ラピエール(LAPIERRE)-名車の証
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⇒【ラピエール】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー349件】
⇒【ラピエール】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー130件】
ラピエール(LAPIERRE)は、ツール・ド・フランス、ジロ・デ・イタリアなど世界のトップレースに挑戦し続けるチームエフデジュが乗るバイクブランドです。
実戦でテストを繰り返し、常にフィードバックを繰り返しています。その結果バイクは進化し続けています。ラピエールの製品実験室はレースそのものです。
フランスのディジョンは、マスタードの生産地として有名です。しかし、それだけではありません。
その地で、ガストン・ラピエールが伝続的なバイクビジネスを起こし、1946年の創業以来、1980年代の米国でのマウンテンバイクブームを支えました。
現在、ラビエールは新たな親会社アクセル・グループの傘下にあり、ニコラ・ブイヨーなどのチャンピオンたちと協力して、優れたフリーライド用やダウンヒル用のマウンテンバイクを、リアもしくはフルサスペンション仕様で製造しています。
また、同社|よ競合する複数のチームのパイクスポンサーとなっているため、毎年開催されるマウンテンバイクのイベント「ロック・タジュール」では、その存在感が増しています。
ラピエールの2009年タイプのFroggyのラインは、そのOST(オブティマイスド・サスペンション・テクノロジー)サスペンションの高い性能によって、ハードなエンデューロやフリーライドのトレイルの世界に君臨し続けています。
この技術はバー チャルピボットポイントと軽量高性能の八イドロフォーミング7005アルミ合金のフレームの設計に基づいています。
また、このフレームは180mmのリアトラベルを確保し、悪路での正確なバイクコントロールと安定性を実現しています。
OSTにより、このフレームはライダーの体重に基づいて調整されるため、ペタリングの効率が向上します。
===【往年の傑作モデル 詳細解説】====
ゼスティー314(ZESTY 314)は、ハイドロフォーミング軽量アルミフレームに、フルサス特有のパワーロスを抑えるOST機構を搭載したモデルです。フロント・リヤはともに140mmトラベルで、上位モデルの特性を引き継ぎ、スムーズなハンドリングや上りの軽快さを実現しています。
スパイシー216(SPICY 216)は、油圧成型によって効果的な曲線をフレームに取り入れ、設計の自由度を高めたモデルです。リヤトラベル量160mm、フロントフォークのトラベル量も160mmと、グレードを問わず大きなストローク量を確保しています。216は、シマノ・Newデオーレを採用しています、高性能を低価格にまとめたモデルです。
Xコントロール210(X-CONTROL 210)は、カーボン+アルミハイブリッドのXコントロール510をアルミ化したバージョンです。フレーム素材をアルミにすることで、 ロープライスを実現しています。
トレイルライドはもちろん、長距離のライディングやアップダウンのコースにも対応し、高い走破性を持ってライダーをサポートしてくれます。
プロレース200(PRO RACE 200)は、7005ダブルバテッドアルミチューブを採用し、カーボンフレームに引けを取らない性能を実現しながらもコストパフォーマンスに優れるモデルです。コンポにはシマノ・デオーレXT/SLXを採用することで、こちらも優れたコストパフォーマンスを実現しています。
テクニック400(TECNIC 400)は、堅牢な6061アルミをメーンフレームに採用した入門用MTBです。10万円を下回るプライスながら、長年のノウハウから導き出した優れたジオメトリーとパーツアッセンブルによって、最高のスタートを切ることがでます。コンポはシマノ・Newデオーレです。
Xコントロール310L(X-CONTROL 310L)は、クロスカントリー用ダブルサスペンションモデル、短めのトップチューブ長を採用したモデルです。それに従い、ジオメトリーも最適化し、小柄な女性でも乗りやすい設計になっています。ベダリングロスも少なく、トレイルライドがより楽しくなるバイクです。
テクニック400L(TECNIC 400L)は、さわやかなグラフィック、丈夫なアルミフレームと妥協しない信頼のパーツアッセンブルで構成されたモデルです。テクニックLシリーズはMTBをスポーツバイクとして捉えた女性をターゲットにした軽量アルミMTBです。最適化されたジオメトリーは乗り慣れない女性の強い味方になるでしょう。
ゼリウス EFI 200 CP(XELIUS EFI 200 CP)は、EFi FDJととは反応速度は違うが、加速とヒルクライム以外の性能は同様です。200の反応は少し穏やかさがありながら、ねじれに対しては十分な積層で応えてくれるフィーリングです。フォークのねじれが相対的には感じやすいですが、十分に安定しています。FDJのほうが鋭く、自然なコーナリングを目指しているが積極的にいけば思いのままです。フレームの反応速度はややゆったりですが、絶対的な剛性が高いので中間加速が良いです。パワフルなライダーならゼロ発進も良好に感じられるはずです。加速局面ではフィーリングの違いはありますが、上りは心地よく踏んだだけ進みます。レース派なら絶対にFDJですが、200も自然なレーシングフレームとして高く評価できます。FDJのカーボン積層はあきらかに薄く硬質ですが、200は十分な肉厚と安全マージンの確保が感じられます。レース一発というよりも、ロングライフで日常的にゼリウスを楽しめるイメージです。加速感はFDJに軍配が上がるとはいえホビーレーサーが使うならトータルの性能で200でしょう(コンポ違いでグレードも用意)。200でもかなりの完成度です。ゼリウスEFIが実現した運動性能は、紛れもなく最良の走りを提供します。
ゼリウス EFi FDJ(XELIUS EFi FDJ)は、プロ用のモデルらしく速く走ることに喜びを感じる走行性能です。ブレーキシューがマッチしていませんが、それを考慮してインプレすると、コーナーも上りも下りもすべてにおいてリニアで走りやすいです。ヒルクライムにも最適です。素材の良さを感じる反応の鋭さ、この素材の良さを最も感じられるのが加速局面での伸びです。どんな踏み方でもスイスイ加速してくれます。しかしながらプロスペックとしては剛性が高いわけではないように感じるので、スピードのあるパンチャーだともの足りないかもしれませんが、多くの選手にとっては乗りやすいはずです。ハンドリングも自然で、フレーム全体でパワーを受け止めているフィーリングなのが良いです。これはなかなか絶妙に設計されていて弱点がありません。コーナーでは思いどおりに突っ込めます。下りも得意です。コンフォート性能も実に良好です。微振動をよく吸収しているのがわかります。レース志向のライダーにはこの上ない機能です。ウィリエールの軽量モデルのような"飛び道具″的な他を圧倒するものとは違い、自然にライダーの能力を引き出してくれます。プロスペックながらも弾き返されるような剛性レベルではなく、柔軟性と剛性がミックスされて実に扱いやすいです。ペダリングが気持ちよく、鋭い加速を持ち合わせつつも快適です。コンフォートの概念を崩しそうなバイクです。スタビリティの良さが飛び抜けています。そして前述した加速性能の反応性も5本の指に入るトップレベルでしょう。唯一のウィークポイントはその性能がピナレロ・ドグマ2やルック・695のように外観から感じ取れるような雰囲気が滲み出ていないところで、乗ってみないとわからない点です。
アウダシオ 400 CP(AUDACIO 400CP)は、ラピエールの入門モデルです。レース入門ではなくてスポーツバイク入門です。ジオメトリーはややアップライトで乗りやすさを追求しています。ラピエールのロード3シリーズの末弟ですが、その中でもアッパーモデルです。フルアルミフレームで特徴としてはシフトケーブルを内蔵式から外引きに戻しています。アルミ素材はオーソドックスな感じです。特徴があるのはバックステーの極端に細くてラウンドしていることです。形状設計が面白いです。グラフィックがポップな感じになって、他と差別化したいような雰囲気はがあります。よくデザインされています。ホイールもロゴ、フレームと同じ色にしています。本当だ。こだわりをもってやっています。フォークも自然な感じで、アルミフレームだけれども、まあまあ優しさもあるのかなあと想像ができるような設計です。デザインも良いです。
センシウム 200 CP(SENSIUM 200 CP)は、上位モデルはバックステーに振動減衰するラバーが装着されるのですが、それの搭載を見送った下位モデルです。ジオメトリーはアップライトなポジションが取れるように設計されていまね。見た目はオーソドックスで派手さはありません。でも、トップチューブは現在風になっていて、ヘッドに向かって張り出したトップチューブがヘッドを巻き込むようになっています。これはもう動きの速さを感じる雰囲気があります。ダウンチューブはオーソドツクスな形状に近いような、とくにダウンチューブの下の方向に向かってはプレーンに近い形状になっていて、素直さがあります。フオークがまた独特で、専用フォークですが、コンフォートながらストレートな形状でステアリングフィールのレスポンスを高めています。寸胴でシュッと伸びています。フレーム本体とはまた別な感じがして、これは少し不思議な感じです。リアはオーソドックス、フロントは今の標準的なところからすると、ブレードのたわみがどこで出てくるのか、乗ってみないとわからないという形状をしています。リアに比べてフロント周りはだいぶ骨太な造形です。反応が良いです。しかし、ラバーが付いた上位モデルはどんな走りをするのか未知数です。
センシウム 200 L CP(SENSIUM 200 L CP)は、ホワイトとピンクのカラーリングや丸いチューブが可愛らしいバイクです。ペダルを踏むと、剛性はそこまで高くはないですが、路面からの振動ははっきり伝わってきます。フレームがしっかり作られているので、スタビリティは高いです。全速度域で安定して走ることができます。乗車時のバランスはややリア寄りの重心位置です。コーナリングはスムーズで。軌道にブレが生じにくく安定して操作しやすいです。ゼロからの加速性能は高いです。とくに、ダンシングだとパワーがダイレクトに路面に伝えられて、しっかり加速します。登坂性能は、上り始めこそ、やや重たい印象を受けますが、それから先はスムーズに上ることができます。下りでもこのフレーム特有の安定性の高さが発揮されています。バイク全体に力強さを感じるので、しっかり踏める人に向いています。ロングライドやツーリングだと慣れが必要です。特性を知らずにロングライドに出ると、疲れやすいかもしれません。フロントトリブル仕様は少し慣れが必要でしょう。
エアロストームTTフレームセット(AERO STORM TT FRAME SET)は、まったく新しいアプローチから生まれたタイムトライアルフレームがこのモデルです。FDJによリツール・ド・フランスに実戦投入されたモデルで、いまだかつてない画期的な構造が特徴です。エアロダイナミクスを追求しつつ、軽量化にも余念がないスーパーフレームです。
596は、F1で有名なフランスのマニクールサーキット内の風洞実験室で研究を重ねた末に生み出された究極のマシンです。VHMカーボンを贅沢に使用し、50時間以上をかけてハンドメイドされる珠玉の逸品です。
シェイパー100 TP(SHAPER 100 TP)は、荒れた路面でも衝撃を吸収しやすいミシュラン製28Cの大めのタイヤのほか、前3速×後ろ8速で、ギヤレシオを落とした扱いやすいギア比、ポジションをアジャストできるステムなど、これからスポーツバイクをはじめる人が乗りやすい&調整できるように配慮された仕様がポインです。.コンポはシマノ「Claris」を搭載し、ハンドル、ステム、シートボストはラピエールオリジナルです。コストパフォーマンスの高さも魅力の1台です。あらゆる路面への高い対応力が魅力のシェーパーシリーズです。上位機種にはコンポをワンランクグレードアップした「SHAPER
300 TP」が用意され、その走行性能を高めています。クランクセットには3速仕様のTIAGRAグレードを奢っています。
アウダシオ300 FDJ CP(AUDACIO FDJ CP)は、日本での知名度はまだ高くないが、ヨーロッパでは最大規模を誇る一大ブランドであるラピエールの人気ブランドです。母国フランスに誇りをもっており、カラーリングからもそのこだわりが見て取れます。このアウダシオ300は、ワールドツアーで戦うFDJというチームのカラーです。トリコロールカラーを前面に押し出したデザインは、自転車大国ならではです。同価格帯ではあまりお目にかかれないレーシーなレプリカカラーは、乗る人をやる気にさせてくれそうです。
Xライト インテグレーテッドFDJ(X-LITE INTEGRATED FDJ)は、07年にデビューを飾った最高級モデルで、旧作に比べて30%もの軽量化に成功しています。試乗車はインテグレーテッドシートポストを採用した限定モデルで、08年もプロツアーをはじめとするプロレースで使われることが決まっています。設計にはCADを駆使し、各チューブごとにカーボン繊維の方向や積層方法を変え、カーボン成形メーカーに別注をかけた特別仕様です。販売はフレームのみですが、試乗車はデュラエースがフルアッセンブルされています。
Xライト400 レプリカFDJは、プロロードチーム・フランセージュデジュに長年バイクを供給しているラピエールの人気モデルです。その性能もさることながら、カラーリングが目に焼き付いている人も多いはずです。今年、チームカラーをまとったモデルがユーザーの手に届きやすいところまできました。さらに新設計のカーボンやテーパーヘッドチューブなど機能まで折り紙付きときているのですから、ファンにはたまらない1台でしょう。
このブランドは、上記以外も魅力的なモデルを沢山製造しています。カタログでは分からない実際に購入したユーザのクチコミ評判やインプレ、生の声は以下をご覧ください。
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