スタッツバイシクル(STAATS BICYCLES)-詳細レビュー
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スタッツバイシクル(STAATS BICYCLES)は、1995年にスティーブ・スタッツが2人の息子のために、より強くてより軽いフレームを制作したことから歴史が始まりました。
そのハイクオリティなフレームはアンサーチームのライダーに供給されるなどして成績を残し、スタッツバイシクルが発足されました。2001年にはミニクルーザークラスで全米チャンピオンを獲得したことを機に、BMXレース界の名門アンサーチームへのフレーム供給を開始しています。
当時はマイク・デイやババ・ハリスなど、第一線で活躍する名だたるライダーがSTAATSのフレームで数々のタイトルを獲得しました。現在でもロバート・デヴィルデ、マイク・デイ、そして日本の三瓶将廣などをサポートライダーとしています。
BMXレースで鍛えた“反応の速いフレームワーク”を、MTB4クロスへ移植したのがSTAATSの大きな特色です。その流れの中で、クランクワークスやNORBAでもタイトルを獲得しています。
設計の見どころは、MTXアルミニウムに象徴されるウィシュボーンチェーンステー、スローピングデザイン、レーザーカットのドロップアウトといった、BMX由来の合理性です。剛性を必要な方向にだけ残し、余計なよじれを抑えることで、踏み出しの一瞬が軽く感じられます。
一方で、OX-PLATINUM MTXのようにクロモリのしなりを活かすモデルもあり、硬さ一辺倒ではありません。ガセットワークを含めた“収まり方”が上手いフレームは、荒れた路面でラインを乱しにくく、疲労も溜まりにくい傾向があります。
BMXとMTB4Xの境界に立つブランドだからこそ、用途と走らせ方を決めて選ぶと満足度が上がります。
4クロス(4X)は、BMXのようなスタートダッシュと、MTB的な起伏対応の両方を要求します。STAATSがBMXレースで積み上げたノウハウを基礎にしているため、踏み出しの初速や、コーナーでの立ち上がりの鋭さが前提になりやすいです。
ウィシュボーンチェーンステーは、リア周りのねじれを抑えつつ、必要な部分だけしなりを残すための設計要素として効きます。レーザーカットのドロップアウトも同様で、重量を増やさずに“狙った剛性”を作りやすい手段です。
また、ガセットワークの入れ方は、ハードに着地する競技でフレーム寿命を左右します。クロモリモデルのしなり方と、アルミモデルの反応の違いを把握して選ぶと、乗り味が想像しやすくなります。
レース志向で組むなら軽量ホイールと短めのギアで加速を狙い、遊び寄りなら耐久性重視のパーツで“壊さず練習する”方向が向きます。
サポートライダーのラインを見ると、勝ちにいく姿勢がブランドの空気として残っているのが分かります。常勝チームと評される背景には、単に軽いだけではなく、レースで壊れにくい作りと、練習量に耐える信頼性が必要です。
4Xでは、ジャンプの着地で姿勢を乱さないことと、バームで外へ弾かれないことが重要になります。フレームの反応が速いとミスも増えやすいので、最初は扱いやすさを優先し、慣れてからパーツで尖らせる方が上達が早い場合もあります。
BMXレースの土台があるブランドは、ヘッド周りやBB周りの“剛性が欲しい場所”が分かりやすく作られていることが多いです。STAATSの各モデルを読むと、アルミとクロモリで狙いを分け、競技の入力に対して最適化しようとしている姿勢が見えます。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
MTXソフトテール(MTX SOFTTAIL)(2024年モデル)は、サスメーカーが助言を求めにくるほどの知識を持つエンジニアの手で設計されたとされ、NORBAのマウンテンクロスやカナダのクランクワークスでも優勝を飾ったフレームです。超軽量ながらライトフリーライドにも使える懐の深さが魅力です。ソフトテール的な挙動は、リアが動くことで路面追従性が上がり、ギャップで跳ねにくくなる方向に働きます。結果として、ペダリングのリズムが崩れにくく、連続セクションで速度を落としにくいのが利点です。「超軽量でライトフリーライドにも使える」という表現は、競技フレームにありがちなピーキーさを抑えていることを示唆します。トレーニング用途で繰り返し走る人ほど、こうした余裕が効いてきます。
MTXアルミニウム(MTX ALUMINUM)(2026年モデル)は、操作性と反応のよさに優れた軽量レーシングフレームです。ウィシュボーンチェーンステーやスローピング、レーザーカットのドロップアウトなど、BMXで培われたフレームワークが随所に効いています。スローピング形状は取り回しのしやすさにも繋がり、コーナーで車体を倒し込みやすい印象になります。BMX由来のフレームワークが、4Xの“攻める走り”に素直に応えてくれます。レーザーカットは見た目の特徴にもなりますが、重量を抑えながら剛性を作るための手段でもあります。速さと扱いやすさの折り合いを取りたい人に向きます。
OX-PLATINUM MTX(2023年モデル)は、STAATSが本気で作った4X用ハードテールクロモリとして語られる一本です。独自のしなりを活かしたガセットワークが軽量さと鋭い反応性を両立し、コーナー立ち上がりで踏んだ分だけ前に出る感触を狙えます。クロモリの特性を活かすと、路面からの入力が角立たず、長い練習でも疲れが残りにくい方向に寄ります。剛性が欲しい部分はガセットで補い、全体のバランスでスピードを作るタイプです。
ALUMINIUM MTX(2022年モデル)は、NORBAの30-35エキスパートクラスで年間シリーズチャンピオンを獲得したモデルとして紹介されています。勝つためのジオメトリーと加速感を前提に、レース向けの尖った性格を想像しやすいフレームです。年間シリーズを勝つためには、単発の速さだけでなく安定して走り切れる特性が必要です。反応の鋭さとコントロールのしやすさの両方を意識した設計として読むと、狙いが理解しやすいでしょう。
ミニクルーザー レース(CRUISER RACE)(2025年モデル)は、2001年のミニクルーザークラス全米チャンピオン獲得という系譜を意識した想像上のモデルです。BMXレースのノウハウを反映してスタート加速と直進安定を重視し、整備性を損なわないシンプルな構成でレース現場の扱いやすさを狙うイメージです。ミニクルーザークラスは加速の勝負になりやすく、スタートの一踏みで前に出る“剛性の出方”が重要になります。BMXレースの現場感をベースに、扱いやすさと勝負所の鋭さを両立させる方向で想定しています。
STAATSは数字よりも“踏み出しの反応”で語られがちなブランドです。購入者のインプレや体験レポートを読むと、MTB4X寄りかBMX寄りかの選び方が具体的になります。4Xの経験が薄い人ほど、体験談の“コース条件”と“組み方”をセットで読むのがコツです。
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