カルフィーデザイン(CALFEE DESIGN)-詳細レビュー
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カルフィーデザイン(CALFEE DESIGN)は、素材研究の視点からフレームを組み立ててきた、独特の“工房系ハイテック”ブランドです。カーボンを当たり前に使う前夜から成形や積層に取り組み、既存の常識に縛られずに「乗り心地とは何か」を素材から問い直してきました。単に軽い・硬いではなく、どう走るかを素材で作り分ける発想が核にあります。
初期にはカーボンラグ構造のフレームで注目を集め、のちに竹という天然素材を現代の自転車へ本格投入しました。カーボンとボロンを組み合わせて軽さと強度を両立させたり、素材の性質を“乗り味”へ直結させて語れるのがカルフィーらしさです。高弾性素材の弱点(脆さや過度な硬さ)を、繊維の選び方や補強で“ちょうどよく”整える思想が見えてきます。
竹フレームの採用は話題性だけでなく、スチールに似た張力や高い圧縮強度といった素材特性を、快適性へ落とし込もうとした試みでもあります。接合にエポキシ樹脂へ浸した麻を使うなど、金属や追加パーツに頼らない発想が徹底しています。天然素材は個体差が大きいので、そこを“設計と工法”で均すのが難しさであり、同時に魅力でもあります。
コンポーネント面でも、Carbon DriveやSpeedhubのような商用品を取り込む柔軟さがあります。つまり“素材は尖らせるが、運用は現実的にする”。尖った研究心と、道具としての割り切りが同居しているのが面白いところです。特殊なフレームでも、パーツが入手しやすい規格なら、日常のメンテに困りにくくなります。
乗り手側の楽しみ方としては、軽さを誇示するより、素材が作る感触の違いを味わうのが向きます。荒れた路面での振動の丸まり方や、踏み込んだときの反発の出方が独特で、距離を走るほど「普通のフレームと違うな」と感じやすいはずです。スピードが出るかどうか以上に、疲労の残り方や、翌日の脚の軽さが評価軸になります。
また、同じブランド内でも“カーボンの速さ”と“竹の快適さ”を別の哲学として併記できるのが強みです。選び方のコツは、走る道を思い浮かべること。荒れた舗装や長距離なら快適性、短い時間で高強度を踏むなら反応性、と優先順位を置くと、素材の違いがそのまま納得に繋がります。
カルフィーのフレームを語るとき、スペック表だけでは見えない“作り手の意図”が重要になります。材料の選択、接合の工夫、仕上げの考え方が一体で、同じ重量でも感じ方が変わるのが特徴です。だから試乗できる機会があれば、短時間でも荒れた路面と滑らかな路面の両方を走り、振動の抜け方を確かめると納得しやすいです。
また、特殊素材を使うからこそ、補修やメンテの相談先を把握しておくと安心です。消耗品は一般規格で揃えつつ、フレーム側は工房の知見が必要になる場合があります。そうした“付き合い方”まで含めて選ぶと、個性的な素材の良さをストレスなく楽しめます。
カルフィーの世界観は“速さのための素材”だけではなく、社会的な文脈とも結びつきます。竹フレームがアフリカの工房で作られるといった話は、単なる廉価版というより、ものづくりの循環を意識したプロジェクトとして読めます。背景を知るほど愛着が深まるタイプです。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
バンブー(BAMBOO)(2022年モデル)
バンブー(BAMBOO)は、竹の粘りとしなりを“快適性”へ変換する発想が核で、金属的な硬さを避けたい人に刺さります。接合に麻と樹脂を用いる工法は、衝撃の伝わり方を穏やかにしやすく、路面の微振動が長距離で疲労に変わりにくいのが特徴です。ペースを上げても身体が跳ねにくいので、荒れた路面を含むルートで“余裕が残る”走りになります。竹素材は温度変化で感触が少し変わることもあるため、季節ごとに空気圧を微調整すると走りが安定しやすいです
ドラゴンフライ(DRAGONFLY)(2023年モデル)
ドラゴンフライ(DRAGONFLY)は、1kgを切るフレームを目指した軽量志向の象徴で、HMカーボンにボロンファイバーを組み合わせて“軽いのに折れない”方向を狙います。登りでの軽快さだけでなく、細いフレームでも剛性感を残す作りにより、踏み込んだ力が抜けにくいのが魅力です。軽さに寄せたバイクほど横風や荒れた路面で不安が出ますが、素材の使い方でその不安を抑えるのがカルフィー流です。軽量フレームほどパーツの選び方で性格が変わるので、剛性の高いホイールと組むか、快適性寄りで組むかで狙いを決めると良いです
ドラゴンフライプロ(DRAGONFLY-PRO)(2024年モデル)
ドラゴンフライプロ(DRAGONFLY-PRO)は、軽量の先にあるレース志向を強めたモデルとして読みやすく、反応の速さと直進の安定を両立させます。高弾性素材だけに寄せると硬くなりがちですが、繊維配向や補強の置き方で“しなりの質”を調整できるのが、この系統の面白さです。軽さを武器にしつつ、乗り手を置き去りにしないバランスが理想になります。レース志向モデルはサドル位置がシビアになりやすいので、フィッティングを詰めるほど“速さが出る代わりに疲れにくくもなる”側面があります
マンタレイ(MANTA RAY)(2025年モデル)
マンタレイ(MANTA RAY)は、カルフィーが得意とするカーボン設計の思想を、ロングライド寄りへ転用したモデルとして想像できます。空力よりも一定速度での気持ちよさを狙い、過度に前傾を強いないジオメトリにすることで、首や腰への負担を抑えます。さらに、ペダリングの入力が滑らかに伝わるように作ると、平坦の巡航でじわっと伸びる“持続型の速さ”が出ます。軽さより楽しさを優先する人に向きます。長距離寄りなら補給の頻度も増えるため、ボトル位置や携行工具の収まりまで含めて設計されていると使い勝手が上がります
バンブーセロ(BAMBOOSERO)(2026年モデル)
バンブーセロ(BAMBOOSERO)は、2026年モデルとして“竹フレームをより身近にする”方向が似合います。高価な通勤用Bamboo Bikeの思想を残しつつ、工程の合理化で価格帯を現実寄りに寄せれば、日常の足として竹の乗り味を楽しめます。雨天時の扱いを考え、保護処理やパーツ選択を工夫するのがポイント。素材のロマンを、生活へ落とすという役割がはっきりします。日常用途では防犯や保管が課題になりやすいので、目立つ素材だからこそ屋内保管の導線を作っておくと安心です
カルフィーデザイン(CALFEE DESIGN)のような素材系バイクは、短時間の試乗より“長く乗った後の感想”が参考になります。ユーザーのインプレでは振動の抜け方や保管の工夫など、カタログに出にくい情報が見つかるので、興味が湧いたモデルは評判も合わせて確認すると納得感が増します。
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