ジラフ(GIRAFFE)-詳細レビュー
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ジラフ(GIRAFFE)は、東京・板橋のショップ発のハンドメイド文化を背景に、用途に合わせて“フレームワークから作る”ことを強みとするブランドです。既製品のサイズ表に当てはめるより、乗り手の体格や遊び方に合わせてジオメトリを詰めるため、出来上がった一台の性格がはっきりします。
ラインナップは小径MTB、ツーリング系、ロード寄りまで幅広い一方、共通しているのはしなやかさの出し方。シートステーやチェーンステーの長さ・扁平形状を使って、突き上げを“バネ感”へ変換する設計が多く、路面が荒れても疲れにくい傾向です。
オーダー前提の世界では、パーツ選びも走りを左右します。たとえば同じクロモリでも肉厚やバテッドで反応が変わり、タイヤ幅を数mm変えるだけで印象が一気に動く。走りの輪郭を自分で決められるのが、ジラフを選ぶ楽しさです。
一方で、完成車の“最適解”が用意されているわけではないため、目的が曖昧だと迷子になりやすい面もあります。通勤なのか、林道遊びなのか、長距離ツーリングなのかを先に決め、積載や輪行の有無まで洗い出すと、フレーム設計の方向が定まります。
ジラフのようなハンドメイド系は、チューブ選択と設計寸法が“走りの性格”をほぼ決めます。同じクロモリでもしなりの出方が変わるため、踏み込んだときの反応を重視するか、振動をいなす方向に寄せるかを先に決めると相談がスムーズです。ホイール径の選択も重要で、小径は加速と取り回し、29系は巡航と段差の越えやすさが強みになります。
カスタム前提で考えると、台座の有無やケーブルルーティングは後から効いてきます。フェンダー・キャリア・ボトル位置など“生活側の条件”を先に出しておけば、完成後の後悔が減り、結果的に走る頻度が上がります。作り手と目的を共有できる人ほど、ジラフの価値を引き出しやすいでしょう。
設計の相談では、ハンドル位置と足の回り方(ケイデンスの得意域)を共有すると、単なる“サイズ合わせ”から一歩進めます。トップ長だけでなく、ヘッド長やBB高が走りの安定感に効くため、普段走る道の速度域を決めてから寸法を詰めるのが有効です。小径モデルの場合は、クランク長とクリアランスの関係も一緒に考えると、ペダリングのクセが出にくくなります。
ハンドメイドの利点は、修理や改造に強い点にもあります。長く乗るうちにキャリア台座の追加や、ブレーキ規格の変更をしたくなることがありますが、最初から相談しておけば将来の拡張が楽。“使い続けて育てる”前提の人ほど、ジラフのフレームは価値が出ます。
素材や規格の選び方も“用途”に直結します。ディスク化で制動は安定しますが、輪行頻度が高いならクイック/スルーの扱いまで含めて考えるとストレスが減ります。こうした小さな前提を揃えるほど、完成車の満足度が上がります。
仕上げの面では、塗装色やロゴの入れ方も含めて“道具感”を作れるのが魅力です。傷が入っても味として残る方向にするか、常に綺麗に維持できる塗装にするかで、乗り方の気分まで変わります。
総合的には、ジラフは大量生産モデルとは別軸の満足感をくれるブランドです。乗り心地と遊び幅を重視しつつ、溶接痕や仕上げの質感まで含めて“道具として愛でる”人に向いた選択肢と言えます。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
DTA TJ20I(2026年モデル)DTA TJ20I(2026年モデル)は、小径ホイールの取り回しにMTB的な余裕を掛け合わせたモデルで、街乗りから近郊の土道まで守備範囲が広い一台です。シートステーで長さを稼ぐフレームワークが、見た目以上にしなやかな乗り味を作り、段差での衝撃が刺さりにくいのが特徴。短距離でも“楽しい挙動”が欲しい人に向きます。 タイヤは太めでも転がりが重くなりにくいので、快適性を優先するなら幅で迷わず攻められます。
GASS YU-BACK(2025年モデル)GASS YU-BACK(2025年モデル)は、フレーム内部にショートストロークのリヤ機構を組み込む発想で、振動吸収とトラクション確保を狙った設計です。クロモリならではの粘りと相まって、登りでの足当たりが丸く、路面が荒れてもリズムを崩しにくい方向性。カラーやサイズをオーダーできる点も含め、長く付き合う相棒として選ばれやすいモデルです。 登りでのグリップ感を重視する場合は、サグ量の想定とシート高の関係まで詰めると乗り味が安定します。
DTA TRJOY(2024年モデル)DTA TRJOY(2024年モデル)は、扁平気味のステー形状で“しなり”を作り込んだハードテールで、ペダリングの軽さに定評があるタイプです。XC的に淡々と走るだけでなく、下り遊びまで含めてセッティングで性格を変えられるのが魅力。ホイール径やタイヤ選択で、乗り味のチューニング幅が大きい一台です。 下り遊びに寄せるなら、フロントフォークのトラベル量とヘッド角の整合を取るのがポイントです。
TOUR-JOY(2023年モデル)TOUR-JOY(2023年モデル)は、ライトツーリングを想定したモデルで、荷物を積んでも挙動が急に重くならない安定志向の設計です。オーダー前提だからこそ、キャリア台座やフェンダー相性など“生活の要件”を織り込めるのが強み。長距離で肩や腰が固まりにくいよう、ポジションの出しやすさも意識した方向性です。 積載を増やすなら、ホイールは剛性より耐久性を優先し、スポークテンションを保守的に設定すると安心です。
レディースロード RADY’S ROAD(2022年モデル)レディースロード RADY’S ROAD(2022年モデル)は、単にサイズを小さくするのではなく、リーチやスタックの考え方を見直して扱いやすさを作るロード寄りモデルです。前傾が深くなり過ぎないように設計し、ロングライドでも呼吸が詰まりにくいポジションを狙えます。見た目の軽快さと、手仕事らしい乗り心地の両立を楽しめる一台です。 女性の体格に合わせたブレーキレバー到達距離の調整を織り込むと、長距離での疲労が減りやすいです。
ジラフの5機種は“用途の入り口”がそれぞれ違うため、乗り方のイメージが固まっているほど選びやすくなります。小径で遊ぶか、サスで路面をいなすか、荷物を積むか、ロード寄りで距離を伸ばすか――この整理が最初の一歩です。
オーダーの成否は、実際のオーナーが語る使い方から学べる部分も大きいので、気になる人は購入者の体験談やインプレを覗いてみてください。「どう組んだら快適だったか」という具体例が、仕様決めのヒントになります。 相談時は、走る道の写真や想定する荷物量を持ち込むと、設計の話が具体化しやすくなります。
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