デダチャイ ストラーダ(DEDACCIAI STRADA)-名車の証
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デダチャイ・ストラーダ(DEDACCIAI STRADA)は、チューブメーカーとして高い評価で知られるデダチャイの自社ブランドです。
デダチャイ社の創業は1993年と比較的新しいものの、高い技術力をベースにした製品展開で、多くのフレームメーカーがチュープを採用するなど急速な発展を遂げました。現在ではデダチャイのカタログに掲載されるアイテムは1200以上を数えるほどです。
20年以上にわたり蓄積したノウハウを元にして生まれたのが、デダチャイ・ストラーダのバイクです。
マテリアルから作り上げられるメリツトと、さまざまな素材を知り尽ぐした経験によるフレームは、同社でしかなし得なかったものともいえます。
フルカーボンのスクーロRSやチタンバックを採用するテメラリオなど、コンセプトモデルと見まごうばかりのデザインは市場に衝撃を与えました。
同社はフレームメーカーのあり方に一石を投じたといえるでしょう。
===【往年の傑作モデル 詳細解説】====
ネリッシモ(NERISSIMO)は、エントリーバイクとしては、極めてレース性能が高いモデルです。加速、減速、コーナリングすべてに安心と余裕を感じさせます。スタビリティも高く、弱点をなくした徹底したレーシング性能です。上りで気になるのはアッセンブルパーツの重さくらいです。上りのロスが少ないのはエントリーモデルとしては嬉しいところです。下りも得意分野です。ホイールが重くタイヤもレース用ではありませんが、それでも走りの質がいいのがわかります。バックの振動吸収もある程度良好で、全体に標準レベルです。レース志向のバイクとしてやりすぎなくらいの運動性能です。軽量パーツとレーシングホイールをつければプロのレースでも活躍するでしょう。フレームはカーボンフレームの中でも軽い部類に位置し、形状設計にも助けられてポテンシャルは高いです。ただし、現状の装備だと車重分、つまリパーツの重さが響く場面もあります。例えば上りではホイールの重さが影響をしてしまいますが、予算に応じてスペックアップすればフレーム本来の性能を発揮できます。初期設定はトレーニング用パーツとしてガンガン使えます。エントリーレベル以上の性能をもったフレームです。なのでスキルが上達しても不満にならないスペックです。
ラン(RAN)は、ヒルクライム専用モデルです。チューブが薄いのが伝わる柔らかさです。フロントの弓なりの形状がバネのように作用して小気味よく上り、同様に加速してくれますが、そのたわみの限界に達するとそれ以上は粘りません。フォークから前三角までは剛性不足気味です。上りは軽さを活かせる小柄なライダーには良いです。加速は素材と弓なりの形状によってスパッと加速するが本気でもがくとトルクに負けるところがあり、フロント側を強化したいところです。バック三角はコンパクトだけにしっかりしています。コーナリングの際もフレーム全体のたわみがあり、クイックな操作が苦手なフィーリングです。コンフオート性能は普通レベルといえます。ヒルクライムオンリーの軽量バイクです。部分的に十分なボリュームをもつ形状ですが、薄い肉厚であるのは瞬間に感じ取れるほどです。フレーム単体で810g、フォークを加えても1135gと、一般的なカーボンフレームのフォークー本分ほどのアドバンテージがあります。この軽さは上りで確実に効いきます。乗車すると軽さゆえに腰高な印象はありますが、挙動にブレがないのでダンシングしやすく、フロント周りに大きな不安は感じません。バック三角もコンパクトな設計を用いて剛性を確保しています。この軽さを考慮すれば、多少フレームがソフトになるのも仕方が無いと言うものです。体重の重い人が踏み込むとさすがに辛いですが、踏み抜けばしっかりと加速してくれます。体重の軽いクライマータイプなら武器として有効です。そしてシンプルで飽きがこないデザインです。スッキリとした配色で落ち着きもあるフレームデザインも魅力のひとつです。高性能バイクとして所有する喜びも満たしてくれます。
スーパースクーロ(SUPER SCURO)は、弓なりのダウンチューブが真っ先に仕事をするのが感じられるモデルです。入力に反応する速度が速いわりに剛性は高すぎないです。イーブンペースでTTバイクのように落ち着くフィーリングなのはこの影響です。ハンドルの引きと踏力を推進力にするのにダウンチューブがかなり効果的です。タイトコーナーヘの突込みが早くテクニック次第で鋭い走りも可能です。フレーム全体が一枚の板のように突き進むのは、テメラリオに共通するデダチャイらしさです。この形状にしてそこそこコンフオートでもあります。上りは回転重視か中トルクまではダンシングでも小気味良いです。下りもテクニックがあれば自在です。ロングライドでもライダーの負担を減らしてくれるが、できればその気になって攻めたいバイクです。フレーム形状のようなエッジのきいた鋭い刃物のような加速感があります。フレームは弾かれるような弾性も秘めており、トルクをかけた走りにも良く応えてくれます。フレッシュな反発感は素晴らしく心地が良いです。イーブンペースではハイスピードでも気忙しさがありません。TTバイクのような巡航しやすさもあり、重心バランスがフロントに荷重しても、引きずるような重さを感じにくい質感です。ホビーでもトップレベルのレースでも使えるピュアレーシングフレームです。
テメラリオ(TEMERARIO)の性能はこれまで語られているように、フロントとリアのねじれがない状態で走るよう設計されています。これは前後ホイールの位置関係がぶれないということです。フレームがたわむとどうしても、円弧がきれいな円弧になりません。それを一枚の板に乗っているがごとく、スーっといけるように、切れ味がいいカービングスキーみたいな感じで、ダウンチューブからチェーンステーが特にそれを強調されたボックス形状になっています。すごい形状で、一見ロードっぽくないのですが、それでも走ってみるとやっぱりロードだということに気付きます。チタンチューブの振動吸収性というのが下手なカーボンよりも高いです。だからチタンチューブを使っています。そこにデダチャイのグランツールを支えた自負が感じられます。長年愛されるロングセラーモデルですけが、それなりの一定の評価があります。性能は折り紙つきなので、形状的にもこれという特徴があります。イタリアンデザインの巧みさが活きているバイクです。いつみても乗りたいバイクの1台です。
アッソルト RC(ASSOLUTO RC)は、アッソルトの後からリリースされたモデルです。アッソルトの反応がレーシングで非常に良くて、クリテリウムなどを走るには良いのですが、もうちょっと優しいのがほしい、ということでこのRCが出てきました。ロングライドにも行ける仕様になっています。基本的なスタイルはアッソルトですが、それをもうちょっと穏やかに、優しさを加味しています。優しさを考慮したカーボン素材と最適な積層になっています。形状が同じでもカーボン素材や積層でまったく趣旨が変わります。どうしてもこの弓なりの形で剛性を出しているということは、相当に余裕のある強度になっているということです。素材によって剛性や乗り心地も自由自在です。弓なりの形状なので踏み込んでも反応が良いです。ゆっくり走る分には口ングライドが快適に走れるような仕様です。チューブメーカーだけあって、流石のノウハウです。ピラー形状だけではなくて、積層やカーボンまで変えています。この余裕もさすがです。
アッソルト(ASSOLUTO)は、継続モデルですが、RC同様にこの弓なりの形状というのが非常にわかりやすいです。こういう形状の先駆けに近いようなものかもしれません。エントリーモデルのような扱いですが、実際に乗ってみると良く走って驚いきます。エントリーモデルでもT700カーボンを使っていて、しかもあまり軽さについて追求するわけでもなく、リニアに踏力に応える、反応する、というところに力を入れています。それとが形状設計、素材の良さ、あるいはフレーム全体の設計によって実現されている所です。スキルが上がっても楽しめそうなバイクです。角断面がかなりよい対応をしています。微妙に五角形というか四角形のチューブがそうです。さらにカーボンフォークもしっかりしています。これはデダチャイがフォークの販売をはじめたときの、自信が感じられます。レース派にはオススメです。重量を気にしないと言っても1100
gですから十分に軽量です。
スーパークロス(SUPER CROSS)は、カーボンフレームのモデルです。しっかりとしたフレームです。なんといっても、このように早くも前後ディスクブレーキを搭載してくるというところに新しさがあります。トレンドを取りいれたクロスバイクですが、カーボンモノコックフレームなのでロードらしい反応の良さがあります。フレーム形状は、ロードのラインナップから想像するデダチャイストラーダっぼくはなくシンプルです。クロス競技は短時間高強度なのでシンプルなほうがパワーは発揮できます。あるいは担ぎやすさとか、必要なことはできるようにという配慮はされているバイクです。ディスクの台座部分もしっかりしています。ガンガンにいけるバイクです。カーボンモノコックのフレームもクロス専用の小物が付いたりしていますが、公称値で1050
gと軽いので、担ぎなどではアドバンテージがあります。軽くは仕上がっています。BBはプレスフイツト92です。BBはオーソドックスになりつつあるプレスフィットを採用しています。各チューブもしっかりと太くて、ダウンチューブも効果的な太さです。
ストラーダスクーロ RS(STRADA SCURO RS)は、グランツールで勝利に導いた実績を持つバイクです。無駄のない造形は本格レーサーをイメージさせ、踏み出した瞬間に感じる軽やかさはトッププロも納得するでしょう。フレーム全体で振動吸収する構造が、レースのみならず軽く流すライディングでも伸びやかな走りをもたらします。
クロス(CROSS)は、あらゆるコンデションのレースシーンを想定したジオメトリーで、バランスの良い安定したレーシングパフォーマンスを生み出してくれるフレームです。トップチューブ形状も選手が担ぎやすいように独特な形を取り入れています。
ピスタ(PISTA)は、デダチャイのクロムモリブデン鋼 「25Cr-Mo4」クラッシックシリーズを採用したフレームです。トラックレーサーらしいスタンダードなデザインと設計が鋭いレスポンスを発揮し、レーサー楽しませてくれます。
デダチャイストラーダクロノ(STRADA CHRONO)は、タイムトライアル、トライアスロンに向け、ワイヤー内蔵処理、翼断面フレーム設計など求められる要素全部を具現化したフレームです。計算されたフレームワークと高品質素材はライダーのペダリングを余すところなく受け止め、推進力に変換してくれます。
クロノ(CHRONO)は、その名前が示すように、タイムトライアル、トライアスロン用フレームです。使用素材はハイモジュラスT800Sカーボンで、モノコック製法によリガッチリと仕上げられている。フレーム単体重量1250g、フォーク390gと、見た目よりずっと軽量です。
このブランドは、上記以外も魅力的なモデルを沢山製造しています。カタログでは分からない実際に購入したユーザのクチコミ評判やインプレ、生の声は以下をご覧ください。
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