ファクター(FACTOR)-詳細レビュー
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ファクター(FACTOR)は、イギリスのブランドです。航空宇宙産業の技術を保有する技術者たちによって創設された、少し変わったロードバイクブランドです。いわゆる“老舗の工房”とは違い、解析・設計の発想が先に立つため、フレームの形状そのものがコンセプトの説明になっているタイプです。
航空宇宙由来の設計手法がベースになるため、流体抵抗の評価やカーボンレイアップの最適化が徹底され、細身でエッジの立ったフレームフォルムが走りに直結します。実走では軽さだけでなく、フロントまわりのしっかりした剛性感と、リズムよく加速できる反応の良さが語られやすい傾向です。『バイクを振った瞬間にスッと進む』という感想が出るのは、剛性の出し方が部分ごとに整理されているからでしょう。
2007年の創設当時から注目を得ており、フランスのUCIプロチームにも採用され数々の戦績を残しています。レーシングカーや航空宇宙産業をバックグラウンドとした経験を元にレーシングバイクを生み出しているファクターは、ツインダウンチューブを採用した「ワン」など革新的なモデルでも印象を残してきました。プロユースの現場では、単なる軽さより“確実に狙った挙動をすること”が重要なので、そこにハマったブランドだと言えます。
また、ディスクブレーキ化に合わせてブレーキブリッジを排し、シートステー形状で横剛性と振動吸収性を両立させるなど、“余分なぜい肉をそぎ落として必要な剛性だけ残す”作り込みが随所に見られます。変速も機械式と電動の両方に対応し、左右非対称形状のBBライトのように、剛性と整備性の落とし所をきっちり作る設計も特徴です。ケーブル取り回しやマウント周りを更新しても、走りの芯が変わりにくいのはこうした設計の積み重ねによります。
レビュー風に言うと、立ち上がりでバイクを振ったときの小気味よいウイップと、後輪の追従性の良さが“もう一踏み”を作ってくれるタイプです。ピーキーな反応に見えて、中速域の巡航でも踏みやすさが残るので、クリテリウムやロードレースで差を付けたい人はもちろん、ペース変化のあるロングライドでも疲労を抑えやすい、という評価につながりやすいブランドです。
選び方としては、速度域を上げたいのか、登り返しで加速を稼ぎたいのか、あるいは一定速度の維持を重視するのかで、同じ“速いバイク”でも必要な性格が変わります。FACTORはその差をモデル名で明確に切ってくるので、レビューを読むときも『どの速度域で気持ちよいか』『どこまで許容できる硬さか』といった観点で見ると、相性を掴みやすいでしょう。
足まわりの構成やタイヤ幅の選び方も、FACTORの印象を大きく左右します。硬さが気になる場合はタイヤを太めにして空気圧を下げるだけで、荒れた路面のストレスがかなり減る、というレビューが多いです。逆に、軽いホイールで回転を上げたい人は“反応の良さ”が前に出やすいので、自分の脚質に合わせて組み合わせを考えると満足度が上がります。グループセットの選択も、機械式ならメンテ性、電動なら変速の確実さが前に出るので、レース志向か日常志向かで方針を決めると迷いにくいです。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
02V.A.M(2023年モデル)
02V.A.Mは、「02」の剛性や乗り心地を損なわずに軽量化を狙ったオールラウンダーです。最小限の材料と最適化したカーボンレイアップで重量を削りつつ、リムブレーキとディスクブレーキの両展開を用意するなど、用途に合わせた選び分けがしやすいモデルになっています。VAM(平均上昇速度)という名前どおり、登りでの反応と平坦巡航のバランスを取りに行く性格で、ヒルクライムだけに振り切らない点が好まれます。
OSTRO VAM(2026年モデル)
OSTRO VAMは、ディスクブレーキ前提でシートステーのブレーキブリッジを排し、幅広いステー形状で横剛性を確保しながら垂直方向の振動吸収性も狙った、現代的なエアロ・オールラウンダーです。機械式/電動変速の両対応や左右非対称のBBライトなど、実戦投入のしやすさが評価点になります。高速巡航での“伸び”と、コーナー立ち上がりでの再加速の両方を欲張りたい人に向くモデルです。レースだけでなく、集団走行で先頭交代を繰り返すような場面でも、脚の消耗を抑えながら速度を維持しやすい、という声があります。
ONE(ワン)(2022年モデル)
ONE(ワン)は、ツインダウンチューブという分かりやすい構造的アイコンを持つ、初期からの“攻めた”レーシングモデルです。空力と剛性の両立を狙った造形により、スプリントで踏み込んだときにフレームがヨレにくく、フォームが崩れやすい終盤でも姿勢を保ちやすいという声が出やすいタイプです。反面、セッティング次第で硬さの印象が変わるので、ホイールやタイヤ幅で自分好みに寄せる余地があります。
O2(2025年モデル)
O2は、軽量オールラウンダーとして登りと平坦の両方を欲張りたい人向けの性格です。細身のフォークシルエットと安定感のあるトレイル設定で、下り返しのコーナーでも怖さが出にくく、踏み直した瞬間にスッと前へ出る反応が“ヒルクライム後半で効く”と語られます。車体が軽いだけでなく、必要な部分の剛性が残っているので、ダンシングでリズムを変えてもバイクが遅れにくいのが魅力です。軽さを武器にしつつ、下りでの安心感を重視する人が“疲れない速さ”として評価することが多いモデルです。
HANZO TT(2024年モデル)
HANZO TTは、タイムトライアル/トライアスロン用途を想定した空力特化のプラットフォームです。前面投影を小さくする統合的なコクピット周りと、整備性を損ねにくいケーブルルーティングを両立させる方向性で、速度維持のしやすさと実運用のしやすさを同時に狙うモデルになります。長時間一定出力で踏み続けたときにフォームが崩れにくいポジションを取りやすく、機材で“ロスを減らす”考え方の人に向きます。
上の5機種は“傑作”の入口で、FACTORはモデルごとに狙いがかなり明確です。用途(登り重視/ペース変化の多いレース/速度維持のTTなど)を決めてから、下のレビューを読み比べると自分に合う一台が見えやすくなります。可能なら同じホイール・同じ空気圧で乗り比べた感想を探すと、フレームの性格差が掴みやすいでしょう。
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