イエティサイクル(YETI CYCLES)-詳細レビュー
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イエティサイクル(YETI CYCLES)は、1985年に創業されました。コロラドに工場をもつアメリカンブランドです。レースに出ることによって次々に新しいフレームを作り出し、そのクオリティの高さから今や沢山のイエティフリークを獲得しています。
同社の魅力は「勝つための実験」を市販車に落とし込む速さにあります。クロスカントリーからダウンヒルまで、走らせたいコースを先に決めて、そこに必要なストローク量・車体剛性・反応の速さを積み上げていく作り方が一貫しています。
サスペンションはショックの銘柄だけでなく、リンク比やレバー比の変化が乗り味を左右します。踏み込み初期で沈み込み過ぎない設定は登りで効き、後半で粘る設定は荒れた下りで安心感を生みます。ピボット周りのベアリングやブッシュのメンテ周期まで見込むと、長く気持ちよく乗れる個体を選びやすくなります。
走りの方向性もモデルで明確に分かれます。軽さと加速でタイムを削る系、コイルショックで路面に張り付く系、短いリアセンターで飛びやすさを優先する系など、用途が合うほど「思った通りに動く」感覚が強くなります。2026年に向けては、ただ硬いだけではなく、入力の角を丸めつつ速度は落とさない足回りづくりが評価されやすい印象です。
組み上げの段階では、ホイール径やタイヤ幅、ハンドル幅が車体の性格をさらに決めます。直進を求めるなら大径と長めのステム、遊びやすさを優先するなら短めのステムと広めのバーが相性良く、同じフレームでも別物になります。下り重視でもサグ量を増やし過ぎると登り返しが辛くなるので、まずは標準値から小刻みに詰めるのがおすすめです。
中古で往年モデルを探す場合は、リンク部のガタ、溶接周りのヘアライン、ショックのオイル滲みを最優先でチェックしたいところです。消耗品の供給状況やブレーキ台座の規格も年式で変わるため、2022〜2025年の小さな仕様差を把握しておくと、乗り始めてからの追加出費を抑えられます。名作と呼ばれる個体は癖がはっきりしている反面、ハマったときの気持ち良さも格別です。
ジオメトリーは数字だけでなく、実際のライディングフォームとの相性が出ます。ヘッド角が寝たバイクでも前荷重を作れればコーナーで切れ込み、逆に後ろに乗り過ぎるとフロントが抜けます。まずはサドル後退量とレバー位置を整え、体の中心がBB上に来る感覚を作ると扱いやすくなります。
また、古い名作ほど小さな異音がストレスになります。リンクの締結トルク、チェーンライン、ブレーキホースの取り回しを丁寧にすると走りの良さが戻ります。定期的なショックサービスとベアリング交換を織り込めば、2026年に乗ってもまだまだ一線級の楽しさです。
イエティのフレーム選びでは、BB剛性の数字よりも「リンクが動き出す初期の滑らかさ」を確かめるほうが、このブランドらしい路面追従が出ます。泥が付着しやすい季節はリンク周りのクリアランスやホース取り回しが効き、ブレーキホースが擦れない個体は静かで快適です。小さな当たりが減ると視線が安定し、荒れた下りでもラインの修正がしやすくなります。整備性まで含めて一台としての完成度を感じるブランドです。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
AS-R SL CARBON(2024年モデル)
AS-R SL CARBONは、レースでいかに勝利をおさめるかを追求したクロスカントリーモデルです。スイングアームにはカーボン素材を取り入れ軽量化を図り、リアユニットは3.7インチトラベルのフォックス・RP3 SHOCKを搭載しています。登り返しで脚が残る反面、下りではライン選びがシビアになるので、空気圧とリバウンドの合わせ込みが肝になります。軽量さを活かすなら登りで一定ケイデンスを保ち、下りでは細かい入力をハンドルで受け流すとバイクが素直に走ります。
ASX(2026年モデル)
ASXは、ハードな下りにも充分なストローク量を持つフォックス・DHX5.0をリヤユニットに搭載することによって軽快な走りを実現しています。それでいて登りに対しても不満を持たないフリーライドモデルです。コイル系の粘りでブレーキングギャップをいなし、連続した根っこでもラインを外しにくいのが美点です。低速の登りではリアのトラクションが濃く出るので、体重移動を丁寧にすると意外なほど登れる一面も見せます。
DJ(2022年モデル)
DJは、ライダーが簡単に飛べるように設計されたジオメトリーやフレーム作りなどが特徴のダートジャンプモデルです。短いホイールベースと剛性のあるリア周りが「踏んだ分だけ跳ねる」感覚を作り、パンプトラックでも扱いやすい傾向があります。通勤・通学で使えば、帰り道が楽しくなるのは間違いないでしょう。BMX寄りの動きを狙うならサドルを下げて前後の荷重移動を大きく取り、街の段差でも遊べるのが魅力です。
303DH(2025年モデル)
303DHは、従来のものより、こぐ動作によって制動に影響を与えないサスペンション作りに力をいれて出来たモデルです。長いスパンをかけて研究を積み重ねただけに、その実力は想像以上に高いものに仕上がっています。高速域での直進安定性が際立ち、荒れた路面での姿勢変化が小さいので、ブラインドコーナーでも恐怖心が減ります。ペダリングの影響を受けにくい設計は、バンクや連続コブでも足が残りやすく、一本の下りを最後まで同じテンションで走れます。
575(2023年モデル)
575は、トレイルで一台完結を狙ったオールマウンテン寄りの定番として語られるモデルです。扱いやすいストローク量と、漕ぎの反応を殺しすぎない設計のバランスが特徴で、登りで粘ってから下りで遊ぶスタイルに向きます。長距離で疲れたときほど車体の素直さが効いてきて、ライン修正が楽に感じられます。フレーム剛性が過度でないぶんタイヤのグリップ感が掴みやすく、初めてのトレイルでも安心して速度を上げられます。サグを深めに取ると下りが楽ですが、ペダルヒットが増えるので、地形に合わせて数ミリ単位で合わせたいところです。
この5台は方向性がはっきりしているので、走る場所を想像しながら選ぶと失敗しにくいです。気になるモデルは年式違いも含めてサス設定の傾向を見比べると、好みが見えてきます。
イエティサイクルはここで挙げた名作以外にも派生モデルが多く、実走インプレや購入者の感想は下のリンク集でもまとめて確認できます。
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