GP デザインパートナーズ(GP Design Pertners)-名車の証
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ヨーロッパのパイクデザイナーたちは再生可能な素材を探し求めている。
それらの素材が金属やカーボンファイバー以上の機能をもつからだ。
JANOは、ローランド・カウフマンによる木製自転車のプロトタイプで検証用にラミネーション加工が施されている。
製作はウィーンのGPデザインパートナーズが担当した。
JANOのフォルムはモペット(ペダル付きオートバイ)や曲げ木加工したスキー板と類似しているが、このフォルムの発想の原点となったのはスチール製のまっすぐなパイプではなく、曲げやすい素材のほうにあった。
「木はヨーロッパには潤沢にある材料だ。カーボンファイバーのように衝撃とノイズを吸収し、スチールのように応答性も高い。また、本材は横方向の剛性も高く、張力もねじり剛性もある。その軽さを維持するには、ラミネーション加工を施すだけでいい」とカウフマンは語る。
JANOは目に見える部分での操作感が小気味よい。
れはソフトタッチな仕上げとユーザーフレンドリーな技術が用いられているからだ。
具体的には、コンパクトな内装変速ハブギア、メンテナンス不要のハブと注油不要の歯付きベルトドライフに連結した後輪サスペンション、低負荷のハブダイナモが電源を供給する一体型LE
Dライトとリフレクターといったものだ。
フレーム内の空洞には充電可能なバッテリーやモーターが格納されているので、電動アシスト車にもなる。
マウンテンバイクやロードレーサー、クロスバイク、そしてシティサイクルさえ、それぞれのバイクは目的に沿ってデザインされているが、JANOはこれらのバイクと異なり、ハイブリッドタイプとしてレジャーや長距離の通勤通学のために作られている。
荷物運搬用には、パニアバックや荷台がオプションとして提供されている。
このバイクの小回りの利くハンドルと26インチのホイールのおかげで、カーブや蛇行した道もしっかり走行できる。
価格は高級なレース用バイク1台分と同程度だ。
＝＝＝【往年の傑作モデル 詳細解説】＝＝＝＝
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