クラフトワークス(CRAFTWORKS)-詳細レビュー
⇒【クラフトワークス】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー30件】
⇒【クラフトワークス】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー116件】
⇒【クラフトワークス】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー195件】
クラフトワークスは、ダウンヒルやフリーライドのように「落として走る」遊びを軸に、壊れにくさと整備のしやすさを同じ重さで考えるブランドです。軽さで勝負するというより、速度域が上がったときにバイクがブレないこと、着地でフレームがよれる不安を消すことに価値を置いています。クラフトワークスという名前からも、作り手の“道具感”を大事にする気配が伝わります。
重い入力が入るジャンルでは、フレーム剛性の出し方が性能に直結します。硬くするだけだと跳ね返りが強くなりがちですが、剛性の方向が整理されていると、バームではしっかり押し返し、根っこでは変に弾かれない、といった“扱いやすい速さ”が出ます。走りの印象が「怖くない」のに「遅くない」あたりに落ちると、攻める余裕が残りやすいのが良いところです。
構造の面で語りやすいのは、シングルピボット系のシンプルさと、セッティングで性格を変えられる余白です。リンクが複雑すぎないと、ガタや異音の原因が追いやすく、ベアリング交換やグリスアップの計画も立てやすい。ハードに使うほど、こういう“手が入る”設計のありがたみが効いてきます。
また、BBハイトを触れるようにしておくと、同じフレームでも遊び方が変わります。低めにしてコーナーで粘らせると、滑りそうな路面でも接地感が残り、逆に上げるとヒットをいなしやすくなる。ゲレンデの荒れ具合や、タイヤの外径変更にも対応しやすいので、シーズンで一台を育てたい人に向きます。
足回りの作り込みも、体感に直結します。ロングストローク車はサグ量が多いぶん、ブレーキ時に前後が沈み込みやすい。そこでリバウンドや圧側の調整を詰めると、制動でも姿勢が乱れにくく、ラインを外したときの立て直しが速くなります。セッティングが決まったときの“走れる感”が強く、乗り手の上達がそのまま速度に変わっていきます。
選び方のコツは、速度域とコースの荒さを先に決めることです。ジャンプ主体なのか、岩場の下りなのかで、必要な剛性とトラベルの考え方が変わります。実際のオーナーが語るタイヤ幅やブレーキローター径、バネレートの話は、スペック表よりも具体的で役に立ちます。購入前後でレビューを読み比べ、同じ場所を走る人の設定を拾うと、失敗がぐっと減ります。
セッティングを詰めるときは、フロントとリヤの“沈み方の比率”を意識すると迷いが減ります。前だけ沈むとハンドルが重くなり、後ろだけ沈むとラインが膨らみやすい。サグを揃えたうえで、ブレーキ時に沈み込みすぎるなら圧側を少し足し、ギャップで跳ねるならリバウンドを落ち着かせる、といった順番が分かりやすいです。小さな調整で走りが変わるので、記録を残しながら詰めると上達が早いでしょう。
もう一つ大事なのは、消耗を“前提にして守る”視点です。チェーンガイドやプロテクター類を最初から付けておくと、フレーム側の傷を減らせます。ブレーキパッドやベアリングなど、交換が必要な部位を先回りで把握しておけば、急な不調でも慌てません。ハードに遊ぶ人ほど、こういう地味な準備が効いてきます。
最後に、パーツの相性も見逃せません。ダウンヒル用の強いブレーキと、剛性のあるホイールを合わせると、フレームの良さが出やすい。逆に軽量パーツでまとめると、安心感より遊びやすさが前に出ます。自分が欲しい“怖さのなさ”を基準に、組み方を決めると迷いません。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
S1(2024年モデル)は、ダウンヒルレースとハードなフリーライドを真面目に想定した、骨太なフレームセットです。S1はアルミ素材を前提に、フレーム単体で約4.5kg級という“頑丈さ優先”の割り切りがあり、着地で腰が砕けにくい安心感があります。リヤはマニトウ・スウィンガー6ウェイ(204mm)クラスのストロークを受け止める前提で、荒れた下りでも速度を落とさず踏んでいけます。BBハイトを調整できるので、低重心でコーナーを粘らせる方向にも、ヒット回避を優先する方向にも寄せられる。シングルピボットを採用している点も、点検の見通しが立ちやすく、ハードユースでも維持しやすい理由になります。
S2(2022年モデル)は、同ブランドの中では“漕ぎ”と“下り”の折り合いを取りやすいミドルレンジの考え方が光ります。S2は高い剛性を残しつつ、トラベルを過剰にしないことで反応を速くし、コースのつなぎでスピードを作りやすい性格です。サスペンションの初期作動を軽くすると路面追従が伸び、逆に圧側を締めるとポップ感が出るので、同じフレームでも遊び方に合わせて振れ幅を作れます。登り返しで脚を残したい人は、ギア比とサグを控えめにするとバイクが前へ進みやすい。下りで攻めたい日は、タイヤを太めにして接地感を作ると、安心して速度を上げられます。
RidgeLine(2023年モデル)は、バイクパークの連続コーナーや小刻みなギャップで、切り返しの気持ちよさを狙ったモデルです。RidgeLineは前後剛性のバランスを詰め、フロント荷重を作りやすい方向に寄せているため、バームでタイヤを噛ませたときの反発が素直に返ってきます。ハンドリングが軽すぎないので、高速域でフレームが“迷う”感じが出にくい。踏み切りのタイミングを合わせやすく、空中姿勢の修正もしやすいので、ジャンプの本数を重ねるライダーに向きます。セッティングはリバウンドを速すぎない側に寄せると、着地後の収まりが良くなり、次の動作につながります。
Torque-DH(2025年モデル)は、レース志向のセットアップを前提に、安定感と制動時の姿勢変化を抑える方向へ寄せた一台です。Torque-DHは荒れたセクションでブレーキを握っても前後が突っ張りにくく、ラインが乱れたときのリカバリーが速い性格を狙えます。ヘッド周りやピボット周辺を厚めに作る発想なら、ハードブレーキングや着地の負荷を気にせず攻めやすい。ローター径やパッド材を攻め寄りにすると、減速が楽になり、視線を先へ送る余裕が生まれます。タイヤのケーシング強度を上げておくと、リム打ちの不安が減り、攻めの集中力を切らしにくいモデルです。
S1 EVO(2026年モデル)は、S1の骨太さを残しつつ、現代的なセッティング幅を広げたアップデート版という立ち位置です。S1 EVOはリヤサスの動き出しをマイルドにして小さなギャップのいなしを増やし、底付き付近は粘るように支える方向を狙えます。フレームの剛性感は維持しながらも、長時間の下りで疲れが溜まりにくい側へ寄せられるので、ゲレンデの本数を重ねる人に相性が良い。ハンドル幅やステム長で操作の“重さ”を調整し、コースに合わせたコントロール性を作れるのも強みです。パーツ交換でキャラクターを変えやすく、長く主力として使い続けられます。
どのモデルもセッティングで表情が変わるため、購入後はサグやバネレートの実例を見ながら詰めると近道です。転倒で傷みやすい部位の報告も役立つので、レビューは“速さ”より“壊れ方”の観点で読むとヒントが増えます。
⇒【クラフトワークス】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー30件】
⇒【クラフトワークス】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー116件】
⇒【クラフトワークス】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー195件】
⇒【クラフトワークス】 ロードバイクとスマホ! 【レビュー744件】