スコット(SCOTT)-名車の証
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スコット(SCOTT)は、以前までスコットUSAと言う名前を掲けていたが、もう数十年前からスイスにメインオフィスを移しているブランドだ。
スコット(SCOTT)は弱虫ペダルにも登場する人気・評判のブランドだ。
自転車の本場ヨーロッパに本拠地をおくだけに、トランザルブやメガバランシェなどのトレンドにいち早く反応し対応するバイクを送り出している。
スコットは1958年に世界初のアルミ製スキーストックを開発し、その後スキーのダウンヒルのフォームにヒントを得た"スコットDH"バーを開発。89年のツール・ド・フランスでは、G
・レモンの歴史に残る8秒差の大逆転優勝に貢献し、 一躍その名を世界に知らしめた。
現在は超軽量カーボンモデルで実績を積み重ねるが、アルミフレームのシリーズ、スコットスピードスターも根強い人気を誇る。各部分ごとに最適な剛性バランスを計算して開発設計された"バテッド素材"を採用。さらにスコツトならではの"ジャパンスペック"も展開する
89年ツールで劇的な逆転により総合優勝を手に入れたグレック・レモンが使用したアタッチメントバーもスコット製である。
このように歴史の節々に登場し、大きな変化を与えてきた。スコットのロードバイクが登場したのは2002年、フランスのプロチーム、ジャンドゥラツールに供給を開始したあたりだ。
ポリッシュに磨き上げられたフレームに大口径のダウンチューブが印象的だった。そして翌2003年ツール100周年大会。同チームのサポートカーの上にはフルカーボン製のハイボリュームなバイクがあった。
見た目のボリュームとは裏腹にフレーム重量は750g、フォークと合わせても1kgちょっとという驚異的なスペックであった。そして2004年、CR・1という名前でリリースされたカーボンバイクは素材の枠を超えた性能を持っていたのであった。
カーボンの軽さ、アルミのような硬さをもち、市販されている最高峰のバイクのひとつだ。
90年代のMTBブームで自転車業界へと参入した大手スポーツ用品メーカーのスコット。
サーモプラスチック製のフレームを初めて市場に送り出すなど、独創的な製品作りでマウンテンバイカーを魅了してきた。
その精神はロードバイク作りにも受け継がれ、同社の存在が大きく注目されることとなつたのは、2003年のツール・ド・フランスに投入されたフルカーボンモデルの「CR
1」だ。
ロードバイクのフレームがアルミからカーボンに移行しつつあるこの時代、スコットはカーボンチューブを肉薄にして大径化を図り、880gという超軽量フレームを作り上げた。
しかも軽量ながら他を圧倒する高剛性を誇り、世界中のロードバイカーを驚愕させた。
このCR1の登場以降、カーボンフレームは肉薄・大径化によつて軽量化戦争に突入することとなった。
そのDNAは初代アディクトのフレーム単体重量775gを実現し、現行車種となる2代目アディクトヘと受け継がれている。
CR1の登場以降、スコットはプロレースでも活躍し、ロー ドバイクでもトップクラスのブランドとして位置づけられるようになった。
===【往年の傑作モデル 詳細解説】====
スポーツスターP1.1(SPORTSTER P1.1)は、フレームに新設計の6061アルミを採用し、フォークにはサンツアー・NCX-D RL-Aロックアウトを組み合わせています。タイヤはコンチネンタル・タブルファイター2
700× 37Cをアッセンブルし、街乗りから里山ライドまで幅広く対応しています。
サブ30ソリューション(SUB 30 SOLUTION)は、スロービンクしているトップチューブを採用、女性にも乗りやすい設計になっています。もちろん、新設計のハイドロフォームドアルミフレームです。スカイブルーのカラーリングがさわやかで、街でも自然の中でも映えます。シマノ・デオーレの3×9スピードドライフトレインも小気味よいです。
サブ40(SUB 40)は、ブラック、ライトグレー、ライムグリーン、スカイ、ビーチ、マンゴーと6つのカラーがチョイスできる楽しいバイクです。ハイドロフォームドアルミフレームは基本的に上位機種と共通です。リーズナブルな価格もウレシイです。
スピードスターS55FB CDジャパン(SPEEDSTER S55FB CD JAPAN)は、ドロップバーモデルがメインのスピードスターシリーズのなかで、フラットバーを装着するモデルです。フレームは定評の高い7005アルミダブルバテッドチュービングで、
ロードバイクとなんら変わらない高性能を見せます。街を高速で駆け抜けるのに最適まモデルです。
ジニアス50(GENIUS 50)は、マラソンライドから、XCライドまで、 どんなシーンにも適応する究極のトレイルバイクです。ハイドロフォーミングで作られたフレームが、高い剛性と極めて軽い重量を獲得し、抜群のサスペンション性能を発揮します。
ボルテージ YZ0.1(VOLTAGE YZ0.1)は、大迫力のハイドロフォーミングチューブが目を引くモデルです。強靭なフレームにクロモリクランクや高強度ホイールを装備し、ダートジャンプから、パークライド、ストリートライドにしっかり対応してくれます。
コンパクトなジオメトリーでクイックな乗り味です。
スケール 70(SCALE 70)は、非常に軽量なレース用ハードテールバイクです。軽さは最も重要な要素となります。このスケールシリーズのバイクなら、そこに絶対のアドバンテージを保証してくれます。パーツアッセンブルも実戦的で、すぐにレースに使用できます。
ボルテージ YZ15(VOLTAGE YZ15)は、的確なパーツアッセンブルでコストパフォーマンスを高めたバイクです。ストリートからダート、トレイルまでをアグレッシブに攻めることも可能です。
F01L チーム イシュー(F01L TEAM ISSUE)は、やや腰高でバックがしっかりしている印象のバイクです。相対的にフロントが軽やかで直進性が高めなのに、いざハンドリングを試そうとすると意外にクイツクに反応してくれます。横方向に張り出したフォークのブレードにも秘密があるのでしょう。素直なフィーリングなので特別感がないものの、かなり高評価です。リアよりの演出なので、しっかり腰をすえて乗りたいモデルです。形状はオーソドックスながらリアのエアロチューブ状のシートチューブを中心に剛性が高いです。とはいえバランスがよいので高評価です。コーナーでも独特のフォークが小気味よさを与えてくれます。スプリンターも想定した剛性と反応のよさがあります。コンフォート性能もまずまずです。縦の振動が強めに現れています。上りは軽やかです。下りもしっかり踏ん張ります。フロントもリアのようにガッシリしていたらさらに良さそうです。純レーシングバイクといったモデルです。丸チューブに限りなく近いエアロフレームということで、自然な剛性を引き出しつつも、エアロに特化していてまさに理想的です。フレーム剛性はかなり優秀ですが、極端に硬いフレームではない印象です。コーナリングなどは比較的マイルドなイメージもありますが、それを利用してスムースな挙動を発揮しています。尖ったところがなくて乗りやすさも演出されています。
CR1 チーム(CR1 TEAM)は、フォークは上から見ても横から見てもわかりやすい円弧状の造形になっていますが必要以上にたわまず、フレーム全体の剛性は高いです。こちらの方がオーソドックスな設計で乗りやすい感じです。フロントが軽快で、クリテリウムのような走りにも対応できるフィーリングです。フレーム本体の剛性はよどみがない高性能バイク的な反応のよさがあります。一見頼りなさそうなフォークが走ると意外に素直です。チームイシューよりもニュートラルステアです。上位機種譲りの加速性能です。市民レースにはとても良いでしょう。どちらかというとスピード系に自信があるライダーに相応しいモデルです。走りの質はハイエンドモデルに匹敵するでしょう。比較的イージーなステアリングでビギナーでも扱えます。しかし攻める走りも可能な軽さも兼ね備えています。上りもキビキビこなせるので重量を感じさせず、ダンシングでほどよく推進力に変わっているのがわかります。フレーム剛性の良さが現れています。これが6kg台で性能を出せたら怖い存在になりそうです。レースで使いたいバイクです。しっかり信頼に応えてくれ、ストレスも溜まりにくいモデルです。
スピードスター25(SPEEDSTER 25)は、非常にシンブルなバイクです。以前のモデルはエッジが立っていましたが、フォルムが全体的に丸くなりました。変化を求めて、あがいて、奇抜なものにしてしまうというメーカーがよく出てきますが、原点に立ち直ってこういう形状で、シンプルに構成したら望まれる性能がでるのでしょう。迷走してきたメーカーは多いですが、戻ってきたものあれば、そうでないところもあります。メーカーに自信があれば、そのネームバリュー、名前の信用度で「良い」という評価が出たとたんに売れ始めます。そういう自信があるのでしょう。そのためには下積みが重要です。しっかりとしたモノを作って売っていくという姿勢です。スピードスターの場合は、以前のモデルをもっている人が、悔しがってしまうようなモノに昇華しました。性能は保証されていますし見た目も良いです。走りやすさ、万能さを想像できるような感じです。溶接ビードは相当しっかりしています。ガシガシとアメリカンな感じのタフな連中が乗っても、クリテリウムにもいけそうなバイクです。年がら年中乗っても折れない、溶接部分からはそんな雰囲気があります。
アディクトRC 20/SP(ADDICT RC 20/SP)は、レーシングバイクに求められるすべての要素を、高次元でバランスさせたフラッグシップモデルです。コンポにはシマノ・デュラエース、ホイールはマヴィック・キシリウムSLを組み合わせ、オーツドックスなフォルムながらもすべてがそろった超軽量レーシングバイクです。
プラズマ プレミアム(PLASMA PREMIUM)は、空気を切り裂くフォルムが強烈なトライアスロン用バイクです。エアロバーの先駆者であスコットは得意のHMXカーボンを使用して空気抵抗を極限まで削減した先鋭的なフォルムを生み出した。レースでの勝利のためにいっさいの無駄を省いたスーパーマシンです。
CR1 Team Issuは、少し古いですが2007年の機種です。弱虫ペダルにも登場する人気・評判の機種です。
Addictは、現在は販売されていませんが、今でも根強い人気を誇っています。弱虫ペダルでも登場する人気・評判の機種です。
サブ・スピード 40(SUB SPEED 40)は、シンプルなフレームデザインと落ち着いたカラーリングで、先進のビジネスタウンにもフィットするスコットのスタンダードクロスです。信頼のシマノ製コンポにより計24速の優れた走行性を確保しつつ、37c幅の極太タイヤと泥はねをシャットアウトするフェンダーを標準装備したことで、日常の使い勝手も抜群な仕上がりとなっています。通勤通学使用にも積極的に抜擢したいユーザビリティに溢れた1台と言えるでしょう。
スポーツスター20(SPORT STER 20)は、クロスバイク以上のスポーツ性能をもち、ロードバイクよりも使い勝手に優れたフレンドリーさが魅力のモデルです。クッション性に優れた40Cの幅広タイヤの装備も注目すべき点です。コンポはシマノ「Deore」とし、前3速/後10速の超ワイドレンジギアに設定しています。いかなる路面でも繊細にギアを選ぶことができます。同じくシマノの油圧式ディスクブレーキ、シンクロス製のハンドルバー&ステムなど、考え抜かれたパーツアッセンブルが光ります。
スピードスター50(SPEEDSTER 50)は、スイスに拠点を持つスコットの人気ブランドです。スキーやモトクロスなどの製品も手掛ける総合スポーツブランドです。自転車に関してはエアロロードの「フォイル」の空力性能の高さで注目を集めています。その技術のフィードバックを受けて作られたのがこのモデルです。ダウンチューブは特殊な形状をしており、一般的な丸チューブに比べて約20%のエアロ効果が期待できるそうです。理論的にはその分、力を温存して、楽に速く走れるというわけです。
CR1コンプCDは、高品質なカーボン素材を使用し、軽量性と高剛性のバランスに優れた"CR1" シリーズです。横方向からの衝撃に強さと同時に適度な振動吸収性を発揮するSDS(ショック・ダンピング・システム)により、ロングライドにも使いやすい乗り味を実現しています。"COMP
CD" は上位モデルの"PRO" と同じフレームに、シマノ・105(R)、ティアグラ(F)ディレーラーなどを装備して比較的、手ごろな価格で手に入れることが可能なお買い得モデルです。
スピードスターJP S45
世界で最も軽いロードフレームを発表。肉薄、大口径パイプで超軽量、しかも高剛性というスペックは鮮烈な印象を与え、ヒルクライムでは絶対的な人気を誇つた。そのスコットのバイクだけに、この価格帯では信じられないほどの完成度だ。走ればすぐに感じるのが加速感のよさ。踏めばスッと反応する切れのよさは、「この価格帯では」という条件を別にしても色あせない。この切れのよさはやはりスコットならではと感じる。ややハンドル位置が高くなる傾向にあるが、ヒルクライムを前提にしたセッティングと思えば違和感もない。短めのクランクも戻りが速くなり、軽いギヤを使えるので負荷が少ない。リーズナブルでよくまとまつたバイクだ。
ハンドルとステムも「ジャパンフィット」によって長さが変更されている。フォークはアルミコラムのカーボンフレードで、路面からのショックを吸収する。6061タブルバテットアルミチューブを使用したフレームで、パイプはあらゆる方向へのストレスに対応する、シンプルなパイプで組まれている。「ジャパンフィット」と呼ばれる、体格に影響されるパーツを、サイズに応じて小さく変更するアッセンブルがされる。クランク長も短くなっている。初心者は長めのクランクでは回せずにロスが多くなるので、走りに直接影響するパーツの変更は親切だ。またヒルクライムなど大きなスピード変化が少ないイベントには、短いクランクのほうが適している場合も多い。
スピードスターS45 CDは、アルミフレームにコンパクトドライプを装備したモデルです。ハンドル・ステム・クランクなどに日本人の体型に合ったパーツをチョイスし、使いやすさ抜群です。また、サドル・シートポスト・ステムはスコットロゴの入ったオリジナルバーツで統一され、見た目のよさも魅力です。
アディクト R3は、IMPと呼ばれる製法によってヘッドチューブに使用される材料を11%削減しました。また、フレームと一体のリヤエンド、各部のケーブルストッパー、フロントディレーラー取り付け台座、フォーク先端の細部までカーボン素材を使用し、世界トップクラスの軽さを実現しています。さらにフレーム全体にハイグレードのカーボン素材を採用しただけでなく、各部により高弾性の素材を配することで、約20%以上の剛性アップを果たしています。
スピードスターS65 CDは、アルミモデル"スピードスター"シリーズ最上位モデルである"S10"と同じフレームに、コンパクトドライラを装備した、コストパフォーマンスに優れた1台です。ハンドル、ステム、クランクに日本人の体格に合ったサイズをチョイスした「ジャバン・スペック」を採用しています。
アディクト リミテッドは、エンド部分までカーボン素材を使用した超軽量フレームに、マヴィックコスミックアルティメイトのホイールを装備しています。またサドルにフィジークK1、ハンドルにリッチーのカーボンモデル、さらにタイムペダルをアッセンブルして、完成車重量で5.9kgを実現しています。
プラズマリミテッド ・フレームセットは、トライアスロンレースの最高峰「アイアンマン・ハワイ」の優勝者(06年)であるノーマン・スタッドラーが08シーズンから使用しています。極限まで空気抵抗軽減が図られたフレームは剛性も高く、抜群の直進走行陛を誇ります。XXSの小さなサイズが用意されていることも魅力です。
スピードスターS20 CDは、アルミモデル"スピードスター"シリーズのセカンドグレードです。コンポーネントにシマノ105、ホイールにシマノWH-R500をアッセンブルしています。さらにカーボン製シートポストを採用し、完成車重量8.9kgです。サドル、ステムはスコットオリジナルバーツで統一されています。
スピードスターS20は、スピードスターJP S45と価格差も大きいが、パーツのグレードがシマノ・105になるので、変速スピード、確実性、反応性、スピードコントロールなどあらゆる部分で違いが出てくる。だが、それは初めてスポーツバイクを買いたいと思う人にとってはわかりにくい部分でもあり、違いはフレームのデザイン程度となってしまいがちだ。スポーツとして走り込みたい人にとっては、上位機種へのパーツ交換もできるS20は、フレームのよさもあって長く使えるだろう。
このブランドは、上記以外も魅力的なモデルを沢山製造しています。カタログでは分からない実際に購入したユーザのクチコミ評判やインプレ、生の声は以下をご覧ください。
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