ウィリエール(WILIER)-名車の証
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創業は、なんと今から100年以上も昔の1906年。商人であったピエトロ・ダン・モリンの手により生まれたウィリエール(WILIER)は世界選手権優勝をはじめ、数々のビッグタイトルを獲得してきたイタリア屈指の老舗中の老舗ブランドでです。
ウィリエール(WILIER)は、弱虫ペダルにも登場する人気・評判のブランドです。
マルコ・パンターニやアルベルト・シモーニ、ダミアーノ・クネゴ、アレッサンドロ・バッランなど、そうそうたるトップライダーが駆ってきたウィリエール。
美しいグラフィツクをもち、これまで100年以上もの間、多くのファンを魅了してきました。
かつて世界選手権などのタイトルを獲得したチェント・ウノ氏と、エアロダィナミクスの権威でもあるジヨン・コブ氏がアドバイスを行い製作されたのが、空力特性に優れるフラッグシップモデル"インペリアーレ"です。
ロードレースのみならずタイムトライアルからトライアスロンまで、幅広くレースを志すライダーが手に入れたい一台です。
ウィリエールのブランドとしての歴史は古く、1906年まで遡ります。
イタリア北東部のバッサーノ・デル・グラッパでピエトロ・グル・モリン氏によって起こされました。
ここはお酒のグラッパ発祥の地として知られた場所です。
現在のイメージに近づく出来事は、1945年に会社名をウィリエール・トリエスティーナに変更したことです。
そして、47年からフィオレンツォ・マーニをサポートし、48年のジロ・デ・イタリアを制覇することとなります。
イタリアのロー ドバイクブランドらしく、レースとともにその歴史を刻んできたのです。
しかし、52年に当時のモータリゼーションの流れから業績が悪化し、一度は工場を開鎖してしまいました。
その後69年に、現在の経営陣であるガスタルデッロ家によって、ブランドが再興されます。
彼らはフランドのイメージをそのままにレースのサポートを行ないました。
近年でウィリエール・トリエステイーナの名を世に知らしめた立役者は、なんといってもM・パンターニです。
97年に同社がサポートしていたメルカトーネ・ウノチームでツール・ド・フランスを走り、ラルプ・デュエズ頂上フィニッシュを含む区間2勝を成し遂げ、総合成績でも3位となりました。
もう1人あげておきたいのは、G・シモーニです。
2010年に引退した彼は、ランプレチームでジロ・デ・イタリアに参加しました。そのときに使っていたのはスペシャルカラーのチェントウノSLだでした。
ジロ・デ・イタリアで2回の総合優勝を果たした彼のために、マリア・ローザのビンクがあしらわれていました。
この2人のバイクは、今も本社2階にあるギャラリーに、当時のジャージとともに飾られています。
現在はチーム・コロンビアをサポートし、ジロ・デ・イタリアにも参戦した。商品開発意欲も旺盛で、毎年フラッグシップモデルの新作をリリースしています。
初代ゼロ7に代表されるように、当時の最新規格であったBB386エボをいち早く導入しました。
フレーム重量700gを切る軽量なフレームを作り上げました。
今年モデルチェンジした最新のゼロ7は、フレームの軽さはそのままに、コンピュータ解析を用いて、エアロダイナミクスを向上させています。
加えて、シートポストのサイズを31.6mmから27.2mmにサイズダウンして、軽く、かつ振動吸収性を向上しています。
ワイヤの取り回しに無理がないように、ワイヤアウター受けの位置を再設計。よリユーザーフレンドリーなバイクヘと造化しています。
レースをサポートするという、創業からのキャラクターを大切にしつつ、商品開発に対してはかなり柔軟な動きを見せます。
それが今のウィリエールらしさを作り上げています。
M・パンターニが使用したモデルは、イーストン製のアルミチューブをフレームに採用し、F6のカーボンフォークが取り付けられています。
G・シモーニが最後に使用していたモデル「チェントウノSL」は、当時として、かなり同り剛性感が強いモデルでした。
===【往年の傑作モデル 詳細解説】====
トニ ベヴィラクァ(toni bevilacqua)は、セミドロップハンドルを採用した、クラシカルなスタイルのシングルスピードバイクです。トラッドな胴抜きデザインやシートチューブのアルカンシェルが存在感を放っています。
モンテグラッパ(monte grappa)は、イタリアで最も美しいといわれ、ヒルクライムレースの定番コースにもなっている山の名を冠したエントリーモデルです。質実剛健の性能で、通勤バイクとしても最適なモデルです。
マロスティカ(matostica)は、ビギナーでも安心な、走行安定性の高いジオメトリを採用したフラットバーロードです。アジャスタブルシステムを採用し、ハンドルの高さを容易にセッティングすることが可能です。
チェントウノ 1 SL(CENTO 1 SL)は、乗車前に転がすだけで質感が伝わるバイクです。これならジロ・デ・ロンバルティアのような厳しいコースでも走りたくなります。極端に軽いですが、プロの本気のアタックにも対応する剛性感です。軽く踏んでも軽やかに加速します。大トルクの反応もよくトップ5に入るくらいの良さです。スタビリティは絶妙です。欲を言えばフォークを強化してもらいたいですが一般のライダーには文句なしでしょう。コーナーも思いどおりで、石畳のような応力がかかる路面以外は楽しく乗れます。十分な振動吸収があります。これほどすべてを満たすバイクは少ないです。シッティングからダンシング、ヒルクライムもものすごく得意です。下りは軽い分テクニックが必要ですが、中上級者にはこの上ないモデルです。最先端に触れたいならオススメです。軽さとスタビリティを両立させたバイクとしてもっとも印象に残る1台です。軽いチューブですが、踏めば一級品です。薄さは伝わりますが、大口径チューブによって剛性を発揮します。やや腰高です。下りも同様ですが、クライマー系の人なら軽快に感じるでしょう。あるいは硬さと軽さに慣れればこなせるはずです。平坦や丘での加速性は抜群に優れています。フレーム全体で繰り出される加速フィールで、ギヤが1枚余計にかかっているかのような加速の伸びがあります。グランツールで闘うアレッサンドロ・ペタッキやランプレチームが駆ったのがこのバイクです。軽さ、横剛性、強さ、振動減衰性、そのすべてを高い次元でバランスさせた、正に究極のレースマシンです。
グランツーリズモ(GRANT URISMO)は、もちろん名前の通りにロングライドをターゲットにしています。完成車で8キロ弱と軽量です。ですので、この板状になったシートステーが、その味を出しています。快適性の追求がなされていて、形状からもわかりやすいです。前三角に比べて、シートステーが細いけですが、その感じは伝わります。逆にかなりしっかりしています。グランツーリズモとしてはスポーティな雰囲気があり、デザインも非常に個性があって、とくにトップチューブから細身のシートステーにかけて、弧を描くようにつながっているような造形も個性があります。イタリア系で結構増えてきているのが、ダウンチューブの下がとがった三角になっているタイプです。シートチューブとトップチューブの接合部分もそうです。トップチューブとバックステーが一体化して、シートチューブを挟み込むような形状になってきています。形状設計をだいぶ煮詰めていて、強くて快適というイメージです。チェントウノのイメージの値段ではなく、安価です。シマノ・105の完成車で約31万円です。イタリアらしい、メリハリの利いたグラフィックです。ウィリエールのエンブレムに惚れている人には良いモデルでしょう。
グランツーリズモ レボリューション(GRANT URISMO REVOLUTION)は、すでに同社のミドルレンジモデルにあったグランツーリズモを、ブラッシュアップさせたモデルとなる。おもな進化のポイントは4 つ。ヘッドチューブの上下異径化、フロントフォーク、シートチューブ、ケーブルルーティングだ。ヘッドチュープのベアリングは、チェントウノエアー同様に下ワン1.1/4インチを採用。フォークはよリエアロダイナミクス性能を向上させた形状に変更されている。また重量も軽くなっている。シートチューブは、グランツーリズモではセミインテグレーテツドタイプだつたが、サドル高調節範囲の狭さがネガとしてあった。それを解決し、汎用性が向上している。シフト、ブレーキともワイヤ類はすべてフレームに内蔵される。メンテナンス性を上げるために、アウターストツパーの形状を変更。開口部が大きくなっている。もちろん機械式と電動コンポーネントの両方に対応。カラーリングはブラック×レッドを基調としたデザインから、ライムグリーンなどポップな色遣いや、今年ウィリエールがスポンサードしているテームコロンビアカラーが用意されている。中堅機種としてそつのないパッケージにまとまっている。走りはいたってニュートラルだ。チエントウノエアーと比べてしまうと、やはり重量が気になってしまうところ。だが、どっしりと安定しているともいえる。軽量高剛性なフラッグシップモデルたちは、レースでの使用を前提とされているので、加速やハンドリングなどが、クイックになるよヽつに設計されている。しかし、ロングライドイベントやツーリングなど、そこまで俊敏な味付けを必要としないシーンで使用するなら、むしろ穏やかな動きをするフレームのほうがいい。また、多少雑に扱っても大丈夫そうな、頑丈さを感じるところもまたしかり。細かい路面の凹凸から大きなギャップまで、ロードインフオメーションは素直にライダーに伝わってくる。今までの、グランツーリズモの弱点を解決していると考えればお得なモデルだ。
イゾアールXP(IZOARD XP)は、ロープライス化してますます購入しやすくなった完成車モデルです。アルテグラでも26万円台ですから驚異的に安いです。イゾアールは、見た感じは各チューブが均等な太さで、とくにダウンチューブのボリュームを大きくみせています。特殊な立体断面です。抑揚のある四角形です。それでいて、バックステーは大きく円弧状にカーブさせています。フロントとリアのバランスにギャップがありますけど、意外にも耐えることができます。ダウンチューブの下のほうは自然にねじれるような、全体に応力を分散するような構造になっています。このバイクはミドルの、それもかなりお買い得な価格帯です。どうしても今の求められる剛性を出そうと思うと、軽いものは断面を大きくするしかないので、形状を見たら大体分かります。でもウィリエールはほんとうにブロチームをサポートし始めてから、ここ3年くらい良くなってきています。非常に好調な感じがします。トレックは一様に感じますが、ただ素材が違って、厚みが違うくらいの雰囲気があります。ウィリエールは開発者が1人だったら、味付けは同じようになるでしょうが、モデルによって違うのが不思議な感じです。
クロノ チーム(CHRONO TEAM)は、シロ・デ・イタリア&ツールドト・フランスでも活躍した世界最高クラスのTTバイクです。インテグレーテッドシートマストとスペシャルデザインのエアロフォークが、全面投影面積の極小化の大貢献しています。
インペリアーレは、タイムトライアルバイクで培われた技術を採用し空力特性に優れたフラッグシップモデルです。
チェント ウノSUPER LEGGERA(SL)は、ウィリエール100周年記念"チェント"最高峰モデル。カーボンモノコックフレームを使用し極限まで軽量化している。、ループ形のバックセクションや角形断面のヘツドチューブなど、チェントウノのアイデンティティともいえる特徴的なフレーム構造はそのままに、カーボン素材が見直され軽量化が追求されている。チェンントウノが46tのカーボン素材でフレームを構成するのに対して、SLは46t力‐ボンのLに60tのタイプを積層させることで、剛性を損なうことのない軽さが実現されている。この60tカーボンンとは、デローザ・キング3RSやビナレロ・ドグマ60・1など、各社の最高級グレードに多く採用されている高弾性タイプである。また、素材変更のほかにも、インテグラルBBでは、アルミ製のシェルに肉抜き加工を施し、インテグラルヘッドのカップ部分もカーボン製となり、加えてペイントについても従来とは異なる塗料が使われ軽量化が追求されている。こうして、細部にまでこだわった軽量化により、チェントウノのフーム単体重量が1050gであるのに対して、1割以上軽い920gに仕上げられたウィリエール渾身のフラッグシップである。
踏み出しがふわりと軽くて滑らか、そして素直な挙動で扱いやすくトータルバランスに優れるバイクというのが、以前チェントウノにまたがった印象だった。従来モデルをベースに軽量化をすると、以前の優れた性能バランスを崩してしまう場合も少なくはない。SLの試乗前はそんなこともアタマをよぎる。フレームを指で弾くと、まるで軽量アルミチュープのようなドライにして高い反響音。硬そうな作りを予感させた。踏み出しはじつに軽い。しかもチェントウノよりもパリッとした感覚があり、鋭さも増した。剛性も高くベダルを高い位置からガツンと踏めるので、どの速度域でもリニアに加速する。とくに上りは軽快だ。走りの軽さをたとえるのに"ギヤ1枚違う″と言うが、まさにそれ。でありながら脚への負担が小さく、少ない力で走れる感覚は、チェントウノの特徴をしっかり受け継いている。フレーム剛性が高いぶん、振動吸収性は高速域ではさほど気にならないが、速度が落ちて時速30km前半になると路面の状況にもよるが、チェントウノよりも少し硬さが目立つ部分もある。とはいえ、チューブレスや高級チューブラーなど、タイヤの組み合わせを考えたり、空気圧を少し落とせば緩和できる。なにより、このモデルはA・ベタッキも乗るプロスペックなのだから、加速性のよさをしっかり楽しみたいバイクだ。ハンドリングの素直さと安定感など、従来のチェントウノで優れていた部分はスポイルされていない。それでいて、加速の鋭さを際立たせたSLは、レースバイクとして確実な進化を遂げた。ロードレースやヒルクライムで抜群のアドバンテージを体感できるだろう。
チェント ウノエアー
フォークブレード、ダウンチューブ、シートチューブ、シートステー、シートポストの各部は「カムテールデザイン」という、翼断面形状の後端を切り落としたような形状を採用。ヘッドチューブについても、UCIルールに抵触しないぎりぎりまで前後の長さを延ばしている。そこだけ見れば、まるでTTバイクのようだ。ベアリング径は下ワンに1‐1/4インチ径を採用。1‐1/2インチ径を採用するよりも、軽さと剛性のバランスが優れているからだ。フォークは一段と凝った作りになっている。ブレードだけでなく、フォーククラウン下部を通る空気を、ダウンチューブに向けて整流するように、小さなフィンが設けられている。フレームに使用されているカーボンのグレードは、チェントウノSRと同じく60Tグレード&ナノテクノロジーのZnOレジンを採用。その配合は、チェントウノエアーのために変更されている。BBには、ウイリエールが各社に先がけて採用した規格「BB386
エボ」を搭載。高いパワーの伝達効率と耐久性を備えている。ケーブルルーティングも特徴的。ダウンチューブの上側からシフトケーブルがフレーム内に入っていくのだが、ケーブルアジャスターを備えた大型のアウター受けを持つ。これは、エアロ効果を狙っていると同時に、取り外すとフレームに大きな開口部ができることで、電動コンポーネントのワイヤを内蔵する作業効率を高めているのだ。リヤエンドも、アウターワイヤ受けと一体となることでスムーズなワイヤルートを確保できるようになっている。シートステーは低い位置でフレームに取り付けられている。コンパクトなリヤ三角だ。フレーム形状と相まって、空気抵抗の低減に貢献している。フレームのフォルムを山朋さないスマートなシートクランプは、一見するとシンプルなバンドタイプに見えるが、じつは二重構造になっている。外から見えるバンド部の下にもうひとつ"斜ウス″を備えたストッパーが隠れているのだ。どちらか片方だと固定力が不足したり、締めすぎによるフレームの破損につながってしまう。カーボンフレームではトラブルになりやすい場所なので、この構造は安心感につながる。大胆なエアロフォルムを取り入れつつ、BBやシートクランプ、ワイヤルートなど、ポイントには信頼性の高い構造を採用している。バランスよく設計されたバイクだ。
いちばん小さいサイズはXS。このサイズだと懸念されるのが、ハンドリングの"ばたつき"である。ヘッド角とフォークオフセツト、ブレードの形状のバランスによって、ハンドリングのスムーズさが失われることがあるが、チェントウノエアーは、それが非常に少ない。ウィリエールの社長兄弟が、みんな小柄だからだろうか? 身長が165
cm以下ならXSを選ぶことになるので、日本人にとってはありがたい。空力性能については正直わかりづらい。でもフレーム形状はすべてがカムテールデザインになっており、フォーククラウン下部に整流フィンが設けられているなど、凝ったデザインはそれだけで所有欲をかき立てられる。シートクランプの二重構造は、非常に期待できると思う。フレームもシートポストもフルカーボンになってから、固定力に問題のあるフレームが少なからず存在する。バンドタイプと斜ウスタイプの合わせワザなら、多少重量はかさむが、試乗中もサドル高がずれてしまう不安はない。ただ、ちょっと固着しやすいのか、各国のデイストリビューターもサドル高調整には手間取っている。もちろん各社の電動コンポーネントとの互換性を確保してある。ダウンチューブのストッパーやリヤエンドの作りは個性的で、デザインと機能が両立されたすばらしい形状だ。時速40km後半から集団が中切れ、そこで踏み直して集団をつなぐという状況では、いったんバイクがしなってからじわじわ加速するので、 一瞬遅れが気になる。でも、自分の脚力でもしっかリスピードは伸びていくので、「このしなりのリズムを好きかどうか?」がバイク選びのポイントのひとつだ。自分の体重に合っていれば、ロードレースで使ってもロングライドに出かけても、その性能の恩恵を受けられる。 一定ペースで長距離を走るのもいいだろう。エアロダイナミクスの効果も出るはずだ。いかにもエアロロード、というオーラをまとったルックスも、好きな人にはたまらない。それでいて走りにクセがないのがポイントだ。長くつきあうなら個性とバランスのよさが重要。
チェント ウノは、20C18年の世界選手権をワンツーフィニッシュしたバイクです。有機的なデザインと 振動吸収陛に優れたレーシンクバイクです。クネゴの活躍をはじめ、ウィリエールのチェントは、現在、レースファンが最も注目するバイクの1つです。最近のウィリエールは評判がいいです。チェントもよいですし、チェントウノは振動減衰性がいいから、バイクがバタバタしなくて、さらにフラットライドな乗り心地に磨きがかかりました。チェントもよいですが、さらに快適性が上がって、よリゴージャスな乗り味になりました。路面の状況を非常に把握しやすいです。だから、タイヤの性能をより引き出せます。それだけ、安全で速いです。このモデルはバックがすごく特徴的です。チェーンステーの形状が左右で大きく違って、左右のバックステーがエンドの部分で分断されていません。考え方としてはオーソドックスです。トルクがかかったときにギヤ側はチェーンに引っ張られるからステーが縮み、逆側は引っ張られるということ。似たコンセプトのバイクはほかにもありますが、チェーン側の位置を大きく下げて、ステーとチェーンの接触を防いでいるのは、傷つきやすい部分だけにいいです。左右異形状の差を感じるかって言われたら、それ単独の差はちょっとよくわかりません。ダッシュしたときにエンド周辺がしっかりしているのは、このバックステーが貢献しているからです。リヤエンド周辺が軟らかいと、ほかが硬くてもパワーロスしてしまいます。エンド周辺の剛性強化は、ほかのブランドも気にしているけど、これは効果的です。チェントウノはフロントフォークをはじめ、足まわりがしっかりしています。ヘッド周辺ばかり硬くて、後ろのツメが甘いバイクも少なくないです。このような場合、速く走ろうとしても、バランスが悪いから結果も知れています。ところが、チェントウノは踏み始めにBBが若干ウィップするけど、加速が鈍いとはいえません。そこがキモです。BBがウイップするので関節には優しい印象になります。普通はBBが左右に動くと、後輪も連動するから前を向きません。なので推進力がそがれらますが、チェントウノはエンドまわりの剛性が高くて、BBだけが動くから加速が悪いとは感じません。09モデルは40万円前後の新作が充実しているけど、チェントウノに乗ると、洗練度に差がある気がします。カラーリングのセンスもいいし仕上げもいいです。フレームサイズもXS~XXLまで6サイズあるし、高級車としての体裁が整っています。用途にしても、ロングライドからヒルクライム、サーキットレースまで苦手としません。まさに万能フレームです。EPSか、チェントウノかといった所です。EPSはケンカっ早いです。レース色が強いから「やんのかコラ?」って感じがします。チェントウノは、もっとゆっくり走ってもいいというか、紳士っぽいです。落ち着いた感じがあります。でも性能面ではそん色はありません。味付けが違うだけで、レベルは一緒です。驀地 EPSと同じ価格でも納得します。コルナゴを基準にするなら、お買い得な価格設定です。時地 走行性能では、コーナリングもブレーキングも秀逸です。抜群です。ハンドルさばきも素直だし、複合コーナーなんかおもしろいようにヒラヒラと向きを変えられます。すごく気持ちがいいし、実際に速いです。下りは速いです。この自転車は、基本性能が高いから、いろんな乗り方ができます。乗り方を強制してくるバイクもあるけど、チェントウノはライダーのわがままを受け入れてくれる懐の深さがあります。最新のカーボンモノコックフレーム「チェントウノ」は長い期間の研究と革新的な技術の積み重ねによって誕生しました。ウィリエールが誇る最新モデルとして注目されています。反応性の高いフレームは路面の変化に柔軟に対応します。熟練した職人の技術と最高の素材によって、CSI規格を得たこのフレームは高い剛性と耐久性を約束しています。最新のフレーム構造とエルコノミック形状が特徴的でカラーバリエーションも5デザインと豊富にそろえています。
ル・ロワは、ル・ロワ(lel oi)はフランス語で「王」という意味です。堅国で優美なオリジナルモノコックフレームは、数種類のカーボン素材を適材適所に用いることでわずか1050gというフレーム重量を実現させました。フレーム剛性と軽量性のバランスを高次元で両立させたレーシングモデルです。
ミモザは、ホワイトとローズピンクでエレガントに仕上げられた女性にビッタリの1台です。上品なデザインだけでなくレースでも十分に力を発揮できる性能を持っています。1150gと軽量で、最新のカーボンモノコックフレームを使用しています。路面の変化こ柔軟に対応し、乗り心地は快適で、疲れにくい構造になっています。
モルティローロは、フレームにボリューム感のある、 しっかりとした作りのモノコック製法のモデルです。フラッグシップモデルであるチェントウノと同じ製法で作られ、負荷のかかるダウンチューブやBBまわりに抗張力に優れたカーボンを使用するなど、フレームの要所に応じてカーボンの素材を使い分けています。その結果として振動吸収性に優れ、それと同時に素直な直進性能があります。まとまりのいいバイクで、初心者のライダーでも安心できる扱いやすい1台です。
ラ・トリエスティーナは、計算されたデザインが花を添える人気モデルです。力をしっかりとパフォーマンスに変えるアルミの特質を発揮するとともに、しなやかで乗り心地を快適にするカーボンパイプとのバランスが見事に調和しています。用途を問わず幅広く使え、初級者から上級者まで楽しめる1台です。
ラバレードは、3色カラーで優雅なデザインの人気モデルです。剛性の高いアルミフレームでパワーをしっかりと駆動系に伝達しています。フォークにはカーボン素材が採用されているため、ショックを和らげ、疲れにくい乗り心地も演出します。価格も抑えめで、初めてロードバイクに乗る人にオススメしたいモデルです。
このブランドは、上記以外も魅力的なモデルを沢山製造しています。カタログでは分からない実際に購入したユーザのクチコミ評判やインプレ、生の声は以下をご覧ください。
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