インターマックススポーツ(INTERMAX SPORTS)-名車の証
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インターマックススポーツ(INTERMAX SPORTS)は、近代ツールにおいて、日本人として初めてツール・ド・フランスに出場した今中大介氏。彼が興した、ブランドだ。
96年ツール、5連覇をかけたM ・インドゥラインが敗れた歴史的大会に参加した今中氏。プロとなり3年目の快挙であったが、日本からやってきたサムライという物珍しさ的見方ではなく、レースで仕事ができる一流チームに所属するプロ選手として選抜された。
国内ではシマノレーシングに所属、国体3連覇、ツール・ド・北海道3勝、全日本選手権以外のタイトルをほとんど総なめにした輝かしい成績を収めている。
1994年、満を持して渡欧。当時のイタリアのトップチーム、ポルティと契約する。ポルティはジャンニ・´フーニョ、リュック・ル、フラン、マウロ・ジャネッティといったトップ選手が所属したチームだった。
また、プロサイクリストとしてレースを参戦する中、プロトタイプや新型パーツのテスターとしても優れた才能を発揮した。
現在の製品ラインナップもこの才能が十三分に発揮されているはずだ。
97年、プロとしてまだ充分に戦える実力がありながらも勇退、翌年にインターマックスを立ち上げた。
イタリアで選手活動中に培った人脈をフルに活用し、チューブメーカーのデダチャイ社とは親密になり、技術提供を受けるまでの仲になった。
そして誕生したオリジナルバイク第1号がゼルトゲンボスだ。氏が出場した96年ツールのスタート地点と同じであるこの名を冠したのも、世界最高峰のレースに参戦したという自身の達成感、そして高いモチベーションとなるに相応しい名前だ。
当時のレーシングシーンには欠かせなかったアルミ素材の最高傑作デダチャイ・7003をメインフレームに、信頼性の高いクロモリフォークをアッセンブルしたピュアレーシングバイク。数々の死線をくぐり抜けてきた氏の思いを具現化した最初にして最高のバイクだ。
さらに視野を広げ、軽量アルミバイク・セストリエール、U2、カーボンバックのセルビーノなど、レース会場では必ず目にするというほど日本のレースシーンに浸透していった。
最近ではフルカーボンモデルやコンフォートモデルなど市場のニーズを敏感に察知したラインナップでユーザーを飽きさせない。
また、底辺拡大を狙ったスポーツサイクリングブランド"インターマックススポーツ"も設立。日常の脚として、週末のライドを楽しみ、スポーツとして自転車を認識してほしいというコンセプトで高い運動性能を維持したままコストパフォーマンスに優れた完成車ラインナップを展開している。
常に最先端、話題性にこと欠かない。イタリアにもっとも近いジャパニーズブランドだ。
===【往年の傑作モデル 詳細解説】====
アクア(AQUA)は、ロ―ドバイクのスピーディさと、クロスバイクのタフネスさを融合させた、"スピードクロス"モデルです。フラットバー装着を想定してホイールベースを長くし、安定性を向上させています。落ち着いたグラフィックも大きな魅力です。
セルビーノ(SELVINO CARBON)は、駆け出しの反応が早いので、豪快に加速したくなるフレーム剛性に仕上がっています。もちろん基本コンセプトはレース志向です。初期のモデルはトップチューブで優しさを演出していましたが、現在はフレーム全体の剛性バランスを最適化しています。踏み出しが軽く疲れにくいバイクに仕上がっています。ねじれ方が一様で弱い部分がない設計です。クィックな操作に対応するハンドリングです。でも上りや下りでソワソワすることがないのは剛性が確保されているからです。上り下り問わず得意です。つねにそんなシチュエーションでテストしながら作られています。どんなライダーに対応するように設計し、レース派のライダーに支えられたセルビーノのカーボンモデルとして、その役目を果たすように作られたバイクです。その開発があってこそですが、デザインから乗り心地まで不具合を一切感じないバイクです。剛性感は適度で、乗りやすいです。瞬間的な加速は、鋭く刺すように加速し、グイグイとパーツがきじむようなトルクを掛けても良く応え、いかなる走り方も許容します。オートクレーブながらフレーム重量1000g前後とかなり安全マージンを確保した作りで、それがスタビリテイに現れています。コーナリングもスパツと決まります。ほとんどのプロが満足できる性能です。
ウァルブレンボ(VALBREMBO)は、エアロチューブを多用し、筋肉質に見える外見そのままにストレートな走りができます。このボリュームは硬さではなく走りの質に表れていて自然で小気味よいライディングフィールにつながっています。ダウンチューブが目に付くがレスポンスに効くトップチューブの横への張りのある造形と、途中のしぼりが物語るように全体でほどよい剛性になっています。弱さがない設計でフォークと、下まわりの造りが特に効果的で走りの安心感と反応のよさを演出しています。テクニカルなコースを自然にこなせるハンドリングです。標準レベルよりも強さが出ますが、エアロチューブ多用のスピード系バイクとしては、軽い分だけコンフォートさもあります。どちらかと言うとパワフルなライダー向けですが、踏力にリニアなので上りも楽しめます。下りは得意分野です。選手になった気分で乗りたいバイクです。イタリアのプロチームがトレーニングコースとして使っていたヴァルブレンボの地名に由来するモデル名です。強弱がありそうな形状ですが、スピード系のライダーがどんな走りをしても対応するバランスの良さがあります。名称通りに山や谷を越える万能性能の持ち主です。たっふりとしたフレームの造形ですが、想像以上に軽く仕上がっています。そして剛性レベルは絶妙なバランスを保っており、軽快な運動性能です。ピーキーすぎず、安定感も高いのが特徴的です。
X-ライト(X-LIGHT)は、完成車販売になって、パーツアッセンブルを変更した3モデルが用意されています。アルテグラを装備して、30万円を下回るのは素晴らしいです。意外にインターマックスが求めている走りに対して反応が良いです。クリテリウムとかスプリント的な走りも良好です。いろんなモデルがインターマックスには登場しますが、Xライトを従来からラインナップに残っているモデルです。当初からの軽さというキーワードを守りつつ、お手頃な価格になっているのはうれしいです。いろいろな方が、ヒルクライムからロングライドイベントまで様々な乗り方をしています。カーボンバイクのエントリーバイクと言えばこのモデルです。イメージも定着してきました。走りの質もロードレースの魅力を知るのにびったりでしょう。ヒルクライマーを中心に人気を博した軽量カーボンモノコックフレームもリニューアルしました。振動吸収性を大幅に向上させコンフォート性能がアップしました。軽さを生かしたヒルクライムはもちろん、長時間のライディングも得意とするオールラウンドバイクヘと進化しました。
レイズ(RAYS)は、俊敏なハンドリング性能とライダーのパワーを無駄なく推進力として伝えるフレーム剛性を持つモデルです。操ることの楽しさを追求し、レースはもちろん通勤、通学やツーリングまで幅広くロードバイクの性能を満喫できるバイクです。武闘派インターマックスが入門用と位置づける完成車です。ライダーのパワーをムダなく推進力として伝える高剛性フルアルミフレームに、俊敏なハンドリング性能を持つカーボンフォークをセットしています。コンポはシマノ・ティアグラでレース入門に最適です。
スクアドライタリアは、世界トップレベルの運動性能を追求する人気モデルです。ダウンチューブを中心に大径化を進め、さらなる高性能フレームに進化しました。イタリアの職人によってハンドメイドされるフレームはコルサイタリア同様にオートクレーブによって最高の品質を確保しています。
コルサイタリア エボリューションは、安定感のある素直な特性はそのままにエアロチューブで優れた空力特性を獲得し、加速性能や高速巡航性能を向上させることに成功したインターマックスのニューモデルです。F1などで採用されている特殊なオートクレーブ工法で製作される最高品質のフレームは攻撃的な走りを最大の魅力としています。製造はもちろん、マスキングによる塗装まで一貫してイタリアで行なっています。
ド迫力のルックスはいかにも戦闘機的です。
セストリエールは、実戦派に人気のレーシングバイクです。セストリエールがインテグラルシートチューブを採用してフルモデルチェンジしました。新型セストリエールは前作のダイレクトな加速感を受け継ぎつつ、インテグラルシートチューブの剛性アップを加えることで動力性能が大幅に向上しています。快適性も高く、スプリントレースはもちろんのことグランフォンドやヒルクライムでもライダーの能力を100%引き出します。カラーリングもグッと華やかになりました。
コルサイタリアは、「このクオリティをこの価格で?」と自転車ファンを驚かせた人気モデルです。外圧と内圧を加えて成形するという特殊なオートクレーブ工法を用いてイタリアで製造されています。レース用の設計ながら振動吸収性を犠牲にしていない、秀逸な剛性バランスの持ち主です。
クアトロは、上級モデルに引けを取らない軽快な走行性能が魅力の完成車です。1090gの軽量カーボンフレームにシマノ・105をアッセンブルし、初めてロードバイクに乗るビギナーからレースを転戦するライダーまで、すべてのレベルで高性能を味わうことができます。
このブランドは、上記以外も魅力的なモデルを沢山製造しています。カタログでは分からない実際に購入したユーザのクチコミ評判やインプレ、生の声は以下をご覧ください。
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