フォーカス(FOCUS)-名車の証
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フォーカス(FOCUS)は、元シクロクロスチャンピオンのマイク・クルーゲが立ち上げたハイエンドスポーツサイクルメーカーだ。
現在はドイツの最王手自転車メーカーであるダービーサイクルの傘下にあり、レーシングスペックのバイクを中心にラインナップしている。製品に対する厳しいテスト体制を整えており、高い品質を保っているのが魅力だ。
ハイモジュールカーボンを素材としたフレーム製作を得意としている。コラテックを扱うグロープライド(旧ダイワ精工)が輸入販売に力を入れている。
フォーカスプヽイクスはヨーロッパの大手企業ダービー社のプロユースによリドイツで誕生した。
創立は1992年で、シクロクロスの世界チャンピオン、マイククルーグの手による。
フォーカスが手かけるのは、プロ選手やアスリートがデザインしたスポーツ車およびクロスバイクのみ。
クルーゲ自身がフォーカスのマウンテンバイクに乗り勝利を重ねたことで、タービーサイクルヴェルケ社の製品の魅力を高めた。同様にドイツ初のマウンテンバイクのプロチームやチームミルラムのバイクスポンサーとなることに貢献し、1996年のアトランタオリンピックでも注目を集めた。
フォーカスのバイクでシクロクロスのドイツチャビオンとなったヨークアレンツは現在、フォーカスのブランドマネージャーを務めている。
2006年に登場したフォーカス初のカーボンフレームは、世界で最上級のエアロタイナミクス効果をもつタイムトライアル用バイクを生み出した。
このIzalco Chrono 1.0はタイムトライアルの専門家であるアンドレアスウォルサーとの共同開発だ。
コンポーネントには大手ブランドのスラムのRedを採用し、フォーカスを愛用するアスリートたちの国際舞台での勝利に貢献した。
デザインエンジニアのファビアンジュケルによれば、重量と空気抵抗の軽減に貢献するテーバードチューフとともに、このバイクの強度の高さは、今やさほど高価格ではないフォーカス・バイクスの特徴でもあるという。
シクロクロス世界選を3度制したマイク・クルーゲによって、92年に創設されたフォーカス。
その転機は意外なところから訪れた。
後に自動車メーカーのフォードが「フォーカス」というモデルを発売し、この名前を先んじて商標登録していたフォーカスは、フォードから多額の和解金を得る。
これにより同社のバイク作りの理想はさらに花開き、総合スポーツバイクブランドとして突き進む。
そして2011年には自国のチームミルラムにバイク供給を果たし、現在のAG2Rに至るまでトッププロヘの供給を通じて製品開発とプロモーションを行ない、世界的なブランドヘと成長しつつある。
フォーカスの魅力は最新のイザルコシリーズを見ても顕著だが、独創性際立つ設計を行ないながらもそのすべてにムダはなく、優れた走行性能に直結して、ユーザービリティに高い機能性を備えることだ。
まじめにして高い技術力を有する、ドイツの工業製品を地で行くメーカーといえる。
イザルコマックス1.0は、フレーム795g、フォーク295gの軽さを誇るフォーカスの最高峰。
ツールでJ・ぺローの個人総合成績2位の走りを支えた。
===【往年の傑作モデル 詳細解説】====
クレプロSL 3.0(CULEBRO SL 3.0)は、レースからツーリングまで、幅広い用途で活躍できるオールラウンドなロードバイクです。ハイドロフォーミングのアルミフレームにより、優秀な軽量性を実現しています。レースシーンで活躍するドイツのフォーカスの人気モデルです。液圧成型のトリプルバテッド軽量アルミフレームを採用し、コンポーネントにはシマノ「105」と「Tiagra」をミックスしています。下り坂のコーナーなど、負荷が掛かるシーンでの安定性を高めるテーパードヘッドチューブを採用するなど、レースからツーリングまでをしっかりこなせる高性能を備えながら、手の届く価格にまとめられているのが嬉しいです。ケーブルはフレームに内蔵され、見た目も美しいです。
アリーバRR2.0(ARRIBA RR 2.0)は、同クラスのロードバイクを超える軽量性をもったハイスピードクロスバイクです。ロードバイクと共通のジオメトリで、スパルタンな走りを楽しむことができます。
アリーバ4.0(ARRIBA 4.0)は、直進安定性と軽快な反応性を兼ね備えたスポーティなクロスバイクです。奇をてらわない質実剛健なつくりなので、これからサイクリングを始めたいというビギナーに最適です。
マレス AX 4.0 ディスク(MARES AX 4.0 DISC)は、フォーカスのシクロクロスバイクシリーズ、マレスをベースにしたツーリングバイクです。ディスクブレーキを採用しているので悪天候でも安定した制動力を発揮します。
ホイッスラー(WHISTLER)は、スポーッスペックのMIBであるレイブンシリーズの遺伝子を受け継いだエントリーモデルです。油圧式ディスクブレーキを装備し、強力なストッピングパワーを実現ています。
プラネット(PLANET)は、モダンなグラフィックデザインが特徴的なアーバンバイクです。前後ディスクブレーキに内装変速システムを組み合わせ、 トラブルフリーで高い機動性を確保しています。
ブラックフォレスト 29R 5.0(BLACK FOREST 29R 5.0)は、クロスカントリーからファンライドまで幅広く楽しむことができる29erです。軽さと耐久性を兼ね備えたハイドロフォーミングフレームがスムーズなライディングを演出しています。
ロストラグーン CS 3.0(LOST LAGOON CS 3.0)は、MTBに近い仕様をもちながらアーバンライドでの機動性を追求したモデルです。フロントサスペンションはロックアウト機構を備え、スピード走行性能も高めています。
コレンテ(CORRENTE)は、フルアリレミの本格的なロードフレームとカーボンフォークに、シマノ・ティアグラを組み合わせた本格的なフラットバーロードです。ホイールにもシマノ・WH―
R500を奢り、タイヤにはウィットリア・ランドナー700×28Cを履いています。街を軽快に走りたいという人に最適なモデルです。
イザルコ PRO 1.0(IZALCO PRO 1.0)は、キビキビ反応するわけではないが踏力にリニアに対応するフレームのモデルです。フォークは後ろにオフセツトしたようなアールをもち、上から見てハの字に形状設計され、落ち着きを演出していて絶対剛性は高いです。形状的にもBBがたわまないボリュームですが、レスポンスがゆったりしているのがもったいないです。スタビリティもこのようなつくりなので、つねに安心感があります。バランスは良好ですが、ボリュームで剛性を出しているようなストレートフォークをつけてみたくなります。フォークの形状がインフオメーションにも影響していてコーナリングではわずかに大人しさが出ますが、積極的にハンドリングすることもいとわないです。コンフオート性能は標準レベル以上です。とくに微振動の吸収がいいです。上りはどちらかというと回転重視です。下りは思いのほか飛ばせ、落ち着きがあるレーシングバイクという雰囲気です。ロングライドによいでしょう。フレームのシルエットは最近のトレンドに従ったものですが、繊細なイメージもあります。踏めば加速しますし、コーナーワークも良くこなせ、攻撃性と快適性がうまく同居しています。レースにも使えますが、ロングライドにも向いています。
カヨ EV 5.0(CAYO EV 5.0)は、ミドルモデルながらも、バリュープライスを実現しています。ヘッド周辺から内蔵するなど、いろいろこだわっています。フォーカスもプロに供給し始めて、わりと長くなってきました。本当にブロに必要な剛性のものを世の中にそのままストレートに表現して出したというガチガチに硬質なものがありましたが、あれはあれで意味があって、そこからより一般の人が乗りやすいというのがこのモデルです。ブロスペック同様にシャープなデザインで、トップアマチュアまででしたら満足するスペックです。ディテールもこれは設計担当がワイヤー処理などを含め、開発したものです。チェーンステーの取り回しとか本当にこだわっています。すべてがワイヤーの処理中心に考えられています。フォークはかなり剛性に余裕があり、ドイツ人というと割と身体が大きなイメージがありますが、そういうライダーが乗っても安心の剛性があるモデルです。
バリアード3.0(VARIADO 3.0)は、低価格ながら高級感にあふれた初めてロードバイクに乗る人にうってつけの1台です。パウダーコート塗装を施し、傷が付きにくく耐久性、耐候性に優れています。ドイツアッセンブリーモデルでは、フロント・トリプルギヤを採用し、ビギナーでも坂を上りやすくしています。
カヨ・チーム105は、創始者マイク・クルーゲの数々のレース経験に基づいて緻密に設計され、ダイレクトな推進力を生み出すレースバイクです。名門チーム、ミルラムをほうふつさせる鮮やかなブルーとホワイトのカラーリングで本物のレーシングスピリットを感じることができる仕上がりです。
バリアード・エキスパート・ティアグラは、トップライダーからフィードバックしたジオメトリーによって製作された、フォーカスのエントリーモデルです。軽量なアルミフレームは剛性も高く、ライダーのパワーを効率よく推進カヘと変換します。この価格帯ながら美しい仕上がりをみせるパウダーコート塗装も魅力的です。
イザルコ・チームミルラム・デュラエースは、フォーカス自慢のフラッグシップロードです。最高級のハイモジュラスUDカーボンを素材とした軽量カーボンフレームと3TFUNDAフロントフォークとの強力なコンビネーションに新型デュラエースが加わり、比類なき動力性能を誇ります。近年はチームミルラムの選手たちも乗っています。
このブランドは、上記以外も魅力的なモデルを沢山製造しています。カタログでは分からない実際に購入したユーザのクチコミ評判やインプレ、生の声は以下をご覧ください。
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