アンカライト(ANCHORITE)-詳細レビュー
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アンカライト(ANCHORITE)は、里山ライドを得意とするMIBショップ『輪工房』が、自分たちの経験値を反映して立ち上げた国産オフロード系ブランドです。
里山は短い登り返しと細いシングルトラックが連続し、舗装路も混ざるため、単純なXCバイクでも純粋なエンデューロでも噛み合わない場面が出ます。アンカライトはそこを日本の現場に合わせて詰めています。
名前は森の隠者フクロウに由来し、山を自分のフィールドとする姿勢を象徴しています。見た目の派手さより、走りの実用に寄せた設計で、乗り手の体格と地形に合わせて最適化することを前提にしています。
ジオメトリー面では、29erで長くなりがちなトップチューブを短めにし、日本人の上半身の長さに合わせやすくしています。BB下がりを少なくして車体を振り回しやすくする発想は、タイトコーナーでのリカバリーや低速でのフロント荷重管理に効いてきます。
トップチューブのベンドや、ロード用パイプをトップに使うといった工夫で、縦方向のしなりと横剛性のバランスを作るのが特徴です。根っこや石の突き上げを角の取れた入力に変えやすく、手首や背中の疲れを減らす方向へ持っていけます。
オーダーを前提にしているため、体重や乗り方に応じたチューブ選び、タイヤクリアランスの考え方、コラム長などの詰めが可能です。女性用も組めるとされるのは、腕力や柔軟性まで含めて前後荷重を作り直す発想があるからでしょう。
里山は路面が急に変わるので、オフロードで安定しつつ舗装で無駄に重く感じない中間の気持ちよさが重要になります。アップライト過ぎないが下りで怖くない――そうした落とし所を狙えるのが、ショップ発ブランドの強さです。
短い登り返しと細い下りで差が出る、そんな地形ほどアンカライトは面白い。
実際の組み方では、ハンドル幅とステム長、サドル前後位置で“曲がり方”が大きく変わります。里山は速度域が低めなので、直進安定だけでなく切り返しの気持ちよさを優先すると遊びが増えます。
また、タイヤ外径が大きい29erは障害物を越えやすい反面、リアの押し出し感が強くなるので、チェーンステー長やBB高さのバランスが効きます。ここを詰められるのがオーダーの価値です。
最後に、里山の遊び方は人によって違います。速さを求める人もいれば景色を楽しみながら長く走りたい人もいます。その違いをフレーム側で吸収できるように考えられている点が、アンカライトの魅力と言えるでしょう。
アンカライトはオーダー前提だからこそ、パーツ選びで性格を作れます。例えば同じ29erでもリム内幅とタイヤのケーシングを変えると、根っこのいなし方と登りの転がりが別物になります。ハンドル幅を広げて安定を取るか、短めステムで切り返しを優先するかも、里山のコース特性に直結します。こうした調整幅を前提に設計している点が、既成モデルとは違う楽しさです。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
29(2024年モデル) 29は、トップチューブ長を日本人向けに短めに設定し、29er特有の前が遠い感覚を抑えるのが狙いです。
BB下がりを少なくして振り回しやすくし、シングルトラックでの切り返しを軽くしています。
サイズ選びで迷う人の基準になりやすいでしょう。
29erは転がりが良い反面、重さを感じる場面もあるので、ホイール選びで軽快さを足すとバランスが取れます。
低速コーナーが多いコースでは、短めのステムでフロント荷重を作ると扱いやすいです。
ラリーレイド(RALLY RAID)(2026年モデル) ラリーレイド(RALLY RAID)は、クロスカントリーからオフロードのロングライドまでを視野に入れた、走って稼ぐ系のモデルです。
トップチューブのベンドがソフトな乗り心地を作り、長時間でも上体が固まりにくい方向に働きます。
オーダーで体重や荷物量を織り込めるため、旅仕様にも競技寄りにも寄せられます。
荷物を積む前提なら、重心位置とバッグの固定方法まで相談すると走りが崩れにくくなります。
ロングライドでは補給や休憩が増えるので、発進のしやすさも重要な要素になります。
スペシャルステージ(SPECIAL STAGE)(2025年モデル) スペシャルステージ(SPECIAL STAGE)は、オフロードでの安定感と小回りを両立させるために、トップチューブへロード用パイプを使うなどしなり方を設計に入れたモデルです。
太めタイヤを履けてアップライトな姿勢も作りやすく、山遊びの自由度が高いのが魅力。
低速トラクションが欲しい人ほど、タイヤ選択とセットで良さが出ます。
アップライトに組む場合でも、前後荷重が抜けないようにハンドル位置を微調整すると安心です。
太めタイヤの空気圧で“跳ね”を消すと、手首の疲れが減ります。
フォレストスカウト(FOREST SCOUT)(2023年モデル) フォレストスカウト(FOREST SCOUT)は、里山の急な登り返しに焦点を当て、ダンシングで振っても失速しにくい軽快さを狙った設定です。
前後荷重を作りやすい寸法にして、フロントが浮きにくい登坂姿勢を作りやすくしています。
ペダル入力が逃げにくいリア三角の剛性感を感じやすいでしょう。
登り返しでは一瞬のダンシングで速度を作るので、ギア比を軽めに振ると脚が残ります。
リアが暴れにくいとトラクションが掛かり、結果的に登坂が楽になります。
オウルトレイル(OWL TRAIL)(2022年モデル) オウルトレイル(OWL TRAIL)は、森の中の細いトレイルでの怖さを減らすことを優先し、安定したライン取りを支える落ち着きを持たせた系統です。
路面の小石や根っこで弾かれにくく、ハンドルが暴れにくい感触を狙います。
初めてオフロード比率を上げたい人の入門としても選びやすいでしょう。
下りが苦手な人は、タイヤのグリップとブレーキレバー位置の調整で恐怖感を減らせます。
落ち着き系のジオメトリーは速度が上がるほど安心感が出るので、慣れると守備範囲が広がります。
アンカライトはこの5機種以外にも、里山の遊び方に合わせた細かな作り分けが想像できます。実際のオーナーがどんなコースでどう組んだかは参考になるので、クチコミやインプレも一緒に見ておくと判断が早くなります。
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