タイタスサイクルズ(TITUS CYCLES)-詳細レビュー
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タイタスサイクルズ(TITUS CYCLES)は、創業者クリス・コカリスがアンプリサーチ社のホルストリンクを使ってチタンフレームを発表して以来、ホルストリンク採用のフルサスフレームを長年に渡り製作してきたパイオニアです。
歴史の長さゆえに蓄積されたノウハウも膨大で、それを駆使したサスペンションフレームは、あらゆる地形において他の追従を許しません。ウルトラマラソン系のクロスカントリーレースにおける高いシェアからも性能が伺えます。
フルサスを選ぶ際に迷うのは、トラベル量の数字だけでは“走りの濃さ”が決まらない点です。リンクの動き方次第で、踏み込んだときに沈みすぎず、かつ下りでしっかり動くという相反する要素が両立できます。タイタスが長年ホルストリンクを作り続けた理由は、まさにそのバランスを詰める余地が大きいからでしょう。
また、タイタスのモデルはカテゴリの幅が広く、XC寄りの軽快なものからオールマウンテン寄りの下り対応まで揃います。数字上は同じトラベルでも、ヘッド角やリアセンター、BBハイトの設定で“曲がり方”や“踏める姿勢”が変わるので、走る山域や脚質から逆算するのが近道です。
リンク機構はベアリングやピボット周りのメンテが乗り味に直結します。剛性が落ちるとコーナーでの追従が鈍くなるため、整備前提で“長く性能を保てる設計か”を見ると、カタログ以上に差が出ます。タイタスは競技での使用が多いだけに、その現実的な視点が文章の端々から読み取れます。
ホルストリンクはブレーキング時の動きや路面追従のバランスを取りやすいリンク方式として語られ、同じトラベル量でも“踏める時間が長い”方向に寄せやすいのが強みです。タイタスはそのリンクを前提に、ピボット位置や剛性配分を独自に詰め、単なるコピーではない乗り味を作り込んできました。
登りでの効率と下りでの安定を、同じフレームの中で両立させようとする姿勢がTITUSらしさです。 反応の鋭さだけでなく、荒れた連続入力でラインを外さない“粘り”を重視する人ほど価値が出ます。
素材面でも、カーボンだけでなくアルミやチタンの選択肢が語られ、同一設計思想のままキャラクターを変えられるのが面白いところ。軽さを優先するのか、耐久性やしなやかさを残すのかで、同じモデル名でも組み上がりが変わります。
カーボンは瞬発の反応や軽さを出しやすく、アルミは扱いやすさとコスト、チタンはしなやかさと耐食性を残しやすい――素材の長所がそのまま用途に直結します。タイタスは同一思想のまま素材を選べる流れが語られるため、走りの方向性を変えずに“質感”だけ調整したい人にとって選びやすいブランドです。
特に長い登り返しが続く山域では、リンクの踏み抜けの少なさがそのままタイム差や体力差に繋がります。
タイタスは“レース機材”と“山遊びの道具”の間を行き来するモデルが多く、どこで遊ぶか(登りが長い/下りが荒い/トレイルが高速)を先に決めると選びやすいです。以下では代表的な5モデルを取り上げ、用途の違いがイメージできるように説明します。 体重やペダリングの癖まで想定すると、適正トラベルの感覚が掴みやすくなります。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
FTMカーボン(2022年モデル)は、新型フルカーボンスイングアームやカーボンチェーンステイの採用で、軽量化と高強度化を狙ったフレームです。カーボンの反応の良さで踏み出しが軽く、トレイルの小さな起伏でも速度が落ちにくい方向。チェーンスタックによるダメージを防ぐシールド装備が語られるなど、実戦での使い込みを想定した作りもポイントです。登り返しが多いトレイルでは、軽さがそのまま“余裕”になるので、エンデューロ系の遊び方でも武器になります。
Xカーボン(2023年モデル)は、ホルストリンクを採用しつつ、タイタス独自のピボット位置設定で軽快さを作ったモデルです。従来モデルより115g軽量化しながら15%以上の強度アップに成功したとされ、登り返しの多いコースで“走りが重くならない”のが魅力。ロングレースでも脚を温存しながらペースを刻みたい人に向きます。リンクの動きが素直なので、空気圧やリバウンド調整の違いが分かりやすく、セッティングで自分好みに追い込みたい人向けです。
エル グァポ(2024年モデル)は、155mmトラベルを誇るオールマウンテン寄りの下り系フレームです。軽量化したチュービングを新たに採用し、従来比でさらに軽くした流れが語られます。BBはハマーシュミット装着も前提に作られているとされ、荒れた下りでの安定だけでなく、登り返しを現実的にする“使える下り機材”として成立させている点が面白いところです。荒れた下りでスピードが上がるほど安定感が効くタイプなので、バイクパークや岩場の多い山域で評価が上がります。
MOTOLITE(2025年モデル)は、4Xからフリーライドまで幅広く対応するバイクで、トラベル量を4〜5インチの間で調整できる点が特徴です。遊び方が変わってもフレームを替えずに済み、セッティングで性格を振れるのが強み。アルミフレームが語られ、Rユニットにフォックス・RP3が挙がるなど、信頼性と扱いやすさを重視した“万能トレイル”寄りの一台です。“遊びの幅”を優先したい人が、まず最初に選びやすいモデルと言えるでしょう。
RACER-X(2026年モデル)は、4インチトラベルを確保しながらも2.3kgの超軽量を実現したとされるモデルです。軽い車体を生かして山中でも激しい走行が楽しめる一方、登りでのペダリング効率も捨てない方向。カーボンシートステイの採用や、Rユニットにフォックス・RP3が挙がる点などからも、クロスカントリー寄りの実戦仕様として組みやすいことが分かります。軽量フルサスのメリットは、下りだけでなく平坦移動や長い林道でも効いてくるため、総合的に速い走りを作りやすいです。
タイタスは上記以外にも素材や仕様違いの展開があり、同じカテゴリ名でも“遊び方”で正解が変わります。購入前はコース条件の近いインプレや、長期使用者の整備・破損談まで見ておくと、リンク機構の好みも含めて判断しやすくなります。 走る場所の路面と、メンテ頻度(リンク周りの点検)まで含めてイメージすると、後悔が減ります。 迷ったら、用途の軸をRACER-X(軽快)かMOTOLITE(万能)で先に決めると整理しやすいです。
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