ペゴレッティ(PEGORETTI)-詳細レビュー
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ペゴレッティ(PEGORETTI)は、北イタリアの古都トレントから生み出される大胆かつ独創的なカラーリングと、作り手の個性が前面に出るフレームで知られます。
創業者のダリオ・ペゴレッティは15歳から24歳までロードレーサーとして活躍し、1977年に義父の工房でフレーム作りをスタートしました。その後も研究を重ね、1991年に自身の会社を立ち上げています。
素材や別部材に頼り切らず、TIG溶接にこだわったフレーム作りは、大手チューブメーカーのコロンバス社から「最高の職人技術」と言わしめるほどで、仕上げの精密さが走りの反応に直結します。
TIG溶接は熱の入れ方が走り味に直結しやすく、わずかな歪みやアライメントの差がハンドリングの“気持ちよさ”を左右します。PEGORETTIのフレームが語られるとき、数値よりも『曲がりたいラインに自然に乗る』といった感覚が先に出るのは、こうした積み重ねがあるからです。
耐食性にも優れたステンレス系チューブを扱えるのも強みで、雨天や汗によるダメージに強い一方、踏み込んだ力を逃がしにくい“芯”が出やすいのが持ち味です。単に硬いのではなく、狙った方向に力が抜ける感覚が残りやすいので、体格や脚質に合わせた合わせ込みが映えます。
ステンレス系チューブは錆びに強いだけでなく、表面の仕上げや塗装の乗り方でも表情が変わります。大胆なペイントを支える下地としても相性が良く、同じ配色でも光の当たり方で印象が変わるのは、素材と塗装が噛み合っているからでしょう。
生産本数は年間500本以下と限定されています。 数を絞ることで、溶接・仕上げ・塗装まで手を入れる余地が確保され、結果として一本ごとの表情が違うフレームになります。
さらに芸術性にあふれるデザインと、完全手作業の証でもある“手”がデザインされたヘッドバッジが、所有する喜びを分かりやすく押し上げます。走らせる道具であると同時に、長く付き合う相棒として選ばれやすい理由です。
限定生産という方針は、注文から完成までの“待つ時間”を要求しますが、その分だけオーナー側も目的や好みを整理しやすくなります。色やサイズだけでなく、普段の走行環境(峠が多いか、平坦巡航か)まで共有できると、フレームの方向性がより明確になります。
ヘッドバッジの“手”のモチーフは、量産品には出しにくい温度感を示すサインでもあります。細部の象徴があると、乗っていない時間でも「自分の一本」という感覚が強まり、結果として手入れや整備にも自然と気が回るようになります。
大胆なカラーリングは派手さだけでなく、フレームの造形を強調して“どこが美点か”を教えてくれます。塗装が主役になっても、土台のフレーム精度が高いからこそ成立する、という関係性が見えるのもPEGORETTIらしいところです。
総合すると、PEGORETTIは“工房で作る意味”が見えやすいブランドです。TIG溶接の精度、限定生産の作り込み、そして大胆なカラーリングが一体になり、走っても眺めても飽きにくいフレームになります。購入時は色だけでなく、普段走る路面や得意な速度域まで含めて相談すると、狙いどころが定まりやすいです。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
RESPONSORIUM-CIAVET(2026年モデル)
RESPONSORIUM-CIAVETは、コロンバス社の最高級XCrステンレスチューブを使うことを軸に設計されたモデルです。 耐食性と高い耐久性を両立しやすく、濡れた路面や汗の影響を受けやすい環境でもフレームのコンディションを保ちやすいのが利点になります。 XCrの“しっかりした骨格”が出るため、ダンシングで左右に振ったときもフレームが遅れてこない感触を得やすいです。 素材の“張り”が出るぶん、踏み込みに対する反応が素直で、リズムを崩さず巡航したい人向けです。 ステンレスの安心感があるので、雨上がりの路面でも気負わず走らせたい人にとって“扱いの楽さ”が効きます。
TRENTINO-TIG WORKS(2025年モデル)
TRENTINO-TIG WORKSは、別部材に頼らずTIG溶接でフレームの性格を作るというPEGORETTIの流儀を前面に出したモデルです。 溶接部の熱影響を抑えられるほど、狙ったしなりが残り、長時間でも肩や腰に来にくい方向へ調整できます。 溶接部の精度が高いほど狙った剛性バランスを出しやすく、コーナー進入での姿勢変化が読みやすくなります。 工房起点の作り込みを求める人ほど、乗り味の納得感が上がります。
DARIO-HAND BADGE(2024年モデル)
DARIO-HAND BADGEは、ダリオ・ペゴレッティの“手”をかたどったヘッドバッジの存在感を核に据えた限定的な位置づけのモデルです。 ヘッドバッジは単なる飾りではなく、手作業で仕上げた証として“個体差”を感じさせるポイントになります。 外観の象徴性が強い一方で、走らせれば精密さに裏打ちされた直進安定と切り返しの軽さが出やすく、見た目だけで終わりません。 保管中も眺めたくなる“作品性”を重視する人に合います。
COLOR ART SERIES(2023年モデル)
COLOR ART SERIESは、PEGORETTIが得意とする大胆なカラーリングを前提に、塗装とフレームの一体感で魅せるシリーズです。 芸術性の強い配色は、チームカラーのように統一したり、逆に一点だけ差し色を入れたりと、オーナーの趣味が反映されやすいです。 色の差し方がフレームの面構成を強調し、同じジオメトリでもシャープに見えたり、逆に量感を出したりできます。 走りの軽快さと視覚的な満足を同時に得たい人に向きます。 写真で選ぶより、実物の色味を見て決めたくなるタイプなので、納期も含めて楽しめる人向きです。
LIMITED 500(2022年モデル)
LIMITED 500は、年間500本以下という生産方針をそのまま価値に変換したモデルです。 限定生産であることは、待つ時間も含めて“選んだ実感”を強め、結果的に手放しにくい相棒になりやすいでしょう。 作業時間を確保できるぶん、溶接の整え方や仕上げの丁寧さが積み上がり、長く乗っても違和感が出にくい“馴染み”が作りやすくなります。 量産の合理性より、一本を育てる感覚を大事にしたい人におすすめです。
PEGORETTIの魅力は、モデル名だけでは語り切れないペイントや仕上げの違いにもあります。実際のオーナーが感じたポイントは、下のレビュー欄で探すと具体像が掴めます。
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