ペリッツォーリ(PELIZZOLI)-詳細レビュー
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ペリッツォーリ(PELIZZOLI)は、40年以上フレームビルダーとして活躍を続けてきたジョヴァンニ・ペリッツォーリの名を冠する、職人肌のイタリアンブランドです。
彼はデローザで腕を磨き、1967年に独立して「チョッチ」を創業し、その後1983年に自身の名を冠したペリッツォーリを立ち上げました。複数ブランドで培った経験が、設計の引き出しとして今も生きています。
ペリッツォーリの確かな技術によって生み出されたフレームは、1980年のモスクワオリンピックで2つのメダルを獲得し、ジロ・デ・イタリアやツール・ド・フランス、世界選手権などでも活躍しました。競技の現場で鍛えられた“走る道具”としての信頼が土台です。
オリンピックやグランツールで結果が出るフレームには、単に軽い・硬いだけではない“コントロールしやすさ”が求められます。ペリッツォーリの語られる技術は、踏み込んだ瞬間の反応と、コーナーや荒れた路面で姿勢が乱れにくい安定感を両立させる方向に寄りやすいです。
その後も数々のプロチームへフレーム供給を行い、多くのプロ選手に愛されてきました。レース用の切れ味だけでなく、長いシーズンを戦うための整備性や耐久の考え方が設計に入り込みやすい点が、ファンにとっては安心材料になります。
モデル名になっている「SOGNO(夢)」は、ペリッツォーリが長年温めていた構想を形にしたものです。伝統的な技巧と最新の技術革新を両立する姿勢が核です。 グラフィックデザインと性能の両面に現れます。
ラグやメッキ加工のような伝統的要素は、単なる装飾に見えて、実は剛性の出方や剛性感の“角の丸さ”に影響します。見た目の美しさを狙いながら、乗り心地の調整にも使える点が、職人ブランドならではの面白さです。
見た目が美しいだけの“復刻”ではなく、細部の作り込みが走りの感触と結び付くところが魅力です。例えばラグや仕上げの選び方は、剛性感の出方や振動の収まり方に影響しやすく、同じ距離でも疲れ方が変わります。
チョッチでの独立経験を経て、ペリッツォーリとして再スタートしている点は、単なる“工房の延長”ではなく、ブランドとしての表現を意識していることでもあります。歴史を背負いながらも、時代に合わせてデザインや仕様を更新していける柔軟さがあるのは強みです。
グラフィックデザインが語られる一方で、走りの質を支えるのは細部の積み上げです。ラグや仕上げの選択、塗装の厚み、そしてフレーム全体のバランスが揃うと、見た目と走りが“別物”になりにくく、完成車としての納得感が上がります。
プロ供給の経験があるブランドは、派手な一発性能よりも、長期での信頼性や“調子の良い日・悪い日で差が出にくい”バランスを狙う傾向があります。PELIZZOLIの語られる歴史は、そうした実戦での要求に応えてきた裏付けでもあります。
結局のところ、PELIZZOLIはレースの実績とクラフトの美学を同じ土俵でまとめるブランドです。SOGNOというテーマの中で、見た目(ラグやグラフィック)と走り(反応と安定)のどちらを強めたいかを決めると、選択がスムーズになります。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
SOGNO‐AZZURRO(2026年モデル)
SOGNO‐AZZURROは、メッキ加工が施されたイタリアンカントラグを使い、細部の美しさを正面から押し出したモデルです。 ラグの存在は外観だけでなく、結合部の剛性の出方や、加速時の“ひと呼吸”のつながり方にも個性を与えます。 メッキの輝きは写真以上に実物で差が出やすく、フレームの輪郭を強調して“細部まで作った感”を伝えます。 見た目の華やかさと走りの芯を両方欲しい人に向きます。 “細部まで美しい”という評価がそのまま当てはまるタイプで、完成車の佇まいを最優先したい層に刺さります。
SOGNO(2025年モデル)
SOGNOは、ジョヴァンニ・ペリッツォーリが長年温めた構想をブランドの看板としてまとめた基幹モデルです。 伝統的な技巧の積み重ねに、現代的な技術革新の要素を重ねることで、クラシカルなのに古臭くない乗り味を狙っています。 グラフィックと性能を同列に扱う姿勢があるので、乗っている最中も視界の端で気分が上がるような“所有の体験”が作れます。 グラフィックデザインも含めて“夢”を形にするという思想が、そのまま所有感につながります。
SOGNO‐CORSA(2024年モデル)
SOGNO‐CORSAは、オリンピックやグランツールで培われたレーシングの系譜を、SOGNOの文脈に落とし込んだモデルです。 レース供給の歴史があるからこそ、剛性を上げすぎて脚を削るのではなく、長い距離で粘れる方向へ寄せられます。 踏み込んだ力を逃がしにくい張りを残しつつ、長いレース距離で身体が硬くならないような振動の収まり方を意識した方向性になります。 “速さ”と“続けやすさ”の両立を求める人向けです。 レースで鍛えた系譜を背負うからこそ、加速の鋭さだけでなく、長い時間を走る前提でのバランスに寄せています。
SOGNO‐GRAPHICA(2023年モデル)
SOGNO‐GRAPHICAは、昔ながらの技巧と最新の工夫を視覚的に伝えるため、グラフィックデザインの存在感を強めたモデルです。 伝統技法の雰囲気を残しつつ、現代的な配色やラインで“いま乗る理由”を作るアプローチです。 塗装やラインの入れ方でフレームの造形が立ち、同じサイズでも引き締まって見えるため、街での扱いも含めて気分が上がります。 “走る時間”だけでなく“所有する時間”を大事にしたい人に合います。
CIOCC HERITAGE(2022年モデル)
CIOCC HERITAGEは、1967年の「チョッチ」創業期から続く経験を、PELIZZOLIの現在形として解釈したモデルです。 デローザで学び、チョッチを創業した経験があるからこそ、フレーム供給側としての現場感覚が設計に入り込みます。 長期使用を前提に、プロチーム供給で求められてきた整備のしやすさや、フレーム全体の耐久の考え方を織り込みます。 歴史の重みを“実用の安心”として取り込みたい人に向きます。 古い物語を語るだけでなく、プロ供給で培った現場の要求を取り込む“実務感”が魅力です。
PELIZZOLIはSOGNO以外の選択肢も含めて、仕立てや雰囲気の幅があります。オーナーのリアルな声は、次のレビュー欄で探すと判断材料になります。
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