バニラ(Vanilla)-名車の証
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ガレージを基地とするポートランドのバイクビルダーの中で今最も注目されているのが、サッシャ・ホワイト氏の「バニラ・バイシクルズ（Vanilla
Bicycles）」です。
ホワイト氏は10年ほど前にポートランドに移って来て、しばらくはバイク・メッセンジャーをしていました。
ある日メッセンジャー用バイクのフレームが破損し修理に出した時、彼は自転車のフレームの造りに惚れ込んでしいます。
そしてその方法を学び、その後は、振り返ることなく熱中してきました。
ディテールに特別なこだわりを見せる彼のフレームの美しさは、見るものすべてを魅了します。
その評判は徐々に広まり、今では、大きなガレージのような空間のスタジオ（最初は本当のガレージで作業していた）で、1台当たり$４０００以上する手作り自転車を年間40台以上も作るようになりました。
それでも殺到する注文に対応しきれず、現在は5年も待たないと入手できないという状況です。
今、ポートランド市内には彼のようなフレームビルダーが36人いますが、彼らが自分たちの手作り製品の素晴らしさを語り合うとき、成功者の手本として必ずあがるのがホワイト氏の名前です。
オレコン州ポートランドは極めて高品質なハンドメイドバイクの中心地で、このことにはバイク職人のサシャ・ホワイトも関係しているかもしれません。
1999年以来、彼のバニラ・バイシクルズ工房は組立職人や塗装職人などの職人が住み着き、丹念に作り上げるカスタムバイクは年間約50台に限られ、ランス・アームストロンクのような名自転車選手ですら予約待ちの状態です。
ホワイトは、この小さなチームの主要デザイナー兼フレームビルダーです。
彼は顧客とじかに会つて、彼らに試作バイクのペダルを踏んでもらい、その測定結果から得られたカスタム仕様のデータを自分のコンピュータに入力し、顧客の体型やスタイルに合わせていきます。
彼の作品は最近ニューヨークのミュージアム・オブ・アーツ・アンド・デザインでグループ展示として特集されました。
彼はヘンリージェームズのラグを銀ロウ付けするなど、洗練されたパーツを美しく見せることに定評があります。
コロンバス、デタチャイ、トゥルーテンバーの強固で軽量なチューブは、バニラのツーリングバイク、シティバイク、トラックバイク用のスチールフレームとして用いられています。
これらすべての受注生産バイクには、ロードバイクや通勤バイク、オフロードバイクの要素が備わり、レトロな特徴と珍しい色合いのペイントが融合しています。
バニラのTrackフレームにあるアラベスク模様の接合部まで、古いトラクターや年代物のオートバイの見た目がモチーフになっています。
装備品はカンパニョーロのコンポーネントやコンチネンタルのタイヤを選べます。
バニラの頼もししヽ通勤バイクはフェンダーやライト、荷台が一体化しており、バニラのTrackのフレームと同様に惜しむことなく手間をかけています。
英国ブルックスの革製サドル、ハッチンソンのTop Speedタイヤ、ダブルレックのキックスタンド、リアの固定荷台、上品な合金製ハンドルといったものは、すべてオプションとなります。
＝＝＝【往年の傑作モデル 詳細解説】＝＝＝＝
このブランドは、上記以外も魅力的なモデルを沢山製造しています。カタログでは分からない実際に購入したユーザのクチコミ評判やインプレ、生の声は以下をご覧ください。
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