バッチ(BATCH)-詳細レビュー
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バッチ(BATCH)は、トライアル/ストリートトライアル系のフレームを中心に、「軽さ・強さ・反応の良さ」を現場目線でまとめるブランドとして語られることが多い存在です。トライアルは、静止状態から一気に加速して障害物に乗り上げる、その瞬間に車体を“持ち上げて”“止めて”“また動かす”という動作が連続します。フレームには入力に対する立ち上がりの速さ、着地で暴れない収束性、長時間練習しても身体を削りにくい衝撃吸収性が同時に求められます。
バッチが評価されやすいのは、素材と形状でそのバランスを作り分けている点です。チタンのしなりを活かして衝撃を丸める方向の味付け、高強度アルミでダイレクトな反応を狙う味付けなど、目的に応じて選びやすい。トップチューブやチェーンステーのボリューム配分を変えるだけで、ホップの粘りや回し込みの軽さがはっきり変わるため、上達段階に応じて選ぶ楽しみもあります。
選び方の実務的なポイントは、リアセンター(チェーンステー長)とハンドル位置です。リアが短いほどフロントアップやターンが軽くなりますが、着地の許容範囲は狭くなります。逆に少し長めだと、ギャップ越えや高い段差で安定感が出て、失敗したときのリカバリーもしやすい。自分が得意にしたい技が“回転系”なのか“安定系”なのかで、まず方向性を決めるのが近道です。
2022年以降は、ディスクブレーキ台座やテンショナー周りの作り、エンド規格への対応など細部が更新され、セッティングの自由度が広がっています。最近は太めタイヤの低圧運用が主流になりつつあり、フレーム側のクリアランスや剛性配分がより重要になりました。同じ技でもタイヤがしなる量で感覚が変わるので、フレームは“タイヤを活かしやすい素性”を選ぶ価値があります。
加えて、練習量が増えるほど効いてくるのがメンテ性です。ヘッドやBB、テンショナーの点検がしやすい構造、消耗品が手に入りやすい規格を選んでおくと、結果的に練習を止めずに済みます。バッチは走行性能だけでなく継続して乗り続けるための現実的な設計も意識されているため、入門者が長く使い続ける一台としても、上級者が練習用に酷使する一台としても成立しやすいのが魅力です。
組み方の目安としては、最初はブレーキタッチとハンドル周りを安定寄りにし、技が決まるようになってから軽量化やクイックさを足していくのがおすすめ。機材が難しすぎると上達を邪魔するので、“失敗しても戻せる余裕”のあるセッティングから始めると、結果的に成功体験が増えて上達が早くなります。
なお、トライアルは消耗が早いジャンルなので、チェーンやスプロケット、ブレーキシュー(パッド)は早め早めの交換が大切です。パーツが摩耗するとコントロールが不安定になり、技の成功率にも直結します。反対に“整備された車体”は同じ練習でも上達が速いので、フレーム選びと同時にメンテの習慣もセットで作ると、結果としてコスパが良くなります。
安全面では、プロテクターやグローブに加えて、ブレーキの効きを常に一定に保つことが重要です。レバーの遊びが増えると止めたい位置で止まれず、失敗が増えます。小さな調整ですが、レバー角度やグリップ位置を“毎回同じ”にしておくと、フォームの再現性が上がり、上達が早くなります。バッチはその“再現性”を作りやすい素性が魅力です。
練習が上達してくると、フレームの性格より“自分の癖”が強く出るようになります。その段階では、ハンドル高さやバー幅、ペダルのグリップ力など、身体の使い方に直結する部分を微調整するのが効きます。バッチのフレームは調整の結果が出やすいので、細かい合わせ込みを楽しめる人ほどハマります。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
MURAMASAは、2022年以降の仕様では、チタンのしなりを活かしつつ、着地でよれにくい剛性感を狙ったバランス型です。ホップやフロントアップの“戻り”が自然で、タイミングが取りやすいのが魅力。練習量が増えても手首や肘に衝撃が残りにくく、フォーム作りに集中できます。パーツを替えたときの変化が分かりやすいので、ハンドルやステムで癖に合わせ込みやすい一台。“上達の土台”として、長く使えるモデルという評価を得やすいタイプです。
SHOGUNは、2023年のアップデートでリアセンターを短めにし、回し込みの軽さを重視したストリート寄りモデルです。狭い場所でも扱いやすく、180°ターンやトリック主体の動きが得意。反応が鋭いぶん、バー幅を少し広めにしたり空気圧を下げたりして安定感を足すのがコツです。短時間の練習でも“動ける感覚”が出やすく、遊びながら上達したい人に向きます。技のキレを出したい人ほど、フレームの軽さが効いてきます。
KATANAは、2024年モデルとして、ギャップ越えや高い落差の着地を想定し、ヘッド周りとBB周辺の強度を強化したタイプです。ハードに当ててもヨレにくく、失敗しても車体が暴れにくいので攻めたトライがしやすい。フレーム側が受け止めてくれるぶん、ライダーは姿勢作りに集中でき、成功率が上がりやすいのが特徴です。練習で酷使しても安心感が欲しい人に向きます。“攻めの練習量”が多いほど、この系統の強度の余裕が効いてきます。
RONINは、2025年のトレンドである太めタイヤ/低圧運用に合わせ、クリアランスと剛性配分を見直した万能型です。路面の荒れをタイヤで吸収しやすく、バランスが取りやすいので、トライアルとストリートを行き来する人にちょうど良い。テンショナーやチェーンラインの調整幅も広く、パーツを替えながら長く使えます。“迷ったらまずはこれ”と言えるタイプで、ベース車として優秀です。セッティングで安定寄りにもクイック寄りにも振れるのが強み。
YASHAは、2026年を見据えた軽量志向の上位モデルという位置づけです。フレーム単体の軽さだけでなく、動かした瞬間の慣性を小さくする設計で、連続技がラクになります。入力がダイレクトに返るので、フォームが固まったライダーほど気持ちよく扱える。バー回りを軽く組むと一気に切れ味が出ますが、安定性も欲しいならタイヤと空気圧で“粘り”を足すと扱いやすいです。“軽さで勝負したい”上級者向けの選択肢。
バッチは“技のスタイル”で合うフレームが変わります。基礎固めならMURAMASA、クイックさならSHOGUN、高負荷の練習ならKATANA、万能ならRONIN、軽さで限界を押し上げたいならYASHAが目安。迷ったら安定寄りに組んで成功率を上げ、慣れてからクイック方向へ詰めると上達が速くなります。
最後に、フレームを活かすには“ブレーキで止める精度”を優先するのがコツです。タイヤ空気圧を下げるだけでも接地感が増えますが、レバー位置とタッチが揃っていないと安定して止められません。まずは成功率が上がるセッティングで反復し、上達に合わせて軽さやクイックさを足すのが最短ルートです。
なお、上級者ほど“少しの違い”が大きく感じられるため、最後は自分の得意技で試すのが一番確実です。同じ5モデルでも、組み方で性格が変わるので、調整前提で選ぶと失敗が減ります。
フレーム選びは正解が1つではなく、練習環境と得意技で最適解が変わります。迷ったら、成功率が上がる安定寄りの方向で組み、上達に合わせてクイック方向へ寄せるのが安全です。
どのモデルでも、まずは安全と成功率を優先し、慣れたら方向性を決めて詰めていくと満足度が高くなります。
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