チポリーニ(CIPOLLINI)-名車の証
⇒【チポリーニ】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー45件】
⇒【チポリーニ】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー121件】
⇒【チポリーニ】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー62件】
イタリアを代表するスプリンターと言えば、多くの人がこの人の名前をあげるでしょう。「マリオ・チポッリーニ」。
1990年代から2000年はじめにかけて、グランツールから世界選手権まで勝利を量産したスプリンターです。
ジロ・デ・イタリアではステージ42勝をマーク。通算最多勝記録となっている。そんな彼が、選手を引退後に興したブランドがチポツリーニです。
彼の求める、「ライダーのパワーをロスなく推進力に変えるバイク」というコンセプトのもと、商品が開発されています。
チポリーニ(CIPOLLINI)は、カーボン素材、成形方法とすべての行程に妥協しない、イタリア生産にこだわり、ラインナップすべてがハイエンドのブランドです。
フレームはカーボンを基本としており、柔らかく扱いやすい仕上がりとなっています。
また、スプリンターにおける剛性だけでなく、どのような路面でも無理なく走行できる柔軟性も持ち合わせています。
デザインも伝統あるイタリアアンカラーと深淵な色合いを上手くマッチさせており、いつまでも飽きがきません。
ベテラン向きのブランドですが、これから本格的にレースに参加しようとするライダーにとって最適なモデルがラインナップされています。
===【往年の傑作モデル 詳細解説】====
RB1000は、強靭そうなフレームに、細めながら強烈に突っ張るフォームがマッチしてるモデルです。ハイトの高いディープホイールを装着していたので、例年ほどのマッチョでがっしりした印象ではありませんが、これも剛性レベルは高いです。この外観で硬さを出しすぎない絶妙な走行フィールにしているのはさすがで、とにかくかかりがいいです。パワフルなライダーにこそ真価を発揮しますが、踏力がそこそこでも反応の良さは感じられます。ボリュームのあるバックはアンジュレーションにはかなり反応してますが、その割には振動吸収がいいです。上りも軽快に進み、下りも得意なスプリンター養成マシンです。もちろんスプリンターでなくても、スピード系に目覚めた人なら楽しいです。スピード系フレームの代表格です。エアロというよりも筋骨隆々としたスプリンター用トラックフレームのようなイメージですが、決して過剛性には至っておらず、扱いやすいレベルに調整されています。形状によって剛性がキープされている感じで、カーボン素材はマイルド系ですが、軽さを犠牲にせず、形状も思い通りに仕上げた満足感は伝わってきます。ジヮッと加速しても良く応えてくれて、上りもそこそこ走れます。さらにカーボンホイールの好影響もありますが、特に路面の粗さはよくこなすコンフォート性能を持っています。想像以上に万能なバイクです。
ボンド(BOND)は、いちばん手に入れやすい価格帯のモデルだ。とはいえ、その構造はトップグレード譲り。オートクレーブ製法という、高圧の釜にフレームを入れて成型する技術を用いて作られる。もちろん生産国はイタリアだ。カーボン繊維間の余分なレジンや気泡を取り除き、高い強度を実現。レーシングカーのシャシー製造にも使われている技術なのだ。そして、同社独自の特許技術が「アトムリンクシステム」だ。 一般のカーボンフレームにおいて、チェーンステーは前三角に差し込んで接着するのみ。だが、この技術はBBシェルによって、モノコックの前三角とチェーンステーのBB部をくし刺しにして結合している。BBとチェーンステーがダイレクトにつながるので、動力伝達性能が高まっているのだ。そのBBの規格には、BB30を進化させたBB386
エボを採用。とにかくパワーのロスを最小限にしようという意気込みを、ひしひと感じる。また、ボリュームあふれるフレームデザインとエアロダイナミクスを意識した形状は、見る者をやる気にさせる。チポッリーニほどの脚力はもちろんないが、自分のパワーをムダにしたくない、という気持ちはホビーライダーとて同じ。その願いに応えてくれるのがボンドだ。
稀代のイタリア人スプリンター、マリオ・チポッリーニのブランドというだけあって、フレームの剛性はかっちりしている。「アトムリンク」という独自のフレーム設計を用いたことで、BBからチェーンステーにかけてをひとつのパーツとして作っているというのが大きな特徴。実際に走ってみてもその強烈なチェーンステーの剛性を体感できる。踏み込んでいっても、
しっかりと力を受け止めているなという実感が強し、それは上りでも、平地でパワーをかけているときでも。また、パンッとスピードを上げたいときでも、チェーンステーの力強さはとても存在感がある。ここまでチェーンステーを意識させるフレームはなかなかない。BBの規格はBB386エボを搭載。ただ、完成車販売の場合はシマノ・105のクランクが搭載される。試乗車も同様の仕様であったが、それでも十分な剛性を感じたので、ちゃんとBB386エボ規格のクランクとBBを搭載した状態での性能こは期待できる。シートポストはエアロ形状の専用品を使用するが、やや固定力が気になるところ。完成車販売では、ホイールにWH‐R501という入門グレードのものが付いてくるが、このフレームのポテンシャルを考えると非常にもったいない。ハイクラスのホイールでこそ真価を発揮するフレームだ。やはリレースの相棒として、候補に入ってくるバイクだ。
このブランドは、上記以外も魅力的なモデルを沢山製造しています。カタログでは分からない実際に購入したユーザのクチコミ評判やインプレ、生の声は以下をご覧ください。
⇒【チポリーニ】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー45件】
⇒【チポリーニ】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー121件】
⇒【チポリーニ】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー62件】
⇒【チポリーニ】 ロードバイクとスマホ! 【レビュー807件】