ナイナー(NINER)-詳細レビュー
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ナイナー(NINER)は、クリス・スガイとスティーブ・ドマビティが、カリフォルニア州ノースハリウッドを本拠に立ち上げた29er専門のマウンテンバイクメーカーです。日系人のクリス・スガイは29erは決して大柄なライダーのものではないバイクを実現しています。ハンガー下がりとトップ長を長く取り、低重心で重心に乗れる設計となっています。
29erは、700Cサイズの大径ホイールにMTBならではの太いタイヤを履かせたMTBです。タイヤの外径がほぼ29インチとなることからツーナイナーと呼ばれるようになりました。その走破性の高さが着目され、クロモリのリジッドフレームモデルから本格的なフルサスXCバイクまで続々とニューモデルが登場しています。
ナイナー(NINER)は、この29erの大きさを感じさせないキビキビとして安定した乗り心地を実現しています。また、その低重心でどっしりとしたイメージを緩和するように、カラーデザインに工夫が凝らされており、見て楽しむMTBとしても人気が高いです。
29erは外径が大きい分、段差を乗り越える角度が緩くなり、荒れた路面でも速度が落ちにくいのが利点です。その一方で、ホイール慣性が増えるぶん「曲げにくい」「振り回しにくい」と感じやすいので、フレーム剛性とジオメトリー設計の巧拙が乗り味を分けます。
29インチはタイヤ外径が大きい分、同じ衝撃でもフレームへ入る角が浅くなり、ライン取りの自由度が増えます。だからこそ、フロントが入りすぎないようにヘッド角とオフセットを合わせたり、リアのトラクションを逃がさないようにチェーンステー長を調整したりと、設計の狙いが露骨に出ます。
ナイナーは“29er専業”として、直進安定とコーナリングの両立を狙った寸法作りが持ち味です。上りでは前輪が浮きにくい重量配分、下りではタイヤの接地感が途切れにくいリア周りのしなり量、といった細部が効いてきます。数値だけでなく「どこがしなるか」を意識すると選びやすくなります。
また、エキセントリックBBのように駆動系の自由度を残す発想も、シングルスピード文化と相性が良いポイントです。チェーンテンションを確実に出せると、ギア比の遊び方が増え、整備性も上がります。
素材面ではスカンジウムやカーボン、クロモリなど選択肢が分かれ、同じ29インチでもキャラクターはかなり変わります。「軽さ」「反応」「しなやかさ」のどこを優先するかを決め、タイヤ幅と空気圧の想定まで含めると、迷いが一気に減ります。
コクピットも重要で、同じフレームでもハンドル高(スタック)とリーチが合わないと29erの良さが出ません。前が低すぎると下りで怖くなり、逆に高すぎると登りで前輪が抜けやすくなります。ステム長とスペーサー量を含めて“乗り手の中心”を合わせる意識が大切です。
迷ったら、まずはタイヤ幅と用途(XC/トレイル)を決め、そのうえでフレーム素材を選ぶ順番が現実的です。29erはタイヤの影響が大きいので、ここを合わせるだけで「重い」「曲がらない」といった不満がかなり解消されます。
最後は「自分が気持ちよく踏める速度域」を想定し、その速度で安定するジオメトリーかどうかをチェックしてみてください。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
エアー9カーボン(AIR9 CARBON)(2026年モデル)は、、エアー9で培った29erジオメトリーを保ったままカーボン化し、軽さと反応を前に出したXC志向のフレームです。エキセントリックBBでシングルスピード化にも対応し、BB規格の選択肢を残しながらチェーンテンションを作れるのが実用的です。長い登りや加速の繰り返しでは、車体の“戻り”が速い方が体力を節約できます。BB周りの作り込みが良いと、踏んだときに“沈んで戻る”ロスが減り、リズム良く回せます。
S.I.R.9(2024年モデル)は、、クロモリフレームのMCR9系にエキセントリックBBを組み合わせ、シングルとマルチの両方を遊べる設計が魅力です。素材のしなりが路面の細かい振動を丸め、長時間でも手足が痺れにくい方向へ働きます。ギアを絞って脚で粘る走り方が好きなら、乗り味の相性が出やすいモデルです。クロモリは塗装や細部の仕上げで雰囲気が出るので、乗って楽しいだけでなく所有感も高いです。
エアー9(AIR 9)(2025年モデル)は、、29er専用ジオメトリーで大径ホイールの扱いづらさを抑え、タイトコーナーでも攻めやすいハンドリングを狙ったフレームです。素材にスカンジウム系を用いて剛性を確保し、登りでのトラクションの掛けやすさも意識されています。軽さだけでなく“踏んだ分だけ進む感覚”を求める人に向きます。タイトなコースではハンドル幅やステム長の微調整が効くので、セッティングで追い込む余地があります。
M.C.R.9(2022年モデル)は、、レイノルズ853クロモリと29インチの相乗効果で、滑らかに進む乗り味を狙ったモデルです。細身のパイプが生むしなりは、荒れた路面でもタイヤの接地感を途切れさせにくく、結果として速度のムラが減ります。“速さ”をピーキーに出すより、一定ペースで走り切る走法に向きます。舗装路の移動が長いルートでも、振動の角が取れるので体力が残りやすいでしょう。
RIP 9(2023年モデル)は、、29erの走破性をトレイル用途へ広げることを意識したフルサス系の選択肢として語られやすいモデルです。サスの動きで衝撃を受け止めつつ、ホイール径の強みでラインが乱れにくいので、スピードを保ったまま下りをまとめやすくなります。登り返しが多いコースでは、ペダリング時の姿勢が崩れないようセッティングで詰めると真価が出ます。下りで余裕ができると、ライン選択に集中できるので結果的に安全にも繋がります。29erはタイヤ銘柄の影響が大きいので、最後は足回りで自分好みに寄せるのが定石です。
同じ29erでも、剛性の出し方と駆動系の自由度で楽しみ方は変わります。ナイナー(NINER)は“走りの軸”を決めてからモデルを選ぶと、ホイール径の利点を無駄なく引き出せます。“大径の美味しいところ”を引き出すために、ポジションとタイヤ圧の調整もセットで考えるのがコツです。インプレを読むときは、路面と空気圧の条件に注目すると、自分の使い方へ当てはめやすくなります。登り重視なら軽量ハードテイル、下り重視ならサス量の余裕、というように“苦手を潰す”観点で選ぶと納得しやすいです。
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