フジ(FUJI)-詳細レビュー
⇒【フジ】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー10件】
⇒【フジ】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー398件】
⇒【フジ】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー89件】
フジ(FUJI)は、日本国内ではシングルスピードのパイオニアとして語られるブランドで、創業は100年以上前に遡ります。ストリートのカルチャーとスポーツ性能を行き来しながら、時代ごとに“刺さる一台”を出してきたのがFUJIらしさです。
カラフルでスタイリッシュなクロスバイクやミニベロなど、街の移動そのものを楽しませるモデルづくりが得意で、デザインと実用のバランスが上手いブランドとして認知されています。見た目の雰囲気だけでなく、日常で使うパーツ構成や整備性まで含めてまとめてくる点が魅力です。
フジは日本発のブランドとしてスタートし、海外市場での展開を広げながら存在感を強めてきました。以前はストリート系の印象が強かったものの、近年はレーシング志向のモデルも増え、用途の幅が一気に広がっています。
国内では流通が薄く感じられた時期もありましたが、再びラインアップが見えやすくなり、用途に合わせて選べる状態になってきました。MTBの文脈で磨かれた走破性や、オンロード向けの軽快さなど、カテゴリーを跨いだ“作り分け”がしっかりしています。
ラインアップは、高価なAltamira系のようなカーボンロードから、ここで触れるTrack Ltd 1.0のような手頃で美しいバイクまで幅広いです。『街で映えるのに、踏むとちゃんと速い』という方向性を、価格帯ごとに噛み砕いて提供しているのが強みです。
Track Ltd 1.0に象徴されるのが、カスタムバテッドの6000番台アルミ合金チューブを使った大きめのフレームと、エアロダイナミック効果も意識したチューブ形状です。剛性の出し方が素直なので、ダッシュしたときに“踏んだ分だけ前へ”が分かりやすい。
フロントフォークはFUJIのFC-770カーボンで、ストレートブレード形状になっており、アロイステアラー(コラム径1〜1/8インチ)が付属します。振動の角を丸めつつ、ハンドリングはシャープに残す方向で、街中の細かなライン変更が気持ちいい。
後三角にはアルミ製シートステー、オリジナル成型のチェーンステー、交換可能なステンレススチール製ドロップアウトが採用され、長く使う前提の“修理できる安心感”があります。サイズ展開も多く、フィットを合わせやすいのもメリットです。
ホイール周りでは、オーバルのW-530Tアロイクリンチャーホイールセットや、700cのフリップフロップハブ、シルバーのスポークなど、クラシカルと現代性の混ぜ方が上手い。組み立て時にパーツを足していく余地もあるので、ハンドルやタイヤで自分の街に合わせて煮詰めると完成度が上がります。
街での使い勝手を上げるなら、タイヤクリアランスとフェンダー周りの余裕、そしてハンドルの種類で走りの表情が変わります。ピスト系はダイレクトで軽快、クロスやコミューター系は視界が広く疲れにくい、といった方向性が分かりやすく、FUJIはその“違い”をデザインだけでなく設計で出してくるのが上手いです。
また、交換可能なドロップアウトや標準規格のパーツ選定は、長く乗るうえで地味に効きます。見た目の格好良さを保ちながら、消耗品を替えて延命できる設計は、日常用途のストレスを減らしてくれます。最初はノーマルで乗り、慣れてきたらギア比やハンドル幅で“自分の街仕様”に寄せていく楽しみもあります。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
ネバダ 29 1.3D(2022年モデル)ネバダ 29 1.3Dは、A2-SLアルミをマテリアルに採用した29erバイクで、エントリー帯でもフレームの補強が効いたタフさが売りです。ネバダ 29 1.3Dはトレイルライドを想定した安定感があり、荒れた路面でも“怖さ”が出にくいのが魅力になります。大径ホイールの転がりを活かして、距離を伸ばしても疲れにくい方向のキャラクターです。登りでは軽めのギアで回し、下りや未舗装では大径の安定感を活かすと、このモデルの良さが出ます。舗装と土の切り替えが多いコースでも“何とかなる”懐の深さがあります。
ストラトス(2023年モデル)ストラトスは、昔ながらのホリゾンタルフレームに現代的なパーツアッセンブルを合わせた定番で、スポーツライドから街乗りまで守備範囲が広いモデルです。ストラトスはクラシカルな見た目なのに踏み出しが軽く、通勤のストップ&ゴーでも扱いやすい。メッセンジャースタイルに憧れつつ快適性も欲しい、という層に刺さる“ちょうどいい”立ち位置です。ホリゾンタル形状の見た目を活かしつつ、パーツで現代的な操作感に寄せられるので、カスタムの方向性が広いのもポイントです。街の流れに乗る速度域で伸びが良く、気持ちよく巡航できます。
アブソリュート S(2024年モデル)アブソリュート Sは、タイヤ・サドル・グリップなどのコム系パーツをフレームカラーとコーディネートした、ポップで親しみやすい一台です。アブソリュート Sは近年モデルでパーツグレードが上がり、変速の質感が良くなっているのに価格が据え置きという“実用の嬉しさ”があります。街で目立つ配色と、毎日使える素直さが同居しています。コーディネートされたパーツは交換のタイミングでも迷いにくく、街で使う道具として“まとまり”が出ます。軽いサイクリングから買い物まで、用途を選ばないのが強みです。
マウントフジR(2025年モデル)マウントフジRは、アルミにチタンを配合した素材を用いるハードテールで、剛性と軽快さのバランスを狙ったモデルです。マウントフジRはカーボンのリジッドフォークで衝撃吸収性を持たせながら、ダイレクト感を残した乗り味が特徴になります。前後とも油圧ディスクブレーキを採用し、天候の変化や下りでも安心して速度を管理できます。リジッドフォークならではの路面情報は入りますが、体重移動でコントロールしやすく、走りがラフになりにくい。整備性も素直なので、オフ寄りの入門としても扱いやすいです。
ネバダ S(2026年モデル)ネバダ Sは、街乗りにフォーカスしたMTBで、オンロードをターゲットにすることで“必要なものだけ”を残した発想が面白いモデルです。ネバダ Sはブロックタイヤやサスフォークを排して、剛性感のあるソリッドな乗り心地を楽しめます。遊び心のあるカラーリングも魅力で、実用車に寄りすぎない“外遊びの匂い”が残っています。サスを省いたぶん、漕ぎ出しが軽く、街の短距離移動で“もっさり感”が出にくいです。見た目はMTBの匂いを残しつつ、実際はオンロードの気持ちよさに寄せています。
FUJIは、ストリートの軽快さとスポーツの走りを同じブランド内で行き来できるのが強みです。通勤中心なら取り回しと整備性、週末も走るなら速度域と制動、オフ寄りなら走破性…というふうに“どの路面で気持ちよくなりたいか”から選ぶと、モデルごとの個性がハッキリ見えてきます。レビューを見るときは、走行シーン(通勤の段差・週末の距離・雨天の頻度)が自分と近いかを基準にすると、同じモデルでも評価の理由が読み解きやすくなります。
⇒【フジ】 傑作モデル乗車レポート! 【レビュー10件】
⇒【フジ】 現役レーサーによるインプレ! 【レビュー398件】
⇒【フジ】 女子ライダーの体験レポ! 【レビュー89件】
⇒【フジ】 ロードバイクとスマホ! 【レビュー1166件】