チェイン(CHAIN)-詳細レビュー
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チェイン(CHAIN)は、北イタリア・トレビソ周辺でシューズのOEM生産を重ねてきた背景を持つブランドで、フットウェア作りの蓄積を武器にバイク用シューズへ本格参入したとされます。1970年代からの生産経験を土台に、スポーツ用途へ舵を切ったのが転機でした。
バイクシューズは、硬さ・フィット・通気・クリート位置という複数要素の“妥協点”で性能が決まります。チェインはOEMで培った縫製とパターンのノウハウを活かし、足を包む形(ラスト)と締め付けの分散を丁寧に作る方向に強みがあります。
ソールは剛性が高いほど踏力を逃がしにくい一方、硬すぎると足裏が痺れたり、長距離で痛みが出たりします。そこでミッドソールの厚みやインソールで逃げ場を作り、ペダリングの入力を安定させるのがポイントです。「硬いのに当たりが優しい」方向を狙うのがチェインの持ち味です。設計が語れます。
アッパー側では、甲の高い人でも圧が一点に集中しないよう、ワイヤーやベルクロの通し方が重要です。締めるほどフィットは上がりますが、血流を止めるとパワーが落ちるため、均一に締められる構造が有利。チェインはパネル配置と補強で、踏み続けても感覚が残る方向に寄せています。
また、踵の収まり(ヒールホールド)は、引き足の局面やダンシングで効いてきます。踵が浮くと、ワイヤーを締めても足が前に突っ込み、つま先が痛みやすくなります。ヒールカップをしっかり作り、足首周りの当たりを柔らかくすると、長距離でのストレスが減ります。
換気設計は夏場だけでなく、雨天後にも差が出ます。濡れたまま乾かないと、内装がへたりやすく臭いも残ります。アウトソールのベント穴やアッパーのメッシュ配置が合理的だと、乾燥が早く、結果として寿命が伸びることもあります。
耐久性の観点では、歩行で擦れるトゥ周り、汗で劣化しやすい内装、ワイヤーの摩耗など、消耗点を前提に作ると安心です。価格を抑えつつ品質を確保する姿勢は、OEM由来の強みとして表れやすい部分でしょう。
派手さより実用を優先したルックスに、イタリアらしい洗練が乗るのがチェインの持ち味です。レースからロングライド、さらにはツーリングまで、足元の不満を減らして集中力を残す“影の主役”として選びがいがあります。
シューズは最終的に相性が大きい装備ですが、チェインのようにパターンと縫製の経験が厚いブランドは、痛みの出にくさやフィットの持続性で差を付けやすいです。ペダリングが安定すると、上半身の余計な力も抜け、結果として走りが楽になります。チェインはそうした“じわっと効く”良さを持つブランドです。
選ぶときは、サイズ感だけでなく、どこに圧が出るかを試すのが大切です。つま先の余裕、甲の圧、踵の浮き、ワイヤーを締めたときの痛みの出方が揃うと、ペダリングが安定します。チェインはフィットの作り込みがしやすいタイプなので、インソールやクリート調整と合わせると性能を引き出しやすいでしょう。
最後に、クリート位置は“とりあえず真ん中”ではなく、足裏の痛みが出る場所と相談して決めるのがコツです。前寄りは反応が良く、後ろ寄りは長距離で安定しやすい傾向があるため、チェインのフィットと合わせて調整すると、踏み味が一段整います。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
NOVA(2026年モデル) NOVAは、カーボンソールを採用したフラッグシップ系として、踏力を逃がさない剛性を軸にしたモデルです。NOVAはソールエアシステムのような換気を意識した構造で蒸れを抑え、夏場でも足裏の熱だまりが起きにくい方向に寄せます。高ケイデンスでも足が暴れにくく、レースの強度で踏み続けたときに“入力がぶれない”のが利点。硬さを活かすためには、クリート位置の追い込みも重要です。高剛性の分だけ足裏への当たりも出やすいので、インソールで微調整すると完成度が上がります。ヒールの浮きを感じたら、締め具合よりサイズ確認が優先です。
AURORA(2025年モデル) AURORAは、硬さと快適性の中間に置いたオールラウンド志向のシューズです。AURORAは剛性を十分に確保しつつ、アッパーは当たりを柔らかくして長時間での圧痛を抑えます。締結は一点に力が集まらない構造を想定し、強く締めなくてもフィットが出るのが狙い。クリート位置の調整幅を広めに取り、膝や足首の癖に合わせて追い込みやすいのも利点です。締め具合の追い込みで性格が変わるため、レース日は少し強め、ロング日は少し緩めなど使い分けも可能です。ロングでは足がむくむので、締結は最後に微調整すると快適です。
TRI-FLASH(2024年モデル) TRI-FLASHは、トライアスロンの素早いトランジションを想定し、脱ぎ履きのしやすさを重視したモデルです。TRI-FLASHは大きめのストラップや開口部の設計で足入れを早くしつつ、走行中は踵が浮きにくいようヒールカップを作り込みます。素足寄りの運用でも擦れにくい内装を選ぶと、レース後半の不快感が減ります。短時間でリズムを作りたい競技で頼れます。素足運用をする場合は、縫い目の当たりと甲の圧が出ないかを事前に試したいところです。トランジションの素早さを狙うなら、ストラップ位置の癖を覚えると良いです。
VENTO AIR(2023年モデル) VENTO AIRは、通気と速乾を優先した夏向けのコンセプトです。VENTO AIRはメッシュ配置で熱と湿気を逃がし、汗でシューズが重く感じる状況を減らします。足の甲を包むパネルを多点で支えるため、締め付けを強めなくてもフィットが出やすいのが特徴。ロングライドの後半に足がむくんでも圧が一点に集中しにくく、快適さを保ちやすいでしょう。夏場は乾燥の速さがメリットになり、連日乗っても不快感が残りにくいのが利点です。雨上がりでも乾きが早く、翌日のライド準備が楽になります。
GRAVEL GRIP(2022年モデル) GRAVEL GRIPは、歩行や押し歩きが増える場面を前提に、アウトソールのグリップと耐摩耗性を強化したモデルです。GRAVEL GRIPは泥や砂利で滑りにくいパターンを持たせ、クリート周りの保護も厚めにしています。オフロードでの安心感が増す一方、オンロード中心でも“歩ける”ことがツーリングの自由度になります。ルートの選択肢を広げたい人に向きます。歩行を想定した分だけアウトソールが厚くなるので、ペダルとのクリアランスは事前に確認すると安心です。押し歩きが多いルートほど、滑りにくさが精神的な余裕になります。
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