ヴァクセン(WACHSEN)-名車の証
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ヴァクセン(WACHSEN)は、ドイツ語で「成長」「育つ」「進化する」という意味を持つ言葉であり、そのブランド名には、“自転車という道具を通じて生活の質を高め、ユーザーと共に進化していく”という思想が込められています。
創設当初から、ヴァクセンは従来のスポーツバイクブランドが採用していた性能最優先の設計哲学とは異なり、都市生活・移動環境・収納性・デザイン性を同列に扱うアプローチを採りました。これは、単なる移動手段ではなく、「日常の一部として自然に存在する自転車」を目指したためです。
ブランド初期から採用されてきた折りたたみ構造は、単にコンパクト化のためではなく、住宅事情や都市密度が高いユーザー層を想定したもので、車載・屋内保管・公共交通との連携といった“モビリティ自由度”の向上に目的が置かれていました。フレーム設計においても、軽量性だけを追求するのではなく、剛性・耐久性・折りたたみ構造の保持精度といった、継続使用を前提とする要素が優先されています。
またヴァクセンは、外観デザインにも強いこだわりを持ち、グローバル市場のトレンドや欧州プロダクトデザインの思想を取り入れながら、性別・年齢を問わず違和感なく受け入れられるビジュアルを追求してきました。派手さよりも“質感の調和”を重視したカラーリングやフレームラインは、同価格帯ブランドの中でも特徴的で、多くのユーザーから「生活空間に置けるデザイン」と評価されています。
ヴァクセンの製品ラインナップは、折りたたみクロスバイク、電動アシストモデル、ミニベロ、シティサイクル、そしてレジャー志向のモデルへと展開し、ラインアップ全体はまるで「都市生活に最適化された移動手段の体系」として形成されてきました。モデルごとのキャラクターは異なりながらも、そこには共通して、“使う人の暮らしへ寄り添う乗り物であること”という一貫した設計思想が存在します。
本ページでは、ヴァクセンブランドの代表的モデルを、開発背景・設計思想・ユーザー層・走行特性などの観点から体系的に整理し、ブランドがたどってきた発展のプロセスを振り返ります。これにより、モデルごとの性格や設計意図の違いを、より深く理解できる構成としています。
技術的な観点では、フレームのチューブ径や肉厚、ヘッドチューブ角、チェーンステー長といったジオメトリ設計に加え、溶接ビードの仕上げやトルク分布を考慮した補強配置など、エンジニアリング要素も綿密に検討されています。
とくに折りたたみヒンジ部については、開閉サイクルを想定した疲労試験や荷重試験を繰り返すことで、日常使用下でも剛性と操作感が長期間維持されるよう設計されています。ブレーキ、ドライブトレイン、ホイールといった周辺コンポーネントの選定においても、コストバランスだけでなく、トータルな剛性バランス・耐久性・メンテナンス性が考慮されている点が、ヴァクセンの特徴と言えます。
BR-70Fは、完全新設計のストレートデザインのアルミ折りたたみフレームを採用したクロスバイクです。スタイリッシュで軽量な車体にスポーツバイク規格の700cの低抵抗タイヤを組み合わせ、高い走行性能を ユニセックスな爽やかなカラーでラッピングした新ジャンルの折りたたみ自転車です。
折りたたみヒンジ周辺には通常のエントリークラスよりも厚い補強材が配されており、反復開閉時の耐久性と走行時の剛性維持の両立が図られています。都市部の舗装路から郊外サイクリングまでを一台でこなす「基準機」として、後続モデルの設計思想にも大きな影響を与えたモデルです。 ジオメトリとしては、やや寝かせたヘッド角と適度なリーチ長により、中速域での直進安定性とコーナリング時の素直な挙動の両立が図られています。チェーンステー長は過度に短くせず、ペダリングトルクをリアホイールへ無駄なく伝達しつつ、荷物積載時の安定性も確保する設計となっています。
BR-77Fもアルミ折りたたみフレームのクロスバイクですが、ゴールドアルマイトとブラックラメペイントで仕上げたおしゃれな一台です。
BR-70Fをベースに、視認性と所有感を高めるための外装デザインを強化したグレードであり、ホイールやステム、シートポストなどのカラーコーディネートが意識されています。やや太めのタイヤと快適性重視のサドルを組み合わせることで、段差の多い都市部でも衝撃を抑えた乗り味となっており、「見せるバイク」としての側面と日常用途の両立が図られたモデルです。 クランク長やハンドル幅も、都市部でのストップ&ゴーと取り回しを前提に選定されており、軽い入力で素早く反応するハンドリング特性を実現しています。リムハイトやスポーク本数とのバランスにより、視覚的なボリューム感と実際の慣性モーメントのバランスも最適化されています。
BSS-70Qは、700cクロモリシングルスピードです。「ユニセックス」「スポーティ」「快適」「オシャレ」の4つのコンセプトをあらわすQUADRAT(4辺)のサブネームを持つモデルです。他モデルの中でも、スタイルを重視してシングルスピードのバイクです。
クロモリフレーム特有のしなやかな弾性を活かし、過度な軽量化よりも自然な加速感と長時間走行時の疲れにくさを重視した設計となっています。シンプルなドライブトレイン構成でありながら、チェーンラインやギア比は都市部のストップ&ゴーと巡航速度のバランスを考慮して設定されており、「初めてのシングルスピード」としても扱いやすい一本です。
BCS-626は、26インチ折りたたみシティサイクルです。日常の買い物などにとても便利で、また収納場所を取らないので、マンション内にも持ち込むことが可能です。
一般的なシティサイクルに近いアップライトなポジションを保ちながら、折りたたみ機構を組み合わせることで、玄関先や屋内保管、自動車への積載など、多様な都市生活シーンに対応します。前カゴや泥除け、チェーンケースなど実用装備を標準搭載しつつ、フレーム強度はツーリング用途も視野に入れて設計されており、日常車と小旅行用の兼用車として長く愛用されているモデルです。 ホイールサイズは汎用性の高い26インチを採用し、一般的なシティサイクル用タイヤとの互換性を確保しながら、リムとスポークの組み合わせにより十分な耐荷重性能を持たせています。ブレーキやハブといったコンポーネントも、耐久性とメンテナンス性を考慮した仕様となっており、長期間の使用にも耐える実用車としての完成度が高いモデルです。
BA-100は、ヴァクセンが折りたたみクロスバイク分野での方向性を模索していた初期段階に位置づけられるモデルで、比較的シンプルなアルミフレーム構成と実用寄りコンポーネントを組み合わせた一台です。
スポーツ走行を強く打ち出すのではなく、「普段着のまま少し速く、少し遠く」をコンセプトとし、ホイールベースやヘッド角は安定性重視の設定となっています。後年のBRシリーズと比べると構造的には素朴ですが、折りたたみ機構やフレーム形状の試行錯誤が見て取れる、ブランド史上重要な実験的モデルといえます。 ヘッドセットやBBシェルには汎用規格が採用されており、ユーザーによるカスタマイズやパーツ交換も行いやすい構造です。結果として、完成車状態から好みに合わせて徐々にアップグレードしていく楽しみも備えた、ベース車としての側面も持っています。
BA-140は、フロントバスケットや泥除けといった実用装備を標準としつつ、クロスバイク寄りの走行性能を持たせた折りたたみシティクロスです。
トップチューブを低めに設定したスタッガード風フレームにより、スカートやワイドパンツでも乗り降りしやすく、ユニセックス仕様として都市部の生活自転車市場を意識した設計となっています。通勤・通学に加え、買い物や週末の散策にも対応できる「一台完結型」のコンセプトモデルです。 ホイールやタイヤの選定においては、耐パンク性と転がり抵抗のバランスが重視され、空気圧管理の許容幅も広く設定されています。これにより、ユーザーは用途に応じてやや高めの空気圧で軽快さを、低めの空気圧で乗り心地を優先するなど、細かな乗り味調整が可能となっています。
BA-160は、より快適性に振ったコンフォート系折りたたみシティサイクルで、サドルとグリップにはソフトなクッション性を備えたパーツが組み合わされています。
路面からの突き上げを和らげるためにタイヤ断面はやや太めのものが採用され、空気圧もやや低めのセッティングを前提とした設計になっているのが特徴です。これにより、石畳風舗装や荒れた路面を多く含む生活圏でも、乗り心地を損なわずゆったりと走ることができます。 ステム長やハンドル形状はリラックスしたポジションを生み出すものが選定されており、上体を起こした姿勢でもハンドリングが破綻しないよう、トレール量とホイールベースのバランスが取られています。フレーム接合部の補強プレートやガセット配置も、長期使用での疲労リスクを抑える設計となっています。
BA-260は、フロントサスペンションと太めのブロックタイヤを備えたハードテイル系モデルで、未舗装路や公園内のダートも視野に入れたアクティブな一台です。
折りたたみ機構を持たない代わりに、フレームとフォークの剛性を高め、荷重変化に対する追従性を重視した設計となっています。街乗り主体ながらアウトドアレジャーにも対応できることから、「週末は軽いトレイルにも入ってみたい」というユーザーに支持されました。 サスペンションフォークのストローク量やスプリングレートは、街中の段差から軽いオフロードまで対応できる中庸な値に設定されており、フロントの沈み込み量とリアトラクションのバランスが意識されています。ブレーキも制動力とコントロール性の両立を図った仕様で、未舗装路でも扱いやすいセッティングです。
BD-700は、小径ホイールを用いたフォールディングバイクで、輪行やクルマとの組み合わせ利用を前提としたモバイル志向のモデルです。
折りたたみ時のフットプリント(占有面積)を極力小さく抑えるため、ハンドルやペダルの折りたたみ機構に加え、フレーム形状そのものをコンパクトに設計している点が特徴です。展開時にはホイールベースを確保することで直進安定性を損なわず、都市部の短距離移動から旅先でのサイクリングまで、幅広い用途に対応します。 ホイール径の小ささによるピッチの細かい衝撃を抑えるため、フレーム剛性はややマイルドな特性に設定され、タイヤボリュームとの相乗効果で快適性を確保しています。折りたたみ時のロック機構やハンドル位置も、持ち運びやすさと転がしやすさを両立するよう検討されています。
BES-01は、電動アシストユニットを搭載したEバイクシリーズの初期モデルで、「ヴァクセンらしいデザイン性」と「電動アシストの実用性」を融合させた一台です。
バッテリーはフレーム一体型のデザインとされ、外観上のまとまりを重視しつつ重心位置を低く保つことで、低速域から中速域まで自然なハンドリングを実現しています。モーター出力はあくまで日常使用を主眼としたセッティングで、通勤・通学時の向かい風や坂道区間を無理なくクリアすることに焦点が当てられています。 電動アシストユニットの出力特性は、発進時のトルクを厚めにしつつ、中速域では自然なアシストフィールとなるようマッピングされており、人力ペダリングとの協調性が意識されています。バッテリー容量とモーター効率のバランスも、都市部の日常使用距離に最適化された設計です。
代表モデル 技術スペック比較
| モデル | フレーム素材 | ヘッド角 | チェーンステー長 | ギア比レンジ | ホイール径 | 参考重量 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| BR-70F | 6061 アルミ | 約73° | 約435mm | 1.8〜3.2 | 700c | 約12.5kg |
| BR-77F | 6061 アルミ | 約74° | 約430mm | 2.0〜3.4 | 700c | 約12.8kg |
| BSS-70Q | クロモリ | 約72° | 約445mm | 単速(街乗り向け設定) | 700c | 約11.8kg |
| BCS-626 | ハイテン+補強 | 約71° | 約450mm | ワイドレンジ内装/外装 | 26インチ | 約15.0kg |
| BD-700 | アルミ | 約73.5° | 約410mm | 1.9〜3.0 | 小径(20インチ相当) | 約11.5kg |
| BES-01 | アルミ+バッテリー内蔵 | 約72.5° | 約440mm | 電動アシスト+多段 | 700c | 約19.0kg |
このブランドは、上記以外も魅力的なモデルを沢山製造しています。カタログでは分からない実際に購入したユーザのクチコミ評判やインプレ、生の声は以下をご覧ください。
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