ジオス(GIOS)-詳細レビュー
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ジオス(GIOS)は、トルミーノ・ジオスによって設立されたブランドだ。
ジオスは他メーカーがカーボンモデルをトップモデルとするブランドが多いなか、ラインナップ上位にクロモリフレームモデルを位置する数少ないブランドだ。フラッグシップのコンパクトプロは、当初限定モデルだったが、その人気の高さに定番となったモデル。
走りの良さも秀逸。絶妙なウイップ感は気持ちの良い乗り味がある。イタリアのクラフトマンシップ溢れるバイクで所有する喜びも十分といえる。クロモリは単に“柔らかい”のではなく、入力を受け止めてから押し返す反発があるため、一定トルクで回すほど速度が伸びるのが面白い。ジオスの上位鉄フレームは、この反発と安定感の折り合いが取りやすく、脚力が上がっても付き合い続けられる傾向がある。
ジオスの名声を決定づけたのは、1973年からロジャー・ドヴラマンクを擁するブルックリンにフレームを供給したことだ。ドブラマンクは美しいジオスに乗り、パリ〜ルーベやミラノ〜サンレモ、ジロ・ディ・ロンバルディーアなどを次々と制したのである。さらにブルックリンはツールやジロでも多くのステージ優勝を記録し、その数は7年までに47勝にも達した。レースで勝つために蓄積された剛性配分やハンドリングの考え方は、現在の市販車にも“扱いやすい速さ”として残っています。
その後もプロレースとの関係をずっと持ちつづけ、そこから得られるデータは常に製品にフィードバックされ、毎年改良が施されている。ジオスのシンボルカラーはいうまでもなく"ジオスブルー"と呼ばれる鮮やかな青で、レース現場での視認性と存在感を同時に担ってきた。クロモリのしなりを楽しみつつ、現代パーツで実用に落とし込む発想がジオスらしい。
選び方としては、速度を求めるならカーボン/アルミのレーシング寄り、乗り味と所有感を重視するならクロモリ上位、と整理すると分かりやすい。目的がツーリングかレース参加かで必要なギア比やタイヤ幅も変わるので、走りたい距離と路面を先に決めてから候補を絞るのが近道です。さらに鉄フレームはパーツ交換で性格が変わりやすいので、ホイールやタイヤを“軽さ優先”にし過ぎず、乗り味を残す方向で組むとジオスらしさが活きます。
ジオスブルーの印象が強い一方で、実際の選択はフレーム素材だけでなく、ジオメトリやサイズの取り方で快適性が決まります。少し長めのホイールベースは直進が落ち着き、手元が安定すると長距離で肩が楽になります。逆にクイックなハンドリングが欲しいなら、ステムやハンドル幅の調整で“曲がり方”を作りやすいのも鉄フレームの良さです。見た目の伝統を守りながら、乗り手側で現代的にチューニングできる余地があるのがジオスの面白さと言えるでしょう。
また、クロモリ上位の魅力は走りだけではありません。塗装の深さやパイプの見え方、ラグ処理の美しさといった“所有満足”が、乗る動機そのものになります。普段の移動でも気分が上がる一台は、結果として乗車時間が増え、脚が自然に強くなることも多いです。
ジオスは“青い自転車”の代名詞になったぶん、周囲のイメージに引っ張られがちですが、実際は乗り味の方向が幅広い。自分が気持ち良い速度域を基準に選ぶと、期待と現実のズレが少なくなります。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
コンパクトプロ(2026年モデル)コンパクトプロは、限定から定番へ昇格した象徴的モデルで、クロモリらしい反発と現代的な巡航性能の折り合いが上手い一台です。コンパクトプロは踏み込みで“溜め”が生まれ、一定ペースで引き脚を回すほどスピードが乗るため、平坦のロングライドで気持ち良さが出ます。ヘッド周りの安定感があるタイプなら下りでラインがブレにくく、脚が疲れてきた終盤でも余計な修正舵が減ります。
ヴィアッジオ(VIAGGIO)(2024年モデル)ヴィアッジオは、ツーリングバイクとしての扱いやすさを意識し、積載や長距離での安定感を優先したモデルです。ヴィアッジオは姿勢の自由度が高く、荷物を積んでもハンドリングが急に重くならないため、旅のペース配分を崩しにくいのが魅力になります。路面が荒れてもバイクが跳ね返り過ぎず、写真を撮りながら走るような“止まり走り”でも体が冷えにくい走行感を作れます。
エアロライト(AERO LITE)(2025年モデル)エアロライトは、反応性の高い走りと空力的な外観を両立させたカーボン系ロードで、スプリントや高速巡航が得意です。エアロライトはシートステイの形状で剛性と快適性を両立させ、リア30Tスプロケットのような登坂側の余裕も持たせて“速いだけ”にしない狙いがあります。加速が鋭い分、ブレーキングやコーナリングのタイミングが掴めると一気に楽しくなり、レース参加の入口にもなります。高速域での安定を得るにはポジション作りが重要で、ハンドル落差を詰め過ぎないのがコツです。
フルボ(FURBO)(2022年モデル)フルボは、ジオスオリジナルの4130クロモリを使い、しなやかさを気軽に味わえるエントリー寄りのクロモリロードです。フルボは上位モデルと同系統のチューブを用い、48Tのコンパクトクランクで登りもこなしやすく、初めての“鉄フレーム”としても馴染みやすいモデルです。乗り心地を残したままタイヤ選びで性格を変えられるので、通勤寄りにもロング寄りにも振れる柔軟さがあります。
ウルティモ(ULTIMO)(2023年モデル)ウルティモは、街乗りからスポーツ走行まで守備範囲を広げたオールラウンド寄りで、整備性と頑丈さを重視する人に合います。ウルティモはタイヤ選択の幅が取りやすく、フェンダーや小物の追加でも走りが破綻しにくいため、普段の移動の延長で距離を伸ばしたい人に向きます。日常の段差や雨天で雑に扱っても調子が崩れにくいなら、結果的に乗る頻度が増えて“脚が育つ”モデルにもなります。
5機種は方向性がかなり違うので、迷ったら「乗り味の好み」を基準に選ぶと納得しやすいでしょう。鉄の反発を楽しむならコンパクトプロやフルボ、旅の安定感ならヴィアッジオ、速度域を上げるならエアロライト、生活に溶け込ませるならウルティモ、と考えると整理できます。
ジオスは伝統色のイメージが強い一方で、年式やグレードで味付けがかなり変わります。オーナーのインプレで“硬さ/しなり/振動”の実態を確認してから選ぶと、期待とのズレが減ります。評判や口コミは以下のページから確認できます。
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