セラ・サンマルコ(SELLE san marco)-詳細レビュー
⇒【セラ・サンマルコ】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー23件】
⇒【セラ・サンマルコ】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー338件】
⇒【セラ・サンマルコ】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー155件】
セラ・サンマルコ(SELLE san marco)は1935年創業で、ロールス、コンコール、リーガルといったロングセラーを生んだ名門です。世界的に有名でありながら規模は大きくなく、高品質にこだわるがゆえ廉価モデルを持たない、という語られ方がこのブランドらしさを表しています。
節目の年には、往年の名作をビンテージモデルとして復活させる動きもあり、リーガルはディテールにオリジナルの雰囲気を残しつつ、ベース素材を見直したリーガルeFXのような“軽量化されたクラシック”も提案しています。グラフィック面でも都会的なイメージへ刷新し、サドルを道具だけでなくスタイルとして扱う方向性が見えます。
同社はカーボンを多用した軽量モデルのアスピデ系から、クッション量を確保したコンフォート系、さらにフィキシー文化にも似合うクラシックまで幅広く揃え、ライダーの姿勢や用途差に応じて“座面の芯”を変える設計が特徴です。軽さだけでなく仕上げ精度で座り心地を作るメーカーです。
ラインナップの考え方は“名作を残す”だけではなく、同じ系譜を素材で振り分ける点にあります。ワイヤーベースやプラスチックベース、カーボンベースで同形状を作り、乗り手は見た目の好みと乗り味の好みを両立させやすくなっています。
社長のルイジ・ジラルディさんは「会社を大きくするより、小さな規模で社員全員のコミュニケーションがスムーズに行なえることが大切」と語り、従業員は約40人とされています。品質管理を含め工場には女性が多く、細部の仕上げまでしっかりチェックする体制が“高級品中心”という立ち位置を支えています。
プロ選手の愛用品としては、パオロ・ベッティーニやアレッサンドロ・ベタッキが名前を挙げられ、定番が長く使われることが多い、と語られてきました。定番は“奇抜さ”ではなく、長い時間の積み重ねで形が洗練されるので、合えば乗り換える理由が減ります。
革新面では、血流を良くするため中央部分に穴を空けたり、有効着座面積の算出などをフェラーラ大学と共同で研究しているとされ、穴あき形状を単なる流行ではなく数値化して詰める姿勢がうかがえます。軽量性が求められる場面と、快適性が必要な場面を分けて考え、必要なら真逆の仕様も同時に出すのがサンマルコ流です。
穴あき形状を選ぶときは、圧迫が減る代わりに“縁の当たり”が出るかどうかが鍵になります。サンマルコは縁を丸めた成形で違和感を抑える方向に寄せる傾向があり、合えば長距離でも痺れにくいというレビューが目立ちます。
選択のコツは、まず形(クラシック長め/短め/穴あき)で候補を絞り、次に素材(ワイヤー/プラスチック/カーボン)で“硬さの許容範囲”を決めることです。素材を先に決めてしまうと、形が合わずに調整で追い込むことになりがちです。
一方で、薄手の超軽量モデルは、フォームが少ないぶんサドル角度の影響が大きく、数mmの差で評価が割れます。まずは水平基準で走り、違和感が出る部位を特定してから調整すると、“軽さの代償”を最小限にできます。
総括すると、セラ・サンマルコは“定番を育てつつ革新も止めない”二面性が魅力で、同じ名前の系譜でも素材やベース構造で座り味を変え、乗り手の嗜好に合わせて選択肢を残しています。
製造現場では仕上げ工程の比重が高く、縫製や表皮のテンションで“擦れの出方”が変わると言われます。薄手モデルほど誤差が体感に直結するため、サンマルコのように細部を詰めるメーカーは、同じ重量帯でも乗り味が荒れにくいのが評価されやすい理由です。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
アスピデ スーパレジェラ レーシングチーム(2026年モデル)アスピデ スーパレジェラ レーシングチーム(2026年モデル)は、ベースもレールもカーボンで成形され、重量106gという超軽量が際立ちます。座面の芯が硬く、踏み込んだ入力が逃げにくい反面、取り付けはトルク管理が重要で、薄いパッドだからこそ角度調整で快適性が決まります。走行中の微振動はダイレクトに来るので、荒れた路面よりも滑らかなアスファルトやレース環境で真価が出ます。サドルバッグを付ける場合はクリアランスがシビアになりやすく、軽量セットアップ全体で組むとまとまりやすいです。
リーガルeFX(2025年モデル)リーガルeFX(2025年モデル)は、上から見る輪郭はオリジナルのリーガルに近いまま、軽量化で重量を約半分の179gに落としたアプローチです。クラシックな“後ろに座る”感覚を残しつつ、ベース構造を見直すことで、見た目と実走性能の折り合いを取っています。見た目のクラシックさに反して、軽量化で振動の伝わり方が変わるため、同じ形状でも“硬い”と感じる人が出ます。厚手ショーツと合わせると角が消え、長距離での快適性が伸びる、という評価が出やすい傾向です。
コンコールライト(2024年モデル)コンコールライト(2024年モデル)は、定番コンコール系の雰囲気を保ちながら、全長が短めで小さなフレームサイズにも馴染むのが特徴です。ノーズが長すぎないため前傾での擦れが出にくく、軽量寄りの構成でも“座り直し”がしやすいバランスにまとめられています。短めの全長は、サドル高を詰めたときの見た目だけでなく、前後移動のストレスも減らします。ノーズ先端が細いので腿の擦れは出にくい一方、後端で支える設計のため、座骨幅が合うかどうかがフィットの決め手になります。
ロールス(2023年モデル)ロールス(2023年モデル)は、サンマルコの名を広めた快適系の代表格で、クッション量と座面の丸みで座骨を受け止める方向に強みがあります。見た目はクラシックでも、長時間での疲労が出にくい設計で、距離を乗るロードや街乗りでも“安心して座れる”性格です。厚みがある分、前傾を深めると“前で座りたい”人には重く感じる場合がありますが、骨盤を起こして回すと座骨が安定しやすいです。クラシック車やバイクパッキングなど、速度より快適性を優先する用途で評価が安定します。
SKN(2022年モデル)SKN(2022年モデル)は、プラスチックベースが適度にしなることで、緩衝材の量を抑えつつ高い快適性を狙ったモデルです。フォームを厚くしない分、ペダリングで骨盤が動いても擦れが出にくく、軽量性と乗り心地を両立したい人に向きます。ベースのしなりは、路面の突き上げだけでなく、ペダリングの左右ブレで生じる小さな擦れも吸収します。フォームを増やしていない分、夏場の蒸れが抑えられやすく、薄手でも距離を乗る人の“意外と合う”枠になりやすいです。
サンマルコは“クラシックの形”でも素材とベース構造で別物になるので、体重移動が多い人は薄手の擦れ感、長距離派は後端の支え方を、購入者レビューで具体的に確認してから決めると納得しやすいです。
⇒【セラ・サンマルコ】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー23件】
⇒【セラ・サンマルコ】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー338件】
⇒【セラ・サンマルコ】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー155件】
⇒【セラ・サンマルコ】 ロードバイクとスマホ! 【レビュー724件】