ゲイリーフィッシャー(GARY FISHER)-詳細レビュー
⇒【ゲイリーフィッシャー】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー17件】
⇒【ゲイリーフィッシャー】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー143件】
⇒【ゲイリーフィッシャー】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー138件】
GARY FISHER(ゲイリー・フィッシャー)は、“MTBの父”と呼ばれるGary Fisherの発想から生まれた、ジオメトリの革新に強いブランドです。初期のMTB文化を形にした存在で、ただ走破性を上げるだけでなく「操れる速さ」をどう作るかを一貫して追ってきました。
ゲイリー・フィッシャーの文脈でよく語られるのが、フロントセンターやヘッド角などを見直して安定と旋回性を両立させる考え方です。特に大径ホイールの普及期には、直進の落ち着きと、低速での曲げやすさを同時に狙う設計が注目されました。数字をいじること自体が目的ではなく、ライダーの入力が“素直に”車体へ伝わることが狙いです。
その後はTrek傘下で開発が続き、コレクションとしての位置づけになっても、考え方そのものは色濃く残っています。レース系の軽量ハードテイルから、街やツーリングに寄せた多用途モデルまで、ラインアップの方向性は幅広いままです。走りの癖が読みやすいフレームとして評価されています。年代を問わず共通して聞かれるポイントです。
乗り味の観点では、前輪の接地感が強く、荒れた路面でラインを外しにくいという声が目立ちます。反面、セッティング次第で“落ち着き過ぎる”印象にもなるため、ステム長やハンドル幅で反応を調整すると扱いやすさが増します。サグの取り方やタイヤの空気圧が走りの印象に直結するので、そこを詰めるほど楽しくなるタイプです。
古いモデルを今組み直すなら、1x化やワイドレンジ化で現代の登りに合わせたり、ブレーキ周りを見直して安心感を増やすのが王道です。フレームの骨格がしっかりしているぶん、パーツ更新で“今の乗り方”に寄せやすいのも魅力でしょう。
要するにゲイリー・フィッシャーは、流行を追うより先に、走りの理屈を作ってから形にしてきたブランドです。いじって育てる楽しさを含めて、長く付き合えるMTBを探す人に向きます。
とくに29erの文脈では、段差を丸めて速度を落としにくい一方、取り回しが重くなりがちという課題がありました。そこをフロント周りの長さや角度で調整し、切り返しを“必要以上に遅くしない”方向でまとめたのが、ゲイリー・フィッシャーらしいアプローチです。大径ホイールの良さを引き出す設計は、今見ても学ぶ点が多いでしょう。
中古で組む場合は、規格(ハブ幅、ブレーキ台座、シートポスト径など)を先に洗い出し、手に入りやすいパーツで現代化するのがコツです。タイヤは少し太めを選び、空気圧を下げて接地感を作ると、当時のフレームでも驚くほど走りが落ち着きます。古さを“弱点”にせず、素材として楽しめるのがこのブランドの面白さです。
このブランドの面白さは、“速く走らせる手順”が分かりやすい点にもあります。サスの動きを整え、タイヤで接地感を作り、最後にコクピットで反応を微調整する。順番を踏むだけで扱いやすさが伸びやすく、試行錯誤がそのまま成果になります。機材いじりが好きな人ほど、長く沼にハマれるタイプです。
古い車体ほど、ハンドル位置の数ミリが体感差になります。まずはサドル高を決め、次にリーチを合わせるだけで、同じフレームでも“別物”のように走ることがあります。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
ゲイリー・フィッシャーのモデルは、レース系・トレイル系・街寄りと方向性が分かれています。ここでは“今の走り方に寄せやすい”5モデルを、再構成の視点で解説します。
2026年モデル SUPERFLY 100(スーパーフライ100)
2026年モデルのSUPERFLY 100(スーパーフライ100)は、軽快な登坂性能と下りでの余裕を両立させたいクロスカントリー系の王道です。100mm級のサスペンションストロークを前提に、ペダリング効率を損ねにくいジオメトリでまとめられており、登り返しが多いコースでも脚を残しやすいのが持ち味。大径ホイールで段差をいなして速度を保ちたい人に向きます。軽さだけに寄らず、ハンドルを切った瞬間に前輪が遅れないので、コース取りの修正がしやすいのも利点です。コースを攻めたい人は、軽いホイールと転がりの良いタイヤで一気に性格がシャープになります。
2025年モデル HIFI PLUS 29(ハイファイプラス29)
2025年モデルのHIFI PLUS 29(ハイファイプラス29)は、29インチの走破性を“遊べるトレイル”に落とし込んだ系統です。太めのタイヤと安定寄りの前後バランスで、荒れた路面でもラインが散りにくく、スピードを上げても怖さが出にくいのが特徴。街からトレイルへ自走で繋ぐような使い方でも、余計な神経を使わず走れます。下りで余裕が出るぶん、登りはギア比とサグ調整でテンポを作ると、全体のバランスが整います。下りの余裕があるぶん、ブレーキを握る時間が減り、結果として走り全体が滑らかになります。
2024年モデル MONTARE(モンターレ)
2024年モデルのMONTARE(モンターレ)は、ゴールドシリーズ系アルミフレームを核に、頑丈さと扱いやすさを優先した方向のモデルです。トレイル寄りの構成で、フォークやドライブ周りを実用的にまとめ、コーナーでの腰の据わりを出しやすいのがポイント。タイヤ選びで走りが大きく変わるので、舗装路を多く走るなら転がり重視、山を多く走るならグリップ重視で性格を作れます。頑丈さを活かして、街乗り+林道のような“雑に使う用途”でも頼りになり、パーツを替えて長く育てられます。丈夫な素材感があるので、トレイル初心者が“怖がらずに慣れる”ための一台にも向きます。
2023年モデル MENDOTA(メンドータ)
2023年モデルのMENDOTA(メンドータ)は、ツーリングやフィットネス用途まで視野に入れた万能型として語られがちです。大きめホイールの安定感を活かしつつ、サスペンション量や装備を控えめにして、メンテの手間を増やし過ぎないのが狙い。長い距離を淡々と走る日でも、前輪が落ち着くので疲労が溜まりにくい印象になります。通勤用途ならキャリアやフェンダーの干渉を確認しつつ、タイヤで快適性を稼ぐと“実用バイク”として完成します。舗装と未舗装が混ざるルートでも破綻しにくく、用途が揺れやすい人ほど助けられます。
2022年モデル CRONUS(クロノス)
2022年モデルのCRONUS(クロノス)は、MTBブランドらしいハンドリング思想をロードに持ち込んだ異色枠です。反応の速さよりも、速度域が上がったときの安定と、長時間の姿勢維持を重視して設計され、ロングライドで肩や腰が疲れにくい方向に寄せられます。荒れた路面でもラインを保ちやすく、“走りながら整える”タイプのロードとして面白い存在です。ロードとしては落ち着いた味付けなので、初めてロングライドに挑戦する人にも、攻め過ぎない相棒になります。路面の情報を拾いすぎないので、荒れた舗装のロングでも心が折れにくいロードです。
当時の実測重量や、乗り味の違いに触れたオーナーの声が気になる人は、下のクチコミ欄も読み込むと復刻・再生の方向性が決めやすいです。
⇒【ゲイリーフィッシャー】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー17件】
⇒【ゲイリーフィッシャー】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー143件】
⇒【ゲイリーフィッシャー】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー138件】
⇒【ゲイリーフィッシャー】 ロードバイクとスマホ! 【レビュー1144件】