違和感が少ないのが嬉しい。
RADFORD-CLASSICは日常の移動で“速すぎない速さ”が心地よく、信号の多い街でリズムが作れる。
クラブスポーツ(CLB)(2022年モデル)
クラブスポーツ(CLB)は、2004年にラインアップされて以来人気を伸ばしたクロスバイクで、ブルックスのB17革サドルや同色フェンダーがクラシカルな空気を濃くしている。
革サドルは乗るほどに馴染み、濃い飴色に育てていく楽しみも味わえる。見た目だけでなく、長距離での座り心地にも寄与する点が実用的だ。
CLBは“街乗りのエレガントさ”とスポーツ性の折衷として完成度が高く、日常の移動がそのまま趣味になる。
フェンダーが標準装備に近い感覚で、天候を気にせず使えるのも“街の足”として強い。
ラドフォード7(RF7)(2025年モデル)
ラドフォード7(RF7)は、TIG溶接のアルミフレームとエアロブレードのカーボンフォークを採用し、基本構成はロードバイクそのものに近いフラットバーロードだ。
重量は約9kg台と軽量で、リア10速のロード系コンポ(例えばTiagra)を軸に、ブレーキやBB、カセットも含めてシマノで固められている。
ステム径がφ31.8mmのためドロップハンドル化も視野に入れやすく、“ロードへ寄せる遊び”が残されている。
ロード由来のパーツ構成なので、スポーツ走行に慣れてくるほど伸びしろを感じやすい。
RSWスポーツ(RSS)(2023年モデル)
RSWスポーツ(RSS)は、街中から週末のサイクリングまで馴染む20インチ小径スポーツで、従来のリヤ7速からリヤ8速へアップデートした流れを汲む。
フレーム同色のフェンダーを標準装備しているため、雨上がりの路面でも服を汚しにくく、日常の“使える時間”が伸びる。
RSSは小径車らしいキビキビ感と実用装備の両立で、短距離の移動でも楽しく回せる。
小径車は加速が軽い反面、速度が乗った後の安定感が課題になりやすいが、フェンダーやポジションで落ち着きを作れる。
ラレーは代表的なモデルだけでも用途の振れ幅が大きい。下の体験レポートやインプレを読んで、ツーリング志向か街乗り志向か、どの仕様が自分の生活に合うかまで確かめると選びやすい。
⇒【ラレー】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー44件】
⇒【ラレー】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー288件】
⇒【ラレー】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー133件】
⇒【ラレー】 ロードバイクとスマホ! 【レビュー1184件】