トランジションバイクス(TRANSITION BIKES)-詳細レビュー
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トランジションバイクス(TRANSITION BIKES)は、Kyre YoungとKevin Menardが2002年にワシントンで立ち上げた、ライダー発想のMTBブランドです。
彼ら自身が熱心なMTBライダーだったからこそ、当時のバイク価格や“ユーザー目線の不足”に疑問を持ち、「もっとユーザーライクのバイクを」と作り始めた経緯が語られています。
設計の根っこにあるのは、スペック表で勝つことより、実際のトレイルで“楽しい”と感じる時間を増やすことです。今でも彼らがライダーとしてテストを繰り返し、違和感を潰していく姿勢が続いています。
トランジションは、走るほどに『このバイク、分かってる』と感じられる癖の少なさが魅力で、初心者から上級者まで扱いやすい方向へ寄せています。
ラインナップはオールマウンテンやフリースタイル寄りの色が強く、下りで安心できることを前提にしながら、登り返しで置いていかれないようバランスを取るのが上手です。単にストロークを増やすだけでなく、取り回しの良さを残す設計思想が見えます。
日本の里山トレイルのように、低速の切り返しから短い下り、そして登り返しが連続する環境では、バイクの“扱いやすさ”が疲労に直結します。トランジションは、その部分でメリットが出やすく、ラインを外しても立て直しやすい安心感があります。
選び方は、下りの攻め方と遊び方で決めやすいです。ジャンプやスロープスタイル寄りの遊び方ならBOTTLEROCKET系、一本で幅広く走りたいならCOVERT系、よりレースやビッグドロップを見据えるならGRAN MAL系、といった整理ができます。
また、パーツ構成の自由度も意識されており、BB幅やスルーアクスルなど、組みやすさの要素が語られる点は実用的です。“理想の走り”を、現実的なパーツ選択で組み上げられるのが嬉しいところです。
トランジションの文章には“ユーザーライク”という言葉が出てきますが、これは価格だけの話ではなく、実際に壊れやすいポイントや消耗しやすい部分を理解したうえで、オーナーが運用しやすい形に寄せる姿勢も含みます。パーツ規格の選び方に触れるのは、その象徴です。
走りの面では、バイクが勝手に曲がっていくというより、乗り手が意図した操作に素直に返す方向にまとめられています。ブレーキングからの向き変え、抜けの良いコーナーでの加速など、連続する動作が繋がりやすいのが“テストの積み重ね”を感じる部分です。
セッティングの自由度も大切で、サスペンションの圧や減衰を少し変えたときの変化が掴みやすいと、上達のスピードが上がります。トランジションはその点で反応が読みやすく、初めて本格的にセッティングに挑戦する人にも向きます。
サイズやポジションは、下りの安心感だけでなく、登り返しでの疲労にも直結します。ハンドル幅やステム長を調整して“曲げやすい姿勢”を作ると、同じモデルでも一段乗りやすくなり、バイクの意図が伝わりやすくなります。
まとめると、トランジションバイクスは、ライダーの体感を最優先にしながら、現実的な運用まで見据えたMTBブランドです。トレイルを一本増やしたい、遊び方の幅を広げたい、そんな人に向きます。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
コバート(COVERT)(2022年モデル)
コバート(COVERT)は、トランジションのオールマウンテン系フレームとして、シングルトラックでの取り回しと安定感を両立させたモデルです。スタンドオーバーハイトを低く抑えたフレームデザインで、タイトな区間でも身体を動かしやすく、ライン変更の自由度が上がります。軽さだけで押すのではなく、トレイルでの“扱いやすさ”に振った一台です。短い登り返しでトラクションを掛け直す場面でも、車体が暴れにくく、体力を削られにくいのが助かります。一本でどんなコースも走りたい、という欲張りな目的に応える万能型です。
ボトルロケット(BOTTLEROCKET)(2023年モデル)
ボトルロケット(BOTTLEROCKET)は、スロープスタイル向けの発想を持ちながら、トレイルでも多用途に使えるマルチな性能を狙ったモデルです。ショック吸収性と安定感が数値以上に感じられる方向で、ジャンプの着地や荒れた路面でも姿勢を崩しにくくなります。里山トレイルのような速度域でも扱いやすく、遊び方を固定したくない人に向きます。遊びに寄せたジオメトリでも“走れる”範囲が広いので、一本で色々試したい人の練習用としても相性が良いです。ショックのセッティングを詰めると着地の安心感が増し、パークでの反復練習がより楽しくなります。
GRAN MAL(2024年モデル)
GRAN MALは、レースでの使用を前提に、ビッグドロップを攻略できるよう設計されたハイパフォーマンスフレームです。83mmのBB幅や150x12mmのリヤスルーアクスルなど、パーツ構成を現実的に組みやすい規格が意識されている点が特徴です。剛性と安定感を軸に、速度域を上げたときほど真価が出るタイプです。パーツの入手性を考えた規格の選択は、長く運用するうえで効いてきて、シーズン中のトラブル対応も現実的になります。速度域が高いほど姿勢が安定しやすいので、コースの難易度を上げたい人のステップアップにも向きます。
PRESTON FR(2025年モデル)
PRESTON FRは、下り中心の遊び方を想定しつつ、フリースタイル寄りのコントロール性を重視したモデルです。車体を振っても遅れにくく、着地で姿勢を立て直しやすい方向性があり、パークやトレイルで“動かして遊ぶ”人に合います。無理に硬さだけを求めず、反応の素直さで攻めやすさを作る一台です。下りでの安心感が欲しいけれど、ただ重くてだるいのは嫌、という人にとって、操作の軽さが武器になります。コントロール重視の人ほど“手の内感”が出ます。
TRAIL OR PARK(2026年モデル)
TRAIL OR PARKは、名前の通りトレイルとパークの両方を視野に入れ、一本で遊び方を広げたい人に向けた提案のモデルです。ペースの速い下りでの安心感を持ちつつ、低速の切り返しでも扱いにくくならないよう、バランス側にまとめています。コースや気分で遊び方が変わる人ほど、武器になりやすい一台です。地形に合わせてジャンプを飛んだり、トレイルで速度を上げたりと、同じ一日で遊びが変わっても受け止めてくれます。
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