ビーエイチ(BH)-詳細レビュー
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ビーエイチ(BH)は、スペインを代表する老舗ブランドで、正式には「Beistegui Hermanos(ベスタギ兄弟)」の頭文字から名付けられました。1909年の創業当初は火器(銃器部品)メーカーとしてスタートし、バレル鋼管づくりで培った精密加工の知見を、自転車フレームのものづくりへ転用して発展してきた背景があります。
近年のBHは「軽さ」と「空力」を同じ土俵で最適化する開発思想が色濃く、エアロ形状の見直しだけでなく、剛性配分・振動吸収・ハンドリングの“素直さ”まで含めてトータルで作り込むのが特徴です。ペダルを踏んだ瞬間の反応と、長時間走った後の疲労の少なさを両立させるために、BB周辺の剛性と上部フレームのしなりをどう分担させるか、といった設計の詰め方が丁寧です。
製造面でも、カーボンモノコックの成形精度を上げるための工程管理に力を入れており、フレーム内部に高い圧力をかけながら成形して材料密度を高めることで、気泡やムラを減らして狙い通りの剛性・耐久性につなげる、といった考え方が見られます。結果として「軽いのに芯がある」「踏むと素直に前へ進む」といった乗り味に結びつきやすいのがBHらしさです。
また、ケーブル内装やディスクブレーキ前提の設計、ホイールベースやトレイル値の調整など、現代ロードの“当たり前”を早い段階から取り入れ、プロチームへの供給を通じて改良を重ねてきました。ヨーロッパを中心に販売台数を伸ばし、近年は北米でも認知が広がっています。ラインナップは、ピュアレーサーからロングライド志向、グラベル、Eロードまで幅広く、同じ「速さ」でも目的に合わせて選びやすいのが魅力です。
BHのバイク選びで迷いやすいのは、見た目が近いモデルでも「得意分野」が少しずつ異なる点です。たとえば、巡航の伸びを優先するエアロ系、登りと加速の軽快さを優先する軽量系、長距離で身体が固まりにくい快適系、舗装と未舗装をつなぐグラベル系、そして体力差を補って走る楽しさを増やすEロード系――同じブランド内で明確に性格が分かれています。
選ぶときは、(1)乗り方(レース/ロング/通勤・フィットネス/未舗装)(2)路面(荒れた舗装・峠・平坦)(3)求める速さ(巡航か、加速か、登りか)を先に決めると失敗しにくくなります。加えて、ディスク用ホイールの互換性、タイヤクリアランス、ケーブル内装の整備性なども、購入後の満足度を左右するポイントです。
さらにBHは、同一モデル名でも完成車グレードが複数用意されることが多く、フレームの基本設計は共通のまま、コンポーネントやホイール、ハンドル周りの統合度(内装ルーティングの範囲)で乗り味と扱いやすさが変わります。最初から上位グレードで“完成形”を狙うか、ベースグレードで始めてパーツ更新で育てるか、という楽しみ方ができるのもBHの良いところです。
最後に、サイズ選びは“スペック以上に満足度を左右”します。BHはヨーロッパブランドらしく、サイズごとのジオメトリ差が明確なので、身長だけで決めずにリーチやスタック、普段の前傾の深さを目安にすると失敗しにくくなります。可能なら試乗やフィッティングで、ハンドル位置とサドル高の無理のなさを確認しておくと安心です。
ここでは、まずBHというブランドの輪郭を押さえたうえで、2022年以降に登場・更新された代表的な5モデルを“要点が一目で分かる”形でまとめます。購入前にチェックしたい「用途」「乗り味の方向性」「向いている走り方」を意識して読んでみてください。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
AEROLIGHTは、2022年に大きく注目されたBHのエアロ系フラッグシップ。空気抵抗を抑える造形と軽快さのバランスがテーマで、一定ペースの巡航だけでなく、登り返しやコーナー立ち上がりの“踏み直し”でも失速しにくいのが持ち味です。特徴的なフォーク形状(AIR BOW FORK)は、整流だけでなく、路面からの細かな振動をいなしてハンドル周りの落ち着きにも寄与します。レース志向の人はもちろん、速い巡航でロングを楽しみたい人にも合う「万能エアロ」という立ち位置です。 平坦での高速巡航と、坂での軽さをどちらも捨てたくない人の“1台目の本命”になりやすいでしょう。 空力寄りの見た目ですが、登りでの扱いやすさも意外と大事にされています。
ULTRALIGHTは、2023年以降のBHを象徴する軽量オールラウンダー。ヒルクライムの軽さだけでなく、速度変化への反応とコーナーの切り返しの気持ちよさが売りで、山岳+平坦が混ざるコースでも万能に戦えます。軽さを狙うほど乗り味が硬くなりがちですが、ULTRALIGHTは「踏めるのに扱いやすい」方向に振っているのがポイント。シッティングで淡々と登るだけでなく、ダンシングのリズムにも素直に付いてくるので、峠が続くルートで気持ちよく走れます。 一方で脚の力だけで押し切るタイプではなく、ケイデンス高めで回して走る人にも相性が良いモデルです。 登り中心のイベント参加や、軽快な乗り換えを求める人にフィットします。
RS1は、2024年モデル以降に人気が伸びている「高性能×快適」の中核。長時間サドルに乗るグランフォンドや、週末のロングライドで、踏めば進む反応と、下りでの安心感を両立したい人向けです。リア周りは機敏さと安定感のバランスを狙い、急な下りでもラインが暴れにくい設計。高い速度域で“怖くない”ことは、結果的に速さにつながります。脚力よりも走りの質を上げたい人におすすめです。 特に長い下りでブレーキを残しつつ曲がる場面でも、車体が過敏に反応しにくい点が安心材料になります。 「速いけど疲れにくい」を狙うなら、まず候補に入れたい一台です。
iRS1は、2025年モデルとして注目されるEロード(電動アシスト)系。登りでのペース維持や向かい風区間の“脚の消耗”を減らしつつ、ロードらしいポジションと走行感を残す方向性です。グループライドで脚力差が出やすい局面でも巡航を保ちやすく、行動範囲を一段広げてくれます。運動としての“しんどさ”をゼロにするのではなく、走る楽しさを長く続けるための補助輪として考えると、非常に実用的なカテゴリーです。 通勤やフィットネス目的でも、距離が伸びていくほど「買ってよかった」と感じやすいジャンルです。 Eロードに慣れると、峠越えの計画が一気に現実的になります。
GRAVEL X EVOは、2026年モデルでさらに選択肢が広がったグラベル系の代表格。長距離を想定した安定志向のジオメトリと、荒れた路面をいなす余裕が特徴で、舗装+未舗装をつなぐ旅的ライドに強い1台です。タイヤ幅を太めにしてグリップと快適性を優先しても、スポーツバイクらしい反応を失いにくく、ロードの延長線で“速く遠くへ”を狙えます。荷物を積んで走る日と、軽装で飛ばす日を同じフレームで楽しみたい人にも向きます。 太めタイヤで未舗装を楽しみつつ、舗装路に戻ったらロード的にスッと速度を乗せたい人におすすめです。 グラベル用の中でも“ロード寄り”のスピード感を重視する人向けです。
このブランドは、上記以外も魅力的なモデルを沢山製造しています。カタログでは分からない実際に購入したユーザのクチコミ評判やインプレ、生の声は以下をご覧ください。
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