ヴォリュームバイク(VOLUME BIKE)-詳細レビュー
⇒【ヴォリュームバイク】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー22件】
⇒【ヴォリュームバイク】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー316件】
⇒【ヴォリュームバイク】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー69件】
ヴォリュームバイク(VOLUME BIKE)は、プリモを90年代の大御所ブランドに育て上げたラ・マノキャムと、ストリート界のカリスマライダーであるブライアン・カスティロが1999年にロサンゼルスで設立した、ライダーのためのライダーブランドです。
BMXブランドとしていち早くトラックバイクを取り扱い始めた先見性があり、ストリートの“遊びの速度域”を自転車の設計に持ち込んだ点が評価されます。
チームライダーのシグネチャーモデルは、フレームステッカーにいたるまでライダー本人がデザインするというこだわりがあり、単なる色替えではなく“乗り手の癖”を形にする文化が根付いています。
トラックバイクは固定ギヤのシンプルさが魅力ですが、ストリートで使うと、段差・急制動・狭い旋回など、競技場とは別の負荷が掛かります。そこで重要になるのがフレーム剛性の出し方と、耐久性、そしてトリック時の足当たりやクリアランスです。ストリート系は“壊れにくさ”が性能になります。
ヴォリュームバイクはクロモリ素材を軸に、ヘッド角やチェーンステー長などを“扱いやすさ”寄りに振ることで、回しやすさと安定感を両立させようとしています。短いチェーンステーはクイックですが暴れやすく、長いと安定します。街での速度域を想定すると、その中庸をどう作るかがセンスになります。
また、固定ギヤ/フリーの選択、ハンドル幅やステム長、タイヤ幅など、組み方でキャラクターが激変するのもトラックバイクの面白さです。フレーム側が癖の少ない設計だと、カスタムで狙いを作りやすく、結果として“自分の一台”に育ちます。
固定ギヤはスキッドやペースコントロールなど独特の操作感があり、慣れると“脚で路面を感じる”面白さがあります。ただし、街では安全と法規を優先し、ブレーキを省かない運用が現実的です。フレーム側がブレーキ台座やクリアランスを確保していると、用途の幅が広がります。
サイズ選びは特に重要で、ストリートでのトリックは上体の動きが大きいため、ロードのように前傾を深くし過ぎると扱いにくくなります。逆にアップライト過ぎると踏み込みが弱くなるので、トップチューブ長とステムで“動ける余白”を作るのがコツです。
ギヤ比の設定も楽しさを左右します。軽めに振れば発進や登りが楽で、重めに振れば巡航が伸びますが、脚への負担が増えます。ヴォリュームバイクのようにフレーム側が安定していると、ギヤ比を変えても挙動が読みやすく、試行錯誤がしやすいでしょう。
加えて、ストリートでは転倒や接触のリスクがあるため、ヘッドセットやハブ、クランクの耐久を含めた“総合剛性”が効いてきます。見た目だけでなく、消耗品の交換サイクルを前提に組むと、長く安心して遊べます。
最後に、シグネチャーモデル文化があるブランドほど、同じカテゴリでも“狙いの違い”がはっきりしています。自分がやりたい動き(流す/飛ぶ/回す)を言語化してから選ぶと、フレーム選びが一気に楽になります。
総括すると、ヴォリュームバイクはストリート由来の実戦感をベースに、トラックバイクを“乗り物”として成立させるための設計思想を持ったブランドです。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
スラッシャー THRASHER(2026年モデル)は、カッターでの成功に甘んじず次のステップに進むべく開発されたモデルで、チームライダーやトリックライドに詳しいライダーのフィードバックが濃く反映された一本です。フレームはクロモリを軸に、踏んだ時の反応を残しつつ、着地の衝撃でヨレにくいバランスを狙います。ドロップアウトの位置決めが素直だとチェーンテンション調整が楽になり、ストリートでの整備性が上がります。純正フォークなど周辺パーツを合わせれば、前後バランスが揃い、トリックの入力が素直に返ってくる設定にしやすいです。
カッター CUTTER(2025年モデル)は、ブランドを代表するベースモデルとして、固定ギヤのダイレクト感を活かしながら、街で扱いやすい安定性を狙った設計です。直進でフレームが落ち着くと、信号の多い区間でも疲れにくく、トリック前後の速度調整もしやすくなります。初めてのトラックフレームでも癖が出にくいので、ハンドルやタイヤで自分好みに寄せやすいでしょう。まずは標準的なタイヤ幅と無理のないギヤ比で乗り、慣れてから尖らせると“怖さ”が減ります。
バンダル VANDAL(2024年モデル)は、トリック寄りに振ったジオメトリを想定したモデルで、バースピンや細かな切り返しで“足元の軽さ”を出したい人向けです。BB周りをしっかりさせると、踏み直しの反応が良くなり、短い距離での加速が気持ち良くなります。タイヤクリアランスを広めに取っておけば、荒れた路面でも空気圧を下げて安心して遊べます。足の置き場がシビアな人は、クランク長やペダルの厚みでも印象が変わるので、フレームと一緒に調整すると良いでしょう。
レイル RAIL(2023年モデル)は、街の段差や路面の荒れを想定し、耐久と快適性の両立を狙ったモデルです。クロモリのしなやかさを活かして微振動を丸め、長時間流しても手首に来にくい方向へ。シンプルな構成だからこそ、ホイール剛性やスポークテンションが走りに直結し、組み方で性格を作り込みやすいのも魅力です。街の荒れた路面では、空気圧を少し落として接地感を増やすと、ハンドルの暴れが減り、疲労も抑えられます。
フォージ FORGE(2022年モデル)は、ストリートの消耗戦に耐える“丈夫さ”を前面にしたモデルで、多少ラフに扱ってもフレームが鳴きにくい方向性です。トリックを繰り返すと各部に小さなストレスが溜まるため、溶接部の剛性配分や補強の入れ方が効いてきます。普段使いと遊びを両立させたい人には、安心感がそのまま楽しさに変わるでしょう。丈夫さを活かすなら、普段使いの荷物運搬や通勤にも振り切りやすく、生活の中で“使って鍛える”一台になります。
上のモデル以外にも、ライダーのスタイルに合わせた選択肢が考えられます。実際の購入者レビューや組み方の実例を見て、街の速度域で“扱いやすいセッティング”を探してみてください。レビューを見るときは、使用路面(段差の多さ)とセッティング(ギヤ比/タイヤ幅/ブレーキ)を書いている投稿を優先すると、自分の用途に寄せやすくなります。最終的には、毎日触れる整備性が楽しさを支えます。
⇒【ヴォリュームバイク】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー22件】
⇒【ヴォリュームバイク】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー316件】
⇒【ヴォリュームバイク】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー69件】
⇒【ヴォリュームバイク】 ロードバイクとスマホ! 【レビュー1178件】