スーパークロスビーエムエックス(SUPERCROSS BMX)-詳細レビュー
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スーパークロスBMX(SUPERCROSS BMX)は、近年アメリカで盛り上がりを見せるBMXレースの現場で磨いた感覚を、強度優先の設計として落とし込んできたブランドだ。
BMXはスタートダッシュやバンク進入など瞬間的な入力が大きく、フレームには“軽いだけではない剛性と粘り”が求められる。その文脈で登場したのがMX-26で、BMXレース由来の技術を投入しつつ、26インチというMTB寄りのサイズ感でまとめた点が目を引く。変速より強度を重視した設計とされながら、あえて9段変速という挑戦的な仕様を採ることで、レースだけでなくアップダウンのある路面にも踏み込みやすい方向を示している。
MX-26のフレームは4130クロモリのダブルバテッドで、重量は2.1kgと記載されている。クロモリは硬さだけでなく、入力の尖りを少し丸めてくれる感触が出やすく、短いダート区間や荒れたアスファルトでも“跳ね返りの強さ”を抑えやすい。カラーがブラック/ホワイト/ブルーとされる点も、競技車の雰囲気を残しつつ街に置ける見た目を意識したものだろう。
26インチBMXは巡航の伸びが出やすい反面、切り返しの速さは20インチとは別物になる。そこで重要になるのがハンドル幅やステム長、サドル高の合わせ方で、姿勢が決まると加速のリズムが安定し、ペダリングの力を“まっすぐ前へ”伝えやすい。チェーンテンションや変速の調整が乗り味に直結しやすいカテゴリでもあるため、組み上げ後のメンテ頻度も含めて選ぶと満足度が高い。
ただし9段変速という仕様は、BMXのシンプルさとは逆方向でもある。ディレイラーやスプロケットが増えるほど転倒や砂噛みのリスクは上がるので、そこで「強度優先」と言い切る設計思想が効く。ギア比を広げて“漕げる速度域”を増やしつつ、レース車らしい頑丈さで実用域も拾う――この割り切りがMX-26の見どころだ。
4130クロモリのダブルバテッドは、肉厚を必要な場所に残しつつ中央を絞る作りで、重量と耐久のバランスを取りやすい。2.1kgという数値はフレーム単体として軽量級に入り、セットアップ次第で走りの表情が大きく変わる。“壊れにくさ”を軸に選ぶと、BMXは長く楽しい。
そして選び方はシンプルで、どのクラスで走りたいかを先に決めること。20インチは反応の速さ、24インチは万能感、26インチは巡航と安定が光る。トリック中心か、レース中心か、通勤まで含めるか――目的を言語化してからサイズを当てはめると、パーツ選び(ギア比、ハンドル高、タイヤ太さ)まで一気に具体化する。
さらにBMX系は回転系の消耗が早いので、ハブやBBのガタ、ボルトの緩みを定期的に見るだけで寿命が伸びる。特に変速付きではチェーンラインがズレると音や変速不良が出やすく、早めの調整が“楽しさ”を守る。街で使うならブレーキの効きとタイヤのグリップを優先し、転倒のダメージを小さくする工夫も効いてくる。道具として雑に扱っても破綻しない設計を選ぶと、練習の回数が増え、結果的に上達が早い。頑丈さは遠回りに見えて最短だ。続けやすい。気楽だ。迷いが減る。楽しい。納得しやすい。扱いに慣れるほど面白い。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
MX-26(2026年モデル)MX-26はBMXレースで培った技術を26インチに落とし込み、変速より強度を重視する思想を核にしながら9段変速に挑戦した異色の一台だ。MX-26は4130クロモリダブルバテッドのフレームで2.1kgとされ、カラーもブラック/ホワイト/ブルーで“競技感”を残しつつ使える。荒れた路面でもラインを外しにくい粘りが欲しい人に向く。フレーム単体2.1kgという前提なら、ホイールとタイヤで性格を作りやすく、街寄りは太めで安心感、コース寄りは外周を軽くして反応を出せる。9段を生かすならチェーンラインとディレイラー保護を意識し、転倒時のダメージを減らしたい。
RX-20 Race(2022年モデル)RX-20 Raceはスタートの一蹴りとパンプ区間の加速を最優先にした20インチのレース志向モデルとして位置づけたい。RX-20 Raceは強度優先の設計思想を受け継ぎつつ、ハンドリングの初動が軽くなるように短い反応を狙い、スプリントで踏み負けない剛性感を前に出す。20インチは切り返しが速く、コーナー立ち上がりで失速しにくいので、ギア比を絞ればスタートの一蹴りが武器になる。フレーム側も入力点のヨレを抑える方向で、ハンドルを強く引いても狙ったラインを保ちやすい。
MX-24 Cruiser(2023年モデル)MX-24 Cruiserは20と26の間を埋める24インチで、BMX的な取り回しを残しながら巡航の伸びを少し増やしたい用途に合う。MX-24 Cruiserはレース由来の剛性を持ちながら、街の段差や路面のつなぎ目で暴れにくい“落ち着き”を作りやすく、乗り手の体格に合わせた選択肢になる。24インチは身長が高いライダーでも窮屈になりにくく、パンプでの吸収も素直だ。レースでも街でも同じ姿勢で扱いやすく、BMXの入り口として“万能感”を優先したい人にも向く。
SX-20 Street Park(2024年モデル)SX-20 Street Parkは強度重視の文脈を、ジャンプや着地の繰り返しに寄せて考えたストリート寄りのモデルとして語れる。SX-20 Street Parkはハードな入力に耐える方向でまとめつつ、扱いやすいサイズ感でトリック練習にも踏み込みやすく、消耗部品の交換を前提にした運用が似合う。着地でチェーンが暴れやすいので、チェーンテンショナーやガードを組み合わせるとトラブルが減る。ペグやローターなど追加パーツを付けても干渉しにくい余裕を残したセットアップが似合う。
DJ-26 Dirt Line(2025年モデル)DJ-26 Dirt Lineは26インチを生かし、ダートコースやパンプトラックで速度を維持しながら大きく走ることを狙ったモデルだ。DJ-26 Dirt Lineはクロモリ系の粘りと“踏んだ分だけ前へ出る”反応を両立させ、変速を使う場面を想定したセットアップで遊び幅が広い。レース起点の思想を別の遊び方へ拡張できる。26インチの慣性を生かしてスピードを保ち、バームで外に逃げない走りが気持ちいい。リジッドでもサスでも遊べるが、まずは頑丈なホイールとグリップの良いタイヤで“転ばない速度”を作ると上達が早い。
競技寄りか街寄りかで評価が分かれやすいので、下のインプレを読み合わせると自分の用途に寄せた判断がしやすい。
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