グル(GURU)-詳細レビュー
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グル(GURU)はカナダ生まれの比較的新しいブランドですが、トライアスロンの大舞台で勝利した機材として知られ、実戦で鍛えられてきました。ロードだけでなくツーリング系まで手掛け、用途に合わせた“作り分け”を早いテンポで行うのが特徴です。
ブランドの核にあるのはフィッティング思想で、ジオメトリーをオーダーできる仕組みを早くから用意してきました。体格や柔軟性、レースかロングかといった条件で最適解が変わることを前提に、数値で合わせ込めるのは大きな魅力です。
構造面では、独自のGCCテクノロジーで強度を落とさず軽量化するアプローチが語られます。たとえばシート径を27.2mmとすることで、過度な“棒っぽさ”を避け、しなりで快適性を作る狙いが見えます。硬さの押し付けではなく、ポジションとしなりで速さを作る発想です。
軽量フレームは“反応が鋭い”反面、身体が硬いと跳ねることがありますが、GURU系はポスト径や積層で逃げ道を作り、長時間のレースで集中力が落ちにくい方向へ寄せます。加速の瞬間だけではなく、30分・60分と踏み続けたときの疲れ方に着目しているのが分かりやすいポイントです。
フロントフォークにENVE製を採用する構成では、軽さと剛性のバランスを高い水準で狙えるため、ブレーキング時のヨレを抑えつつ、路面の細かな振動を丸めやすいです。結果として、下りでハンドルが暴れにくく、疲労が溜まりにくい方向になります。
カーボンの積層を語るとき、単に高弾性を増やすと硬くなる一方で、衝撃のピークが増えてしまいます。そこで、荷重が掛かる方向だけを支え、不要な方向はしならせる“異方性”を使って、踏む方向にだけ強いフレームを作る発想が現代的です。
ユーザー目線では、フィッティングの自由度が高いほど“最初は普通、調整で化ける”という楽しさがあります。サドル後退量や落差が決まると、同じ出力でも速度が伸び、心拍が落ちるといった変化が体感しやすいでしょう。
カスタムカラーや細部の仕様を選べる点も、単なる見た目以上に意味があります。所有感の問題だけでなく、長く同じバイクを使い続ける動機になり、結果としてポジションや整備が“自分仕様”に熟していくからです。
走りの印象は、入力に対して素直に反応しつつ、一定出力を維持する場面で速度が落ちにくいタイプに寄りやすいです。短い坂の踏み直しより、巡航やロングの後半で差が出る“消耗しにくさ”を狙った設計が合います。
選び方のコツは、まず目標用途を決め、次にポジションの優先順位(前傾を深くしたいのか、呼吸を楽にしたいのか)を整理すること。そこからハンドル落差やステム長を詰め、最後にホイールやタイヤで味付けすると失敗が減ります。
さらに、カラーオーダーは視認性やモチベーションにも効きます。夜間走行やイベントでの識別性が上がると安全面でもメリットがあり、長期的に乗り込む人ほど価値が出やすい要素です。
総括するとGURUは、カスタムと実戦の両方を入口にして、乗り手の条件を“数値化して合わせる”文化を持つブランドです。フィットが決まった瞬間に走りが一段軽くなるのが、この系統の面白さでしょう。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
PHOTON HL3(2024年モデル)
PHOTON HL3は2024年モデルでフレーム重量670g(540サイズ想定)という軽さを軸に、ヒルクライムで回転を止めずに進めるのが魅力です。GCC系の軽量化思想で剛性を落とし過ぎないようにし、27.2mmシートポストで乗り心地の逃げ場も確保。ENVE 1.0クラスのフォークと組み合わせると、軽快さの中にハンドリングの芯が残ります。軽さに対して扱いがシビアになり過ぎないよう、BB周りの張りとリア三角のしなりを分けている想定で、ダンシングでも座って回してもリズムを崩しにくいです。
CRONO TRI(2026年モデル)
CRONO TRIは2026年モデルでトライアスロン/TT用途で、一定出力を維持したときに速度が落ちにくい巡航特化の設計。前後の剛性バランスを強めにし、エアロポジションでの安定感を優先します。補給やトラブル対応を想定してケーブル取り回しや整備性も残し、レース当日の安心感を狙うタイプです。ヘッド周りは直進性を優先し、深いエアロ姿勢でも視線移動に対してふらつきにくいのが狙い。ギア比を大きめにしても踏み抜きが破綻しにくく、淡々と“我慢の巡航”をするレースで効いてきます。エアロバー周りの剛性がしっかりしていると、肘荷重でもハンドルが暴れにくく、終盤まで姿勢を維持しやすいです。
AEROLITE CUSTOM(2023年モデル)
AEROLITE CUSTOMは2023年モデルでカスタムジオメトリーを前提に、リーチとスタックを“自分に合わせて”作り込みやすいエアロ寄りロード。横風の癖が出にくい断面を選び、下りの修正舵を減らす方向です。スプリントでラインが暴れにくく、集団走行でのストレスを減らしたい人に向きます。ホイールハイトを上げても挙動が破綻しにくいよう、前後のねじれ剛性を整えている想定です。短いアップダウンでも速度の落ち込みが少なく、アタック後の再加速で脚を削られにくい方向です。
ENDURANCE GT(2022年モデル)
ENDURANCE GTは2022年モデルでロングライドを主眼に、上体が固まりにくい快適性と直進安定性を優先した想定。シート周りのしなりで微振動をいなし、ヘッド角は落ち着き寄りに振って疲労を抑えます。太めタイヤとの相性が良く、距離を伸ばすほど“楽に速い”方向へ寄っていきます。ハンドルを高めに組んでもバイクが間延びしないよう、トップ長とヘッド長のバランスを取り、補給や休憩を挟むイベントでも走りの芯が残ります。肩や首に負担が出やすい人に合います。
ADVENTURE TOUR(2025年モデル)
ADVENTURE TOURは2025年モデルでツーリングや未舗装混じりの用途を想定し、安定感と整備性を重視した多目的フレーム。荷物を積んだ状態でも挙動が崩れにくい重心バランスを取り、パーツ選択の幅を広くして長期運用に向けます。通勤から週末の遠出まで、1台で守備範囲を広げたい人向けです。未舗装でのトラクションを作るため、低速域での安定感を重視し、荷重が掛かったときにタイヤが逃げない方向へ寄せます。パーツ交換の前提で規格の汎用性を高め、長く付き合える“旅仕様”を狙います。
購入者のレビューは、レース志向かロング志向かで評価点が大きく変わるので、用途が近い人の体験談から先に拾うと判断が早くなります。
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