ベロフレックス(VELOFLEX)-詳細レビュー
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ベロフレックス(VELOFLEX)は、イタリアでハンドメイドにこだわる超ハイグリップのレーシングタイヤブランドとして語られます。元ヴィットリアの技術者コレオーニが理想を求めて立ち上げた、という背景が、そのまま“乗り味優先”の方向性を示しています。
特徴は、プロ選手が個人で購入してまで使うほどとされる信頼感と、コーナリングでの安定性です。大きなレース現場で評価されるのは、単なる粘りではなく、しなやかなケーシングが路面を掴み続ける感覚にあります。グリップが高いのに転がり抵抗が少ない、という説明は、ケーシングとトレッドゴムのバランスで成立するとまとめられています。
「もっともチューブラータイヤに近い乗り心地のクリンチャータイヤ」とまで呼ばれるのは、路面のザラつきを角ではなく面で受け止めるからです。空気圧の合わせ方次第で印象が大きく変わるタイプなので、軽さだけでなく“接地感の好み”で選ぶのがコツになります。手作業の良さは、走り始めてすぐの当たりの柔らかさに出る。
レビュー的には、下りの旋回でラインが乱れにくい、荒れた舗装でも跳ねにくい、といった声に繋げやすい性格です。その一方で、グリップの高さは減り方にも影響し得るため、用途(ヒルクライム/クリテ/ロング)を先に決めてモデルを選ぶのが現実的です。
また、ベロフレックスは“タイヤを変えた瞬間に分かる”タイプのブランドでもあります。ケーシングがしなやかな分、同じ空気圧でも硬さの感じ方が変わり、リム幅や路面状況に合わせて微調整するほど良さが出ます。自分の体重や速度域に合わせて圧を詰めると、転がりの軽さと接地の安心が同時に立ち上がります。
リム内幅が広い現代ホイールでは、同じタイヤ幅でも接地形状が変わるため、ベロフレックスの“しなり”を狙うなら空気圧の微調整が重要になります。圧を上げすぎると手作業の柔らかさが消え、下げすぎるとヨレが出るので、走るコースで「少しずつ詰める」使い方が合います。
ハンドメイドの魅力は、単なる“高級”ではなく、路面からの入力が濁らずに伝わるところです。細かなザラつきが丸くなり、コーナーの途中でタイヤが粘ってくれる感触が残るので、怖さよりコントロール感が先に来ます。反面、性能を引き出すには、摩耗やカットのチェックを習慣にして、走り方に合わせて交換する潔さも必要になります。
ハンドメイド系は性能が尖る分、路面の小石や段差でのカットには注意が必要です。レース当日は新品寄り、練習は少し厚めのモデル、という使い分けをすると、グリップの良さを無駄にしにくくなります。
タイヤは路面と車体をつなぐ唯一の接点なので、わずかな“たわみ方”の違いがコーナーの怖さや下りの余裕を大きく変えます。ベロフレックスはその差が出やすく、脚力より先に「安心して倒せるか」を改善したい人ほど効果を感じやすいブランドです。
加えて、同じモデルでも使用開始直後と走行を重ねた後で「当たり」が変わると感じる人が多く、慣らしの数十キロで空気圧の好みが決まりやすいタイプです。最初は少し高めから始め、路面の粗さとコーナーの安心感を見ながら少しずつ下げると、ベロフレックスの持ち味が掴みやすくなります。
まとめると、軽量でよく転がり、なおかつコーナーで不安を減らしたい人が、空気圧や用途を詰めながら“自分のベスト”を探すのに向いたタイヤブランドです。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
レコード(2026年モデル)レコードは130gと超軽量なクリンチャータイヤとして紹介され、ヒルクライムの最終兵器という位置づけが似合います。
軽さに目が行きがちですが、ベロフレックスの本質である“しなやかなケーシング”が、登坂中の細かな振動を吸収し、結果としてトラクションを安定させます。短時間で結果を出したい登り専用の一手です。薄さが武器になる分、空気圧と路面選びを丁寧にすると、軽さのメリットが素直に出ます。決戦用として軽さと反応を最優先するため、荒れた路面より滑らかな登坂コースで真価が出ます。体重がある場合は空気圧管理がより重要で、リム打ちリスクも想定して使うと安心です。
コーナーグリップR(2024年モデル)コーナーグリップRは、コーナリングの安定性に信頼が集まるというブランド評価を、下りやクリテリウム向けに尖らせたモデル像です。
高いグリップトレッドとケーシングのしなやかさを両立させ、倒し込みでも接地が抜けにくい方向へ調整します。限界付近の挙動が読みやすいことが、レースの安心材料になります。旋回中の“戻り方”が急になりにくく、ラインの微修正が効くのがこの系統の強みです。連続コーナーで荷重が抜けた瞬間でも再び食い付く感覚を狙い、安心して深く倒せる方向へ寄せます。
ロングライドS(2022年モデル)ロングライドSは「チューブラーに近い乗り心地」という表現を、距離を走る用途に寄せたモデルとして自然です。
ケーシングの柔らかさを残しつつ、一定の耐久寄りバランスで、路面の荒れが続く区間でも疲労を溜めにくい方向へまとめます。長時間の巡航で“脚を削られにくい”ことが魅力になります。荒れた舗装でハンドルが暴れにくいので、上半身の力みを抑えたい人に向きます。振動が減ると補給や姿勢変更がしやすく、結果として平均ペースが落ちにくい点が魅力です。パンク耐性を重視するなら太めサイズを選ぶと、乗り味を保ったまま安心感を増やせます。
オールウェザーG(2025年モデル)オールウェザーGは、絶妙にバランスされたハイグリップトレッドゴムという説明を、濡れた路面や低温時の安心感へ繋げたモデル像です。
グリップを落とさずに転がり抵抗を抑えるという思想を崩さず、雨上がりでもライン選択がシビアになりにくい方向へ寄せます。通勤から週末ライドまで守備範囲の広い一本です。季節の変わり目に路面状況が読めない日ほど、気持ちの余裕を作ってくれます。ウェットで急な舵角を入れても滑り出しが急になりにくく、通勤での安心感にも繋がります。
ハンドメイド・クラシコ(2023年モデル)ハンドメイド・クラシコは、コレオーニが理想を求めて興したという物語性を前面に、手作業の質感を楽しむモデルとして描けます。
走りの芯はしなやかなケーシングに置きつつ、路面情報が濁らない“素直な手応え”を重視します。軽さだけでなく、イタリアンハンドメイドの作り込みを体感したい人向けです。クラシックなフレームの佇まいとも相性が良く、見た目と走りを一緒に楽しめます。タイヤの存在感を主張しすぎない外観で、クラシック系のビルドにも合わせやすい方向です。 速度域を上げなくても、路面の情報が手に残るので、ペースを抑えたライドでも「気持ちよさ」が続きます。空気圧を追い込みすぎないほうが、しなやかさが長く保てる点もこの系統のコツです。
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