ナカガワ(NAKAGAWA)-詳細レビュー
⇒【ナカガワ】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー27件】
⇒【ナカガワ】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー356件】
⇒【ナカガワ】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー173件】
ナカガワ(NAKAGAWA)は、“西のナカガワ”として知られる大阪府寝屋川市のフレームビルダー、中川茂氏の工房発ブランドで、オーダーの自由度と作り込みで評価されてきました。
フレームのピンクはナカガワピンクとしてあまりにも有名ですが、色の話だけで終わらないのが面白いところです。ロードバイクオンリーと思われがちな一方で、小径車やリカンベントも製作するなど、用途から逆算して設計を変える姿勢が読み取れます。
スチールのしなやかさを残しつつ、狙った場所だけ剛性を上げたいときは、チューブの選定や補強の入れ方が効きます。外観を細身に保ちながら内部構造で性格を作る手法は、見た目のクラシックさと走りの戦闘力を両立させやすいです。
オーダーフレームでは、身長や柔軟性だけでなく、好みのケイデンスや踏み方の癖まで反映させると“疲れにくい速さ”が出ます。ハンドル落差を無理に稼ぐより、骨盤が安定する前後長やリーチ感を先に固めると、長距離でもフォームが崩れにくくなります。
塗装や仕上げは単なる外観ではなく、長期使用での扱いやすさに直結します。小傷が目立ちにくい色や、タッチアップしやすい塗膜設計を選べば、オーダー車でも日常使いに踏み込めます。
ビルダー系の強みは、既製品では割り切られがちな“違和感の原因”を一点ずつ潰せることです。例えば、体が前に出すぎる人にはトップ長だけでなくシート角やステムの選択まで含めて調整し、腰が落ちやすい人にはBB高やサドル位置の基準を作って、ペダリングの再現性を上げていきます。
クロモリフレームの設計では、ただ柔らかいのではなく、踏んだ瞬間に反力が戻る“しなりのスピード”が肝になります。チューブ径やバテッドの取り方を変えると、同じ重量でも加速の鋭さと巡航の楽さが入れ替わるため、用途と脚質の相性を先に決めると失敗しにくいです。
また、ラグや補強の入れ方は見た目のクラフト感だけでなく、熱の入れ方や歪みの管理にも関係します。直進性やハンドルの切れ始めは、フレームの芯出しやフォークの精度に影響されやすく、オーダーの場合はこの“基準”を丁寧に作るほど乗り味が揃います。
ロード以外のラインナップに目を向けると、街乗りの停止発進が多い小径車では、ハンドルのレバー比や重心の位置が扱いやすさを左右します。リカンベントならシート固定部の剛性とチェーンラインの取り回しが快適性に直結し、同じブランドでも設計の考え方が大きく変わるのが見どころです。
仕上げ面では、カラーオーダーの自由度が高いほど、後のメンテナンス方針も一緒に決めておくと良いです。よく触れるケーブルの擦れやボトルの傷が出やすい部位に、あらかじめ保護を入れる前提で塗り分けを考えると、見た目を長く保ちやすくなります。
最後に、ビルダー車は“買って終わり”ではなく、ポジションやパーツを更新しながら熟成させる楽しみがあります。最初の設計で余白を残しておけば、ハンドル幅やホイール剛性の変化にも対応でき、長く乗るほど納得感が増します。
まとめると、ナカガワは“色で惹きつけて中身で納得させる”タイプのビルダー系ブランドで、用途の幅が広い人ほど選ぶ楽しさが増します。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
アニバーサリーモデル(ANNIVERSARY MODEL)(2022年リファイン)
アニバーサリーモデル(ANNIVERSARY MODEL)は、細身のルックスながらヘッドやトップチューブ側にカーボン要素を内蔵して戦闘力を高める、ブランドの象徴的な一台です。2022年リファインでは、同じ思想を保ったまま剛性の出方を扱いやすく整え、スプリントでも巡航でも脚を残しやすい方向に振っています。クラシックな見た目で“走りは現代的”というギャップを楽しめます。細身でも踏み込んだときのヨレが出にくく、見た目と走りのギャップが気持ちいいです。
NAKAGAWA PINK ROAD(2023年モデル)
NAKAGAWA PINK ROADは、ナカガワピンクの存在感を活かしつつ、フレームサイズごとの剛性バランスを揃えるのが狙いです。2023年モデルは、踏み込んだときの反応を速くしながら、荒れた路面で跳ね返りすぎないようにしなりを残し、ロングライドでも脚が売り切れにくい方向へ寄せています。外観の個性を“性能の裏付け”で支えるタイプです。集団走行でもラインを作りやすく、カラーの個性に負けない“走りの芯”が残ります。
ミニベロ・カスタム(小径オーダー)(2024年モデル)
ミニベロ・カスタム(小径オーダー)は、ホイール径の小ささを活かして取り回しを軽くしつつ、直進の落ち着きを失わないようヘッド角やフォークオフセットを詰めていきます。2024年モデルは、輪行や街中のストップ&ゴーを想定し、低速域でもハンドルが落ち着く味付けで、通勤から週末ライドまで守備範囲が広いです。アクセサリー取付の位置決めもオーダーで最適化できます。小径の加速感を活かすなら軽めのギヤ設定が相性良く、街中での再発進が楽です。
リカンベント・ツアラー(2025年モデル)
リカンベント・ツアラーは、体を預ける姿勢だからこそ、フレームの“たわみ方”が快適性を左右します。2025年モデルでは、シート固定部の剛性と後輪側のしなやかさを分けて考え、加速時のロスを抑えつつ長時間でも腰まわりが硬くなりにくい設計に寄せています。荷物を積んだときの重心変化も想定し、直進安定性を優先した味付けです。シート角のわずかな違いで肩や腰の負担が変わるので、試すなら長めに座ると分かります。
スチール・スプリント/ケイリン仕様(2026年モデル)
スチール・スプリント/ケイリン仕様は、短距離の瞬発力に応える剛性感と、周回を重ねてもラインが乱れない安定感の両立を狙います。2026年モデルは、BB周辺の反応を鋭くしつつ、上体が固くなったときでもバイクが暴れにくいようフレーム全体で入力を受け止める方向です。パーツ選択で性格が変わりやすいので、脚質に合わせた“仕上げの余地”が残ります。ダッシュの鋭さだけでなく惰性で伸びる区間の静けさも狙いどころになります。
オーダー車は写真だけでは判断しづらいので、実際のオーナーが語る乗り味や仕上げの評価を下のレビューで見比べると安心です。気になる声から掘ってみてください。特にオーダーの際は、体格が近い人のレビューが参考になります。加工や塗装の質感まで含めてチェックすると判断しやすいです。
⇒【ナカガワ】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー27件】
⇒【ナカガワ】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー356件】
⇒【ナカガワ】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー173件】
⇒【ナカガワ】 ロードバイクとスマホ! 【レビュー1052件】