キャノンデール(CANNONDALE)-名車の証
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キャノンデール(CANNONDALE)は、1971年にコネチカット州で生まれたブランドだ。まずアメリカコネティカット州にこある駅舎でビジネスをスタートした。以来、数々の「世界初」を生み出し続けており、バイシクルトレーラー"Bugger"、大径アルミフレームバイク"ST500"
、リヤサスペンション付きフレーム"E.S.T″など、枚挙にいとまがない。
キャノンデール(CANNONDALE)は、弱虫ペダルにも登場する人気・評判のブランドだ。
また数多くのプロチームやアスリートたちへの製品供給も行っており、世界中のレースシーンで勝利を重ね続けている。そこからのフィードバックもまた革新的な製品開発へと活かされている。
今でこそアルミバイクと聞くと「さぞかし剛性感が高いんだろうな」と想像するようになったが、1980年代までのアルミバイクは、レース指向の人に「柔らかくて使い物にならない」とよくいわれていたものだ。
その最大の理由はチュープの外径にあった。80年代までのアルミフレームは、スチールチューブと同じ外径で作られることが当たり前だったのである。これはおもにフロントディレイラーやシフトレバーなどのバンド径に制約されたものであったが、スチールよりもヤング率(縦弾性係数)の小さいアルミの場合、同じ径で作ったら柔らかくなるのは当たり前なのだ。
ならばチューブ径を大くしてしまえばよいワケであるが、保守的なヨーロッパ人にはちょっとそういった奇抜なモノは作れなかった。しかし、よくいえば既成の概念にとらわれない自由な発想を持つ、悪くいえば何でもアリのアメリカ人には、伝統的なフォルムを破壊することなど何の抵抗もなく、それゆえMTBのような新しい自転車も生まれたワケである。
アルミチューブについても、アメリカには比較的早い時期から肉薄大径化による軽量・高剛性化を考えるメーカーがいくつかあったが、キャノンデールはまさに大径アルミチュープの元祖ともいえる存在だ。
超肉薄のアルミフレームやオメガと名付けられた初期のリヤサスペンションフレームなどからはじまり、これまでに多くの革新的なシステムを世に出してきた。世界のMTB界を牽引するブランドともいえるだろう。そのテクノロジーはレースでの実戦テストを経て発売に至るものがほとんどで、レースを開発の場所と位置づける同社の姿勢が垣間見える。
キャノンデールはもともと、1971年にサイクリングアパレルメーカーとしてスタートしたが、その後アルミフレームの開発に着手。そして極太アルミフレームを完成させ、1981年にはツーリングモデル、1983年にはMTBとロードバイクを発表している。
キャノンデールが日本に導入された当初は、「何?この大いチューブ。まるで水道管みたい」なんて椰楡されたものであるが、今では伝統的なスチールチューブが「何?この細さ。たよりない感じ」といわれるようになり、キャノンデールの太さが当たり前に変わってしまった。
極太アルミフレームを世に問い、認知させたキャノンデールの功績は実に大きいといわざるを得ないだろう。
創業当時から現在に至るまで、キャノンデールは,ハンド・メイド・イン・USAにこだわり続けている。現在ではフルカーボンのシナプスのみ台湾で生産されるようになっているが、その他のアルミ、アルミ+カーボンのハイブリッドモデルは、すべてペンシルベニア州ベッドフォードの自社工場で製造されているのだ。
もちろん、「ハンド・メイド」という看板にも偽りはない。ベッドフォードは鉄の町として有名なピッツバーグに近く、昔からクラフトマンが多数いる土地柄。工場の中には熟練した職人が多数いて、毎日コツコツとアルミの溶接やカーボンの仕上げをしているのである。
===【往年の傑作モデル 詳細解説】====
トレイルSL3(TRAIL SL 3)は、数年前ではありえないほどの軽量なアルミフレームに、汎用性の高いMTBパーツをセレクトしたエントリーモデルです。フロントサスペンションにはロックアウト機構を搭載しています。
キャド86ティアグラ(CAAD8 6 TIAGRA)は、カーボン全盛となったロードバイク業界で、キャノンデールが頑なに守り続けるレーシングスペックのアルミバイクです。アルミならではの鋭い反応性が魅力です。
シナプス6ティアグラ(SYNAPSE 6 TIAGRA)は、アツプライトジオメトリでロングライドでの快適性に主眼を置いたエントリーロードです。強くベンドしたリアステイは後輪からサドルに伝わる衝撃を和らげる効果がある。
キャドXツラ(CAADX SORA)は、キャドシリーズと共通のマテリアルを採用したシクロクロスバイクです。週末のレースから平日の通勤・通学までこれ一台で対応できるマルチロールバイクです。
バッドボーイ ソロ ヘッドショック(BAD BOY SOLA HEADSHOK)は、キャノンデールのお家芸ともいえる片持ちヘッドショックフォークを装備したハイエンドアーバンバイクです。ホイールを履き替えればそのままMTBに換装することができます。フォークに"ファッティ・ソロDL50″を採用したバッドボーイシリーズのフラッグシップモデルです。ショックはロックアウトも可能ですので、街乗りでの使い勝手も良いです。デイスクレーキなので、26インチのフロックタイヤに交換することも可能です。
フーリガン1(HOOLIGAN 1)は、MTBにかつて採用されたデルタVフレームが特徴のアーバンバイクです。今季モデルから、より攻撃的な異形チューブを採用しています。ドライブトレインも扱いやすいシマノ製に変更しています。
バッドボーイ シングルスピード(BAD BOY SINGLE SPEED)は、変速システムをオミットすることにより、よりシンプルなルックスになったバッドボーイです。バッドボーイのアイデンテュティでもあるマットブラックカラーは健在です。
フーリガンロード(HOOLIGAN ROAD)は、人気のフーリガンに今季加わったドロップハンドルモデルです。ミニベロとしての扱いやすさはそのままに、よりスピーディーなラインディングを楽しむことができます。
クイックカーボン2(QUICK CARBON 2)は、エアロ形状のフルカーボンフレームを採用したハイエンドなクロスバイクです。街乗りではオーバースペックともいえる軽量性をもちながら、快適性でも群を抜いています。
クイック SL 1(QUICK SL 1)は、アルミクイックシリーズの最高モデルです。スムーズなライディングフィールを生むバランスのとれたフレームが魅力です。ファンライドやフィットネスバイクとしてオススメです。
キャド8フラットバー(CAAD 8 FLAT BAR 6)は、レーシングスペックのアルミロードバイクとして人気のキャド8と共通のフレームを用い、フラットバーを装備することで、より扱いやすくなったクロスバイクです。
タンゴSL 3(TANGO SL 3)は、大径の29インチバイクながら、スタンドオーバーハイトを低く設定できるデルタVフレームを採用することにより、小柄な女性でも扱いやすいようになったモデルです。
バッドボーイ ディスク(BAD BOY DISC)は、その名の通り、バッドボーイのディスクブレーキモデルです。キャノンデールオリジナルの片持ちフォーク"ファッティ・ソロリジッド"を採用し、街での注目度が高いです。タイヤはシュワルベの700×28Cで、走破性の高さが特徴です。
クイックCX FS(QUICK CX FS)は、6061アルミのMTBフレームに700Cタイヤを履かせ、ディスクブレーキを採用した高速コミューターです。フォークにRST・デュース29を採用しています。街ではロックアウトして使えばロードバイク並みに走り、山では本格MTBと同等に走るバイクです。
クイック4(QUICK 4)は、アルミフレームのオーソリティで有名なキャノンデールの1モデルです。このクイック4のフレームも、もちろん6061アルミ製です。キャノンデールらしさを味わう入門バイクとして、これ以上のモデルもないことでしょう。スラム・X-5シフターなど、脇を固めるパーツも完壁です。高性能なアルミフレームに定評のあるキャノンデールのテクノロジーが投入された1台です。軽量高剛性な6061バテッドアルミチューブを用いながらも、チェーンステーを扁平させるなどして滑らかな乗り心地を実現しています。「SAVE」機能を搭載し、抜群の走行性を誇っています。フレームデザインに合わせて設計されたカーボンフォークなど、見た目にも美しい仕上がりが魅力です。コンポには日常での使い勝手に優れたシマノ「Altus」を採用しています。
バッドボーイ(BAD BOY)は、カッチリとできた6061アルミのフレームに、ファッテリジッドフォークを組み合わたモデルです。基本がしっかりしているので、走りの性能は完璧です。シンプルゆえに、長く乗っても飽きがこないのも魅力です。パーツのグレードアップのベースにも良いです。
フーリガン3(HOOLIGAN 3)は、キャノンデールが小径車の世界に送り込んだ意欲作です。20インチホイールに片持ちのレフティフォークを組み合わせ、変速機には内装3段を採用しています。マットブラックの車体にレッドアルマイトのパーツ配置もインパクト抜群です。
フーリガン9(HOOLIGAN 9)は、キャノンデールの伝統を誇るデルタVフレーム、片持ちレフティフォークなど、キャノンデールの技術をつぎ込んだ小径車です。ステムにはライダーに合わせて調整できる機構を搭載するなど、小径車らしい配慮もされています。小径への入れ込みぶりが感じられるモデルです。
フーリガン8(HOOLIGAN 8)は、フロントフォークは両持ちとなりますが、シリーズの持つ雰囲気はそのままです。インパクトのあるグラフインクは反射塗料のため、暗いところでも輝きを放っています。小径タイヤと短いホイールベースで街中をキビキビ走ることができます。
スカルペル カーボン チーム(SCALPEL CARBON TEAM)は、10年近くにわたり、ワールドカップのレースを制してきたのがこのスカルベルです。新しいマグネシウムリンクやさらなるフレーム改良によって、100gもの軽量化に成功しています。軽量のデュアルサスペンションレーシングバイクを探しているなら、
自信をもっておすすめできるモデルです。
RZワン40 カーボン1(RZ ONE40 CARBON 1)は、超軽量なオールマウンテンバイクを望むライダーや、猛烈な4Xレーサーでさえも満足させる性能の高さを誇るのが、このRZワン40カーボンです。140mmストロークながらパワーロスはまったく感じられません。BB30、ISCGタブと、装備も完璧です。
RZワン20 1(RZ ONE20 1)は、絶賛を博するRZワン40のショートトラベルモデルとしてさらなる改良を加えたのがRZワン20です。優れた後輪トラッキング、そして軽量化により、トレイル向けには最高の選択肢になることでしょう。耐久レースに挑むライダーにも最適です。
F3は、キャノンデールがフレームの性能向上を目指して携わってきた、チュープの成形と最適化の成果が結集されているのモデルです。革新的な形状をもつシートチューブとトップチューブの接合部は、フロントトライアングルと一体化しており、フレームに究極の剛性を与えています。
29'ER4は、レフティフォークに最適な、回転性能に優れた29インチホイールを採用しています。軽量・高性能ながらも手ごろな価格を実現しています。キャノンデール伝統のアルミフレームを組み合わせたのがこのモデルです。高い製造技術とビッグホイールのバイクで、心躍る体験をすることができます。
F5は、キャノンデールのトレンドマークであるダブルパス溶接技術を採用しています。機械溶接フレームに生じがちな応力集中部をなくし、フレームに美しい仕上がりを与えています。アルミフレームの製造技術と経験年数において、業界一を誇るそんな同社のアルミバイクの1モデルです。
F7は、キャノンデールが継承してきたアルミニウム技術を魅力的な価格で実感できるバイクです。街乗りであれ、クロスカントリーであれ、ライダーのさまざまな二―ズに幅広く応え、そして素晴らしいパフォーマンスを発揮してくれる極めて価値ある1台です。
F7フェミニン(F7 FEMININE)は、トレイル用にも、便利な通勤用にも使えるバイクです。キャノンデールが継承してきたアルミニウム加工技術は、ハイレベルな乗り心地を魅力的な価格で実感できます。女性らしいカラーや選び抜かれたパーツ構成もグッドです。
RZワン20フェミニン3(RZ ONE 20 FEMININE 3)は、女性が探し求めていたものを形にしたモデルです。120mmトラベルをまったく犠牲にすることなく最適化されたサスペンションリンクは、最高のパフォーマンスを発揮します。スタンドオーバーハイトも低くてグッドです。
スライス R2(SLICE R2)は、TTバイクの中では極めて硬質なモデルです。ねじれ剛性も高くBB周りの横剛性も高いので、ライダーはTT特有の直進性の高さとその乗り味になれるだけでいいのです。踏力の増減にはリニアに応えますが、やたらに踏んでもロードのようには加速しないので、このバイクに適した進み方に応じて加速したいです。DHポジションのまま上りをこなせますが、徹底して剛性が高いので、パワーのかけすぎは無駄です。下りはテクニックがあれば攻められます。コーナリングではヘツドアングルが寝ており、大振りにはなりますが、安定性は高いので慣れれば思いどおりです。DHポジションのままよほどの強風でなければ突き進んでいけます。高剛性によって求められる性能の妥協点を余裕でクリアしており、、ガンガン攻めることができるTTバイクです。見た目でシートポストのデザインが浮いて見えますが、空力特性に影響は無いのだろうか、と余計な心配をしてしまいますが、走りは前述のとおり、思い通りの走りを楽しめます。運動能力の限界を出し切れるほど高剛性でよどみない加速を生み出せます。DHポジションでも安定性に優れ、横風に対しても踏ん張ることができます。制動力も高くスピードコントロールも絶妙な設定です。豪快に加速できて、コントローラブルです。さらに制動力も優れるという実に万能なバイクといえます。
スパーシックス3(SUPERSIX 3)は、自然なライディングフィールのモデルです。踏力への反応、ハンドリングと言った主な要素が穏やかで主張し過ぎません。剛性は十分なのですがそれが軽快さにつながっていないのはホイールのせいだけではないかもしれません。安定していてスタビリティはよく、フォークも実に自然なフィールでバランスも良いです。穏やかなのでロングライドにもいいです。クリテリウムのようなコースでも走れるのは当たり前ですが、マシンから速さを促すフィーリングではありません。踏み出しの加速感は穏やかながら踏力に対してはリニアです。コンフォート性も十分で、不安な動きもなく乗りやすいです。ホイールがよければ標準レベルにあります。このままの状態では上りがゆったり気味に感じられます。往年の名車ながら、アッセンブルの影響もあり、穏やか質感で加速感もやや穏やかです。踏み出しに関しての反応は良いです、いかんせん伸びがやや鈍いです。ホイールとの相性がそう感じさせると思われ、足回りを軽量化するだけでまったく異なるバイクに変貌するほどのポテンシャルをもっています。バイクコントロール性は許容範囲です。反面下りは安定感抜群で、その性能の片鱗を見せ、コーナーのスキルが上達したように感じられます。レース用のスペックであることは間違いありません。レース本番で使うときは決戦ホイールを使うとバイク本来の性能をより引き出せるでしょう。
スパーシックス エボ ブラック エディション(SUPERSIX EVO BLACK EDITION)は、BB周りのたわみが大きく、踏力への反応は入力が増すにつれ大人しくなっていくモデルです。スラロームを切るようなコーナリングが苦手なのも前三角がソフトなのが影響しているからです。剛性は部分的に強化するだけでも走りの質が上がります。ダウンチューブはとくにシートチューブの下の接合部分あたりの剛性レベルをアップしたいです。前三角のねじれ剛性が少し頼りない感じです。それでもフォークはしっかり支えています。シートステーもシートチューブの接合がワイドなのがいいのですが、ステムを中心にそのほかが遅れてついてくるイメージです。タイトコーナーが特に苦手です。軽く踏むぶんには車体の軽さだけ加速感は得られますが、踏力が増すとスピードの乗りは今一歩になります。コンフォートは標準以上です。回転重視なら速く走れます。下りは直線的には悪くありません。軽さが命といえるバイクです。1,2を争う軽量フレームのEVOナノフレームですが、大手のキャノンデールがチャレンジングな取り組みを行っていること自体が興味深いです。非常に軽量に仕上がっているのはその風情から良く伝わってきます。特殊なオーラをまとった独特の存在感です。持ち上げたとき、瞬間的にスーパーシックスHI
‐MODの優れた運動性能の記憶が蘇り、期待に胸を膨らませることでしょう。バイク自体は重量比なら相当の剛性レベルに達しています。軽量ホイールを履かせたこともあり、やや腰高で落ちつかない雰囲気もあります。軽さを活かした上りはさすがに一級レベルです。このバイク重量で、6~7倍はある人間の体重と踏力を支えるのですから、そのテクノロジーには舌を巻きます。体重が軽ければバイクの運動性能を発揮できるはずです。パワフルなライディングを好むならEVOかスーパーシックスが向いているでしょう。
スーパーシックス エボ ハイモッド デュラエース DI2
この変化をどう受け入れたらいいだろうか。世界中のメーカーが軽量オールラウンドモデルにもエアロ化を推じ進めるなかで、これまでトラディショナルなスタイリングを特徴としてきたスーパーシックスエボは、軽量オールラウンダーの最後の砦として期待をしていたところがあった。それだけに、ある種の衝撃と複雑な気持ちが交錯する新型エボとの初対面となった。さっそく、そんな完全に生まれ変わったエボの実力をしっかりと確かめることにした。ゼロスタートからペダルヘの入力を高めていくと、まずはその踏み抜きやすさに驚かされる。エアロ化とディスクブレーキ化を果たしても、高剛性だけに振らずに、しっかりと前作までのエボらしい機敏な加速感を残している。さらに、そこからの背中を押されるような伸びやかさは、たまらなく快感だ。初速をポジティブに感じやすい超軽量な足まわりではないにも関わらず、この好印象には驚きを隠せない。完全にスピードに乗る前でもスムーズな入力を得られるため、ダンシングで軽やかに加速できた。超軽量な前作(リムブレーキタイプ)と比較しても性能は劣らない。最新のハイエンドディスクブレーキモデルのなかで、間違いなくトップレベルの反応性だ。
意気揚々と中速域までスピードを乗せると、エアロフレームで武装した新型の進化が発揮され出した。推進力を増幅するかのように伸びを感じられ、トルクをかけ続けなくてもスピードが乗っていく走りは特筆ものだ。これが空力性能を高めた成果なのか、足まわりの効果なのかは判断がつかないが、とにかく乗っていて気持ちよさを感じられた。クライミング性能も、低速域での反応性の高さを生かして、前作同様のダイレクトなレスポンスを感じながら坂を滑走していく印象だ。アグレッシブというより「流れるように速く進む」という表現がマッチするかもしれない。今回のテストは、起伏のあるロングコースでレースを想定してしっかりと攻めたが、最後まで脚が売り切れる様子がなく走り抜けられた。けっしてフレーム剛性は低くはないが、軽さとバランスのよさが、進みのよさを引き出している。新型はあらゆる部分でエアロダイナミクスを追求しているものの、直進安定性に優れる傾向にあるライバルメーカーの生粋のエアロロード(キャノンデールでいえばシステムシックス)よりもバイクのコントロール性が高く、タイトなコーナーやラインチェンジなどライダーの意のままに機敏に反応してくれる。ライダー自身が操作している感覚。これこそ、初代スーパーシックスエボから継承されてきたニュートラルでバランスのいいライドフィールだ。ルックスは大きな変貌をとげてはいるが、ベースとなる部分は前作まで培ってきた万能ロードとしての走行性能を引き継いでいることを確認できた。乗ってみれば、ライバルメーカーの後追い、没個性化などはまったくもって失礼な評価であることを身にしみて感じることになるだろう。キャノンデールのプライドをかけた最新鋭のピュアレーシングマシン。想像を超えるところにその性能は到達していた。
キャノンデールが空力技術の威信をかけて開発したKNOT(ノット)ステムと扁平形状のホログラムセーブシステムバーを採用。バーエンドにはD12ジャンクションが格納。空力性能を意識したコクピットまわりながら、ハンドルは+8度のビッチ調整が可能。専用設計のコラムスペーサーはメンテナンス性も良好。
エアロダイナミクス性能を追求した結果、新型エボのフロントフェイスは完璧なインテグレーションを遂げている。フォーククラウンは最大30mm幅のタイヤにも対応する。ブレーキケーブルはフォークコラムとヘッドチューブ前方の空間を通り内蔵化される。
空力性能にすぐれるカムテール形状を採用するフロントフォーク。シマノフラットマウント規格のディスクブレーキホースは内装化される。また、フォーククラウン部をオフセットさせ、フレームのインテグレーションを推進すると同時に剛性強化を図る。
フロントホイールにコンパクトに装着される新開発のセンサー。専用アプリにライドデータを保存し―括管理できる。BLE、ANT+に対応する。
フレームにカムテール形状を採用することで、従来の丸型チューブと比較して最大30%の空気抵抗の削減を実現。しかも、重量増することなく剛性も維持する。さらに、新開発のノット(KNOT)
ステムやエアロシェイプされた27ノットセーブシートポストを採用することでトータルインテグレーションを高め、時速48.3km走行時に前作比30Wのパワーセーブに成功している。
このほか、わずかにスタックを長く、リーチを短く設計することで、幅広く小柄なライダーにもフィットするジオメトリーを実現。完成車には25mmのタイヤがセットアツプされているが、左右6mmずつのクリアランスを残しており、最大30mm幅(リムモデルでは最大28mm幅)
のタイヤに対応する。ボトルケージポジションも用途に応じて選択できるなど細やかな設計にも気が配られている。
ブランド初のカーボンとアルミのハイブリットバイク、シックス13が誕生したのは今から14年前にさかのぼる。フロント三角にカーボン、リアステーにアルミを採用し、当時高い評価を得た。2006年にはフルカーボンロードのシナプスヘと進化し、スーパーシックスエボが登場したのは2012モデルからになる。量産品として当時世界最軽量となる、695gのスペックを掲げたスーパーシックスエボ。当時デビューしたてのリクイガス・キャノンデール所属のペテル・サガンなどの活躍もあり、爆発的な人気を誇ったモデルだった。その後もプロレースで鍛えられた本物の性能は進化を続け、ついに4年ぶりにフルモデルチェンジを果たし第3世代へ。軽さだけでなくエアロダイナミクス性能を突き詰めたモデルヘと昇華。丸型チューブと決別し翼断面チューブの後端を切り落としたエアロチューブシェイプヘと変わり、リア設計もコンパクトにすることで、前作比で30ワットのパワーセーブを実現(時速48
.3Km走行時)。2019モデルとして誕生したエアロロード、システムシックスのために開発されたKNO丁(ノット)ステムやホイールをアッセンブルしてシステムインテグレーションを突き詰めつつ、前作比19gの軽量化も果たした万能モデルとして生まれ変わっている。
長年、トップレースシーンで鍛えられてきた乗りやすさ(=ライダーの能力を引き出す)を引き継ぎながら最新技術を融合することに成功している。前作までがある種トラディショナルな設計だったがゆえに、トレンドの後追いと椰楡する声もあるが、そんなことはない。エアロデイスクブレーキモデルにたびたび感じられる高剛性と重量増による軽快さの喪失の心配は機敏なレスポンスでクライミングを楽しみたいライダーや、最後まで脚を残しながら勝負どころで勝負したいシリアスライダーが選ぶべきベストバイクだ。大きくルックスを変えてきたキャノンデールのオールラウンドレーサーは、新時代を堂々と切り拓くことに成功した。
キャド10 ブラック エディション(CAAD10 BLACK EDITION)は、アルミを極めたモデルです。CAADシリーズは年々変化しています。柔らかいのから硬くなって、しかし標準的に乗りやすいレーサーとしてのイメージが定着しているのでオールラウンドに乗れます。雰囲気はレーサーです。アルミが洗練されていて、今だとカーボンのクラスも非常に良いです。わりと選手がアルミを好んで乗っていた時代から見ていると、ビードの盛り方など固執していますが、それが味になっています。値段は性能からすれば抑えています。グラフィックも一気に変えてきました。走りだけを追求したマシンのように見えて良いです。とくにトップチューブは後ろに向かって結構ワイドです。縦につぶされて広いのはあまりないので目立ちます。シートチューブは細くなってます。トップチューブはセオリーとは違って後ろに向かって幅広いです。意外にダウンチューブが前のヘッドの先端に向かって膨らんでいます。がっちりというのが想像できる形です。
GRACIA DH REPLICAは、ダウンヒル&4Xライダー、セドッリク・グラシアの名を冠したダウンヒルバイクシリーズです。直押しだったGEMINI DHをさらに進化させ、リンケージ機構を盛り込んだ220mmストロークのリヤサスペンションを新開発しました。レースからハードなエクストリームライドまで幅広く対応することができます。
トップグレードのレプリカモデルには、マルゾッキのニュープロダクッ「ROCO」のユニットが装備されています。
CHASE 1は、アーロン・チェイスシグネチャーのアクションバイクです。新たにリヤセンターを短くしながらも十分なタイヤクリアランスを確保した新型チェーンステー「ヨーク」を採用しました。これによりトリックの際のコントロール性が格段に向上しました。CHASE4では、ハードなライディングでもトラブルの起きにくいシングルスピードを採用、スケートパークなどでの使用に対応しています。
RUSH TEAM REPLICAは、プロフェット譲りの走破性と、スカルベル譲りのベダリング効率を引き継いだマラソンライドに特化したバイクとしてデビューしました。長時間のライディングを強いられる耐久レースなどで、ライダーの疲労を極力低減しながらもペダリング効率の良い110mmサスペンションを装備しています。最上級モデルのチームレプリカには、ペダリング時に沈み込みのないフォックスのテラロジック機構を採用したレフティフォークが装着されています。
GEMINI 900は、「GRACIA」が新たに登場したことで、フリーライドバイクとしてのセグメントがより明確になりました。150-170mmの可変ストロークのリヤサスペンションで、ダウンヒルが楽しいトレイルから、ハードなライディングまでフィールドを選ばない走りが可能です。リヤホイールのマウントには、12mmのスルーアクスルを採用し剛性アップに大きく貢献しており、狙ったラインをしっかりとトレースできます。
TEAM REPLICA 4-CROSSは、センセーショナルなデビューを飾ったプロフェットです。4クロス向けのモデルとベーシックなオールマウンテンモデルのラインアップに加えて最新モデルでは、新たに4クスの血筋を引くMXが追加されました。ダウンチューブのヘッド付近のガセットに加え、140mmのリヤストロークにスルーアクスルを採用し、下りの性能をより追及したフリーライドモデルになっています。もちろんプロフェットシリーズの特徴ともいえる軽さは、確保されているので上りにも対応しています。
SCALPEL TEAM REPLICAは、クロスカントリーレースに特価した軽量フルサスバイクです。67mmと路面追従性を考えたときに必要最低限に抑えられたリヤストロークと、全てのグレードでプロペダル機構を備えたフォックスのフロートRP3を採用したことにより、ライダーのパワーを余すところなく路面へと伝えてくれます。板バネ状に加工されたカーボンチェーンステーもその効力をサポートしています。さらに、軽さと剛性を確保するためシートにも、カーボンファイバー採用しています。
F4000 SLは、キャノンデールの20年以上にもおよぶアルミフレームの製造実績の集大成ともいえるモデルです。ハードテイルの「F」シリーズです。軽量化と効率性を追及したクラフトマンシップは後三角に記された「HAND
MADE USA」の文字からもうかがい知ることが出来ます。
BADBOY ULTRAは、マットブラックで統一されたクールな外観が人気のモデルです。MTBライクなフレームに700Cホイールを履いて軽快な走りを実現しています。独自構造のFサス、ヘッドショックとディスクブレーキにより、ハードな走りにも対応してくれます。
ADVENTURE 1000は、足付き性を考えたMTBライクなフレームに700Cホイールを組み合わせ、街から郊外のトレイルまで楽しめる守備範囲の広さが魅力です。乗り心地に優れたサドル周りや、快適性の高いハンドル位置など初心者に最適な1台です。
DAYTRIPPER DUALは、チョッパースタイルのハンドル位置で、ママチャリ感覚で乗れるモデルです。スラム・デュアルドライプの21段変速は、わずわしい変速操作も簡略化しました。さらにフロントサスも装備され、これ以上ない快適性が実現されています。
STREETは、キャリアに泥よけ、スタンドなど、シテイライドに必要なアイテムを満載した、欧州スタイルのクロスバイクです。サスシートポストをはじめ快適パーツも搭載され、通勤ライドから週末のサイクリングまで幅広く使える1台です。
ADVENTURE 600は、アドベンチャーシリーズの中間機種となるモデルです。リヤのギヤ枚数が異なる以外は、 基本機能は上位にほぼ準じているので、お買い得感は高いといえます。乗り降りしやすいスタッカード型フレームの女性用も展開しています。
BADBOYは、バッドボーイ3兄弟の末っ子となるモデルです。手ごろな価格でスタイリッシュなアーバンクルージングが楽しめます。フレームは上位機種のディスク仕様と同じなので、購入後のカスタムでさらにスタイリッシュに変身できます。
T2000は、キャノンデールのバイク製造がツーリング車から始まっていること象徴するモデルです。30年近くが経過した今でも軽さと強度を両立するファットアルミフレームは健在で、これまでに多くのノウハウが蓄積された信頼の1台と言える名品です。
RUSH FEMININEは、キャノンデールの定評あるオールマウンテンモデルの女性専用設計モデルです。前後110mmと余裕のストロークで、どんな路面でも走破する力を持っています。キャノンデールらしいおちついたカラーリングも魅力です。
F400 FEMININEは、キャンデール独自のヘッドショックを搭載したF400のレディース仕様です。80mmストロークでクロスカントリー入門に最適です。もちろん、シティライドやちょっとした里山ライドもこれ―台でこなせます。
バッドボーイ4(BAD BOY 4)は、ステルス戦闘機をヒントに得たチューブ形状を採用し、都会のラフな路面でもスムーズな走行をウリにするキャノンデールのストリートモデルの定番です。シリーズ中、エントリーグレードにあたるこのモデルは、クロモリフォーク、機械式ディスク、シマノ「Altus」コンポによる3×8Sのワイドなギア比がポイントです。シフトワイヤーをフレーム内に通し、フォルムをスッキリとさせた細部のディティールにも注目したいです。もともとは26インチホイールにスリックタイヤを履かせたストリートファイターとして登場した「バッドボーイ」シリーズですが、現在は700cと29erモデルをラインナップしています。最上位機種には同ブランドが誇る片持ちアームのヘッドショックサスを採用しています。
キャド8 105(CAAD8 105)は、アルミの加工技術に定評のあるキャノンデールのアルミロード「CAAD」シリーズは、自転車好きからも一目置かれる存在です。こちらは、名作CAAD10譲りのレースジオメトリを持つCAAD8です。兄貴分のCAAD10よりも15mmだけ長いヘッドチューブを採用することで、入門バイクとして乗りやすいライディングポジションを実現しています。コンポには11速化した新型「105」を搭載し、すぐにでもレースに出られる1台に仕上げています。
キャドX105ディスク(CAADX 105 DISC)は、キャノンデールの高いアルミニウム技術が生んだ軽量かつ高剛性なフレームで、同ブランドのロードフレームCAAD10とスーパーエックスから受け継いだレーシーなジオメトリを採用しています。新型「105」に46/36tの小振りなチェーンリングを組み合わせた本格的なシクロクロスのスペックが奢られています。グラフィックも本格的なレース機材さながらのオーラが漂っていて、どんどん走りたい気持ちにさせてくれる1台です。
スーパーシックス・ハイモッド・チームは、プロツアーチームのリクィガスが使用するキャノンデールロードのトップモデルです。キャノンデール初となるフルカーボンレーシングロードバイク、スーパーシックスのマイナーチェンジ版です。その名のとおり、素材をハイモジュラスカーボンヘとグレードアップさせ、極めて高い剛性とパワー伝達性を実現しています。15インチの大口径ヘッドベアリングやオーバーサイズBBシェル「BB30」など、キャノンデールらしい独自性も満載です。
シックス・カーボン3は、キャノンデール待望の二ューモデルです。 ドロップアウトまでフルカーボンで成型される軽量フレームは、かかる応力によってそのパイプ形状を変え、高い動力伝達性と正確なステアリンクコントロール性を実現しています。アワーグラスシートステーによってライダーに対する振動を効果的に減衰し、快適性の追求も忘れていません。さらに上位機種と同様の左右非対称チェーンステーとBB30システムを導入し、キレのある加速を可能にしています。
キャド9 5は、25年以上も前からアルミフレームを作り続けるキャノンデールの代名詞的存在です。9代目ヘと進化したCAADは大口径チューブにアワーグラスシートステーが組み合わされ、高い走行性能と快適性を持っています。09モデルではフォークもフレームと同色となり魅力が増しました。
スーパーシックス・ハイモッド3は、フレーム自体は上位機種と同じだが、コンポーネントをシマノ・アルテグラSL、ホイールをマヴィック・キシリウムエリートとすることで価格を抑えたモデルです。とはいえ、性能は確かなパーツばかりなのでレーシングモデルとしての性能に不満はありません。
シナプス・カーボン6は、極上の乗り心地を実現するコンフォートモデルです。軽量なフルカーボンフレームのチェーンステーとシートステーにはSAVE(シナプス・アクティブ・バイブレーション・エリミネーション)と呼ばれるつぶし加工が施され、路面からの衝撃を完全に吸収しています。
シナプス7は、フィットネスやサイクリング、ロングライドに適しており、アップライトなジオメトリーで快適な高速クルーズを演出するコンフォートロードバイクです。フルアルミフレームながらチェーンステーとシートステーにベンド加工を施し、高い振動吸収性を実現しています。
シナプス・フェミニンカーボン5は、フルカーボンコンフォートバイク、シナプスのフェミニンバージョンです。女性の体型にマッチするように設計し直され、長距離を快適に走るためのテクノロジーが注ぎ込まれています。アメリカの自転車専門誌で「最優秀女性用ロードバイク」に選ばれるほど評価が高いです。
キャド10(CAAD 10)は、ペダリングが軽い。フレーム価格がアンダー15万とは思えないほとの動力性能を持っている。ハンガー剛性、ヘッド剛性はともにかなり高いが、ガチガチの嫌な硬さではなく、軽いのに肉薄フレームのような不安感は皆無。同じサイズのキャード9も同時に借りて同じホイールで乗り比べると、反応性・軽快感・ハンドリング精度・振動収束スピードのすべてで前作を上回っている。なにより:現代の最新鋭カーボン機が失ってしまった生々しいファン・トゥ・ライド感がある。現在のアルミフレームに意味を見出すとすれば、「人間の感性に沿つた乗り味を持つている」という点ではないか、と思う。金属らしいしっかり感と、入力に対しての素直な反応。ペダルの上で何をやっても大丈夫と安心感。キャド10はカーボンを買えない人が消極的に選ぶフレームではない。生産地がとこになろうと、キヤードは変わらずロード界の宝である。
前作の6061から6069T6へと素材が変更されたフレームは、大径ヘッドと異形チューブを手に入れ、アワーグラスシートステーを脱ぎ捨てた。各パイプは、単一素材であるアルミの弱点を補うべく「縦方向には柔軟に、横方向には強靭に」という指令の下に大胆に異形加工される。ダウンチュープは大きく広がり、
トップチュープは横方向に扁平加工され、チェーンステーはシナプスのような薄いものに。フレーム重量は56サイズで1130g(塗装済み、フレーム小物込み)と、量産フルアルミフレームとしてはかなり軽量な部類に入る。大径化されたヘッドは、当初は15インチで開発が進んでいたが、バランスを考えた結果1‐
1/4インチに。ダウンチューブはヘッドチューブとの集合部で太くなり接合面積を拡大。トップチューブは横オーバル型となり、横剛性を向上させた。シート集合部では幅広のままシートステーヘとつながる。ペダリング中にヒザが当たらないように中央部では絞られている。シートステーはストレート形状になり、「縦は柔軟に、横には硬く」するために、横方向に扁平される。前作のアワーグラスシートステーは縦にも横にも柔らかかったのだという。
キャドエックス ディスクファイブ イチマルゴ(CAADX DISC 5 105)は、6061アルミ素材をベースに優れた乗り心地を生むSAVEシートステーなど、キャノンデール自慢のキャードアルミテクノロジーを詰め込んだ入門XCレーサー。カーボンの上位機種に比べてアップライトなポジションと安定感の高いハンドリング設計により、入門者でも扱いやすい仕様になっている。メインコンポはシマノ・105だが、機械式ディスクを新たに搭載して全天候で安定した性能が得られる。
カポ2
キャノンデールが得意とする、アルミ素材を採用したバイク。マッドブラックのフレームに合わせた、太めのフォークがストリートでの八― ドな走りをガッチリと支える。スペックアップしたカポ1も要チェック。
キャド13 ディスク フォース ETAP AXS(CAAD13 DISCFORCE ETAP AXS)
カーボン技術が進化している今、あえてアルミを選ぶ理由はどこにあるのか。キャードー3 に乗ればその答えがわかるかもしれない。前作キャードー2 よりも車重の軽さを生かした軽快さは落ち着きを見せている印象だが、ペダリング半回転以降に生み出される流れるような加速性能は従来のキャードシリーズにはなかったフイーリングだ。コンパクトカーからS∪Vへと乗り換えたような、軽量アルミとは到底思えないラグジュアリーな世界観を表現している。キヤ‐ド・3
は新型スーパーシックスエボ同様に、シートステーを下げ、リアバッグ設定をコンパクトにし、 エアロチューブヘと刷新したことで空力性能の向上も期待できる。複雑なエアロチューブをアルミで実現してしまう技術力には感服だ。さらに、新採用のノット27シ‐トポストやノットホイールが高い走破性をもたらし、快適な高速クルージングから安心のコーナーワークヘと導いてくれる。あらゆるロードシーンをストレスなく楽しめる走りに仕上がっている。ルックスもスーパーシックスエボ同様にクールな装いへと刷新され、高級感もまとい価格を抑えたチープさは微塵も感じられない。ディスクブレーキ仕様の105完成車で21万円(税抜)からラインナップしている点は魅力だ。
スーパーシックス エボ カーボン ディスク105
上位モデルの新型機構を積極的に採用つつ、新型スーパーシックスのなかで、もっとも価格を抑えたディスクブレーキモデル。シマノ105でアッセンブルしたレーシング仕様。
スーパーシックス エボ カーボン ディスク アルテグラ
スタンダードカーボンを採用し、コストパフォーマンスを高めたミドルグレード。オリジナルホログラム35 mmカーボンホイールやノット27シートポストを採用。
スーパーシックス エボ ハイモッド ディスク デュラエース
最高級のハイモジュラスカーボンを採用するハイモッド完成車仕様は3モデル展開されるが、もっともコストを抑えた機械式デュラエース仕様。アッセンブルパーツに死角なし。
このブランドは、上記以外も魅力的なモデルを沢山製造しています。カタログでは分からない実際に購入したユーザのクチコミ評判やインプレ、生の声は以下をご覧ください。
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