テックイン(TECH IN)-詳細レビュー
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テックイン(TECH IN)は、1998年からダウンヒル向けの倒立フロントフォークや屈強なフレームを軸に、実戦投入を前提とした機材づくりを続けてきたブランドです。元々はDHコースでの転倒・着地・連続バンプに耐えることを最優先にし、剛性の出し方やユニットのレバー比まで「走らせて戻す」発想で煮詰めてきました。倒立フォークの剛性感と、フレームの耐久思想を同じ線上でまとめるのが得意で、単体パーツではなく“システム”としての動きが狙われます。
特徴として語られるのが、部品を含めた国産製造へのこだわりです。溶接や熱処理、リンク周りの公差管理を国内で揃えることで、ハードに振り回してもガタが出にくく、整備で追い込みやすい土台を作っています。
レース現場での使い方を想定し、リンク部のベアリングやピボット周りは点検と交換がしやすい構成を意識します。頻繁に泥や砂を噛む環境でも、整備の段取りが読みやすいと“続けて使える”安心感に繋がります。
一方で“硬いだけ”に寄らないのもポイントで、フロントセンターやヘッド回りの設計を見直し、コーナーでの切り返しやすさと高速域の安定感を両立する方向へ進化してきました。ここはレースシーンからのフィードバックが濃く反映される部分です。
剛性の出し方も一律ではなく、ヘッド回りはねじれを抑えつつ、後半はトラクションを稼げるように“しなりの逃げ場”を残す考え方が見えます。硬さで押し切るより、タイヤが仕事をし続ける状態を作るのが狙いです。
日本のコースは林間の湿った根っこや、硬い路面の連続ギャップなど条件が振れやすく、そこで安定する“許容幅”が重要になります。テックインはその許容幅を、フレーム剛性とユニット特性の両方で確保し、路面が変わっても乗り手が破綻しにくい方向へ寄せています。
実際のユーザー評では、荒れた下りでの直進性や、ブレーキング時に姿勢が乱れにくい点が語られがちです。反面、サス設定やタイヤ選びが走りを大きく左右するため、セッティングを詰めるほど真価が見えるタイプとも言えます。
“壊れにくい”という言葉は曖昧ですが、テックインの場合はフレームだけでなく、ハードに使った後の点検ポイントが想像しやすいのが特徴です。ボルト類のアクセスや配線の取り回しまで、現場で触ることを前提にしているのが伝わります。
初めて乗る人は「暴れないのに速い」と感じやすく、慣れてくると細かな入力で姿勢を作れるようになっていきます。サスのエア圧やリバウンドを少し触っただけでも性格が変わるので、セッティングの学習がそのまま上達に繋がるタイプです。
ハードに乗るほど、設計の意図が伝わる。そんな印象を持たれやすいのがテックインで、乗り手の入力を受け止めつつ、ラインを外さない“芯”を狙っています。
近年はフレーム単体での完成度だけでなく、ユニットの減衰特性やリンク剛性を含めたトータルバランスが重視され、コースの速度域が上がっても扱いやすさを確保する流れです。
まとめると、テックイン(TECH IN)は「日本のDH環境で結果を出す」ことを最優先に、堅牢性と追従性を両立させた希少な国産系DHブランドとして位置付けられます。軽さや流行よりも、走行中に余計な不安が出ないことを重視する人に向きます。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
十九式(2022年モデル)は、RDX系の血統を引き継ぎつつヘッド周りの剛性を底上げし、旋回性を意識したジオメトリーへ磨き込んだ一台です。フロントセンターの感覚を保ちながら、切り返しでフロントが遅れにくいのが持ち味で、ISCG対応ステーも扱いやすさに効きます。ヘッド周りの芯が強いので、バンクで荷重を乗せてもフロントが逃げにくく、荒れたコーナー出口で姿勢を立て直しやすいのも利点です。反面、前荷重の作り方で曲がり方が変わるため、ライディングの癖が出やすい面白さもあります。チェーンガイド周りの取り回しも現実的で、レース前の整備が煩雑になりにくい点は実用上ありがたい部分です。
RDX弐式KGH(2023年モデル)は、KGHチューンのリアユニットを前提に走りを整えたモデルです。コーナーの荷重移動でタイヤが路面を離れにくく、高速ストレートでも落ち着きが出ます。減衰の作り込みを前提にしているので、セッティングの幅が広いのも魅力です。リアが落ち着く分、前後のバランスを崩しにくく、ブレーキングからリリースまでの一連が滑らかになります。リンクの剛性が効くので、ラインを変える“きっかけ”を作りやすく、コースを読み替える余裕が生まれます。
RS4045B(2024年モデル)は、セミモノコック構造による横剛性の高さを武器に、ストリートからデュアルスラロームまで切れ味を出したフレームです。踏み出しの反応が鋭く、ポンピングで速度を乗せやすい一方、体を預けた時のヨレが少ないためラインを保ちやすい設計です。横剛性が高い分、ペダル入力がダイレクトに返り、短い加速区間でも速度が乗りやすい設計です。カスタムで遊べる余地もあり、ホイールベースやハンドル高の調整でストリート色と競技色を振り分けられます。ハードテール感覚で“押して返す”走りが得意で、スピードの作り方が分かりやすいのも長所です。
GS400(2025年モデル)は、ショートリヤセンターと独自のスケルトン構造で、コース上での“振り回しやすさ”を前面に出したモデルです。立ち上がりでの加速感が分かりやすく、ジャンプ後の着地でも姿勢を作り直しやすいのが特徴で、遊び心と実戦性を両立しています。取り回しが軽いので、パンプトラック的な地形でも“当てて返す”動きが作りやすく、遊びの延長で速さを出せます。リアが短いぶん踏み遅れが出やすい場面もあるため、ペダリングと姿勢作りを合わせると気持ち良く走れます。
RDX参式IMV(2026年モデル)は、IMV系バルブ思想を取り入れて減衰の立ち上がりを滑らかにし、荒れた路面でも速度を落としにくい方向へ詰めた最新版です。微振動域の追従と、大入力時の底付き抑制を両立させる狙いで、ローカルDHでもワールドカップ級の速度域でも扱いやすい設定がしやすくなっています。減衰の立ち上がりが自然だと、連続バンプで腕が持っていかれにくく、結果としてブレーキ時間を短くできます。サービス性も意識され、消耗部の管理がしやすい方向で“長く戦える道具”に寄せています。
この下のリンクでは、テックインの他モデルも含めた購入者の体験談やインプレがまとまっています。気になる乗り味の傾向は、複数の声を見比べると掴みやすいでしょう。路面の荒さや速度域が近い投稿を探すと、セッティングのヒントも拾えます。
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