トライゴン(TRIGON)-詳細レビュー
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トライゴン(TRIGON)は台湾の自転車メーカーで、カーボンフレーム製作を得意とするブランドです。単に軽いだけでなく、剛性と精度をどう作り分けるかに重点を置きます。
トライゴンはOEM生産で培った成型ノウハウを背景に、自社モデルではチューブ形状や積層の狙いをはっきり出すタイプです。オーバーサイズ化でねじり剛性を稼ぎつつ、必要以上に硬くしないことでコーナリングの素直さを残す、という方向で語られます。
このメーカーで特筆される要素のひとつがブレーキ周りの考え方です。シクロクロスではカンチレバーやディスクが選ばれやすく、ロードではサイドプルのキャリパーブレーキが主流という前提があります。ハイグレードになるほど精度と剛性が効いて、高いコントロール性と制動力へつながります。
ブレーキは“効く/効かない”だけでなく、握り始めから立ち上がるまでのリニアさが重要です。フレームやフォークのねじれが大きいと、制動の立ち上がりで遅れやムラが出やすい。トライゴン(TRIGON)は高剛性を狙うだけでなく、精度を揃えることでコントロール性を作ろうとしています。
一方で競技用のシングルスピードではブレーキ取付穴が無いものもあるため、公道走行を想定するならアダプター等の判断が必要になります。トライゴン(TRIGON)はこのあたりの品質管理を重視し、ブレーキシステムでも安定した制動感を狙っている、と説明されています。
カーボンフレームは、同じ重量でも“どこを固くしてどこを逃がすか”で乗り味が変わります。たとえば軽量を狙うモデルでは850g級という数字も出てきますが、そこに剛性をどう残すかが設計の腕の見せ所です。ヒルクライムだけでなく、下り返しで脚を守れるかまで含めて評価したいところです。
フレーム側では、オーバーサイズのチューブやテーパードコラムなど、剛性を稼ぐ要素を“必要なところだけ”に置くのが肝になります。硬さを上げすぎると疲労や操作性へ跳ね返るため、踏み出しの反応・コーナリングの素直さ・快適性のバランスが評価軸です。
ブレーキ規格の選択は用途で変わります。舗装中心で軽さと空力を優先するならサイドプル、荒れた路面や天候の変化を読むならディスク、泥のレースならカンチという具合に“優先順位”が違う。トライゴン(TRIGON)はこの前提を踏まえ、フレーム側の品質で体験を底上げする方向です。
また、ケーブルの内装/外装は見た目だけでなく、トラブル時の復帰速度にも直結します。雨天や砂利道を走る人ほど、点検のしやすさは価値になります。モデルによっては外回しを選んで整備性を残す、という割り切りもこのブランドの現実的な強みです。
選ぶ側の目線では、体格や用途に合わせたポジション作りと、整備のしやすさが重要です。ケーブルの取り回しやブレーキ規格の違いは、後からパーツを替えるときに効いてきます。
まとめると、トライゴン(TRIGON)は“カーボンの作り込み”と“ブレーキ周りの精度”を両輪に、実走での扱いやすさまで意識したメーカーと言えます。 走りの鋭さと日常の扱いやすさの“中間”を狙う人に刺さります。走りの癖が少ないのも魅力です。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
RQC31 2026年モデルは、RQC31は、素材の良さを感じる“たわみ方”が特徴で、ロスが大きくならない範囲で反応の良さを引き出したモデルです。ダウンチューブ周りの設計で踏み出しのキレが出やすく、加速の立ち上がりで脚力を素直に推進力へ変換します。快適性はフロントがやや硬質で、狙いはレース寄りのシャープさです。反面、フロントが硬質に感じるなら、タイヤ空気圧やハンドル幅でバランスを取るとキャラクターが活きます。ダウンチューブの張り出しは踏み込み時のねじれを抑え、スプリントで“遅れて付いてくる”感じを減らします。
RQC28 2025年モデルは、RQC28は、メイン三角にオーバーサイズのチューブを使い、独自の成型テクノロジーで剛性を確保したモデルです。ヴィーナスC7素材の選択や、フレーム単体1080gという軽さが武器になり、テーパードコラム採用のフォークでハンドリングの芯も作ります。コーナリングはバイクに任せて軽やかにこなせる、という評価につながります。剛性の芯があるので、ブレーキングから倒し込みまで一連の動きが途切れにくく、狙ったラインへ入れやすいのも長所です。テーパードコラムはブレーキ時のねじれを抑えやすく、高速コーナーで前輪の収まりが良くなる方向に効きます。
RQC728 2024年モデルは、RQC728は、OEMを数多くこなすトライゴンが自社製品へ力を注いだモデルとして語られます。この価格帯では珍しい850g級の軽量性を狙い、ヒルクライムでの武器になりやすい設計です。ケーブルルーティングを外回しにしてメンテナンス性を残すなど、実用面の割り切りも特徴です。チェーンステーの細さが印象的で、見た目以上に軽さへ振った設計意図が読み取れます。外回しルーティングは見た目よりも実利で、ワイヤー交換が短時間で済むのはトラブル時に大きいメリットです。
RQC41 DISC 2023年モデルは、RQC41 DISCは、制動力を引き出すための精度管理というトライゴンの思想を、ディスク規格で素直に活かすモデルです。オフロード寄りの路面でもブレーキコントロールが安定しやすく、フレーム側の剛性配分でブレーキング時のヨレを抑える狙い。通勤からグラベルまで“止まる安心”を優先したい人に向きます。ディスクは泥や雨で効きが落ちにくい一方、台座の精度がシビアです。剛性と精度の思想を“止まる質”へ直結させます。ロード寄りの速度域でも、握り始めから一定に立ち上がる制動感は疲労を減らし、下りでの安全マージンを増やします。
RQC36 Endurance 2022年モデルは、RQC36 Enduranceは、反応の良さ一辺倒ではなく、長距離での疲労を減らす方向へ振ったモデルです。フロントの硬さを感じやすいカーボンでも、リア側のしなりを意識して“標準レベルの快適性”を確保し、一定ペースで踏み続ける走りに合わせます。ブレーキ規格やケーブル取り回しの選択肢も含め、日常的な整備のしやすさを重視します。長距離での快適性を狙うなら、ポジションを高めに作って背中の緊張を減らすと、このモデルの意図がより分かりやすくなります。リア側の“標準レベルの快適性”を残しているので、タイヤを太めにしてもバイク全体のバランスが崩れにくいのが利点です。
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