セラフ(SERAPH)-詳細レビュー
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セラフ(SERAPH)は、1947年に終戦後の復興を目指して創立された水谷輪業社(現ミズタニ自転車)の自社ブランドとして語られます。ロードレーサーの設計・製造で数々の賞を獲得し、当時は一世を風靡した存在でした。
そのセラフが復刻され、近年は“クラシックな素材感”を楽しみたい層を中心に、じわじわと人気を高めています。特徴として目立つのは、クロモリ(スチール)を軸にしたフレーム構成で、溶接やラグ(継ぎ手)など、外観そのものが乗り味の期待値に直結する作りです。
スチールフレームは、軽さだけなら最新素材に譲りますが、細いパイプでもねじれを抑えられ、しなりで入力を丸めるため、街中の荒れた路面や長距離で疲労を溜めにくい利点があります。特に、内装変速や小径ホイール、分割フレームといった“整備性・運搬性”の要素と組み合わせると、道具としての完成度が上がります。
復刻モデルであっても、現代の使い方に合わせるには、タイヤクリアランスやブレーキ規格、キャリア取付など“周辺機能”が効いてきます。セラフは、小径車や分割機構といった生活導線の要素を前面に出し、移動手段としての完成度を上げる方向に振っています。
クロモリは塗装やメッキの質感がそのまま満足度につながり、細いパイプでも剛性としなりのバランスで乗り味を作れます。荒れた路面での突き上げが角で来にくく、長時間の通勤やツーリングで“疲れが溜まりにくい”と感じる人が多い素材です。
加えて、フレーム+フォーク販売のモデルは、ハンドル幅やギア比を用途に合わせて詰められる反面、組み方で性格が大きく変わります。完成車のスペックだけを見るのではなく、乗り手がどう組んだか(タイヤ幅、ギア段数、泥除けの有無)まで追うと、評価の理由が読み解けます。
ラインナップを見ると、内装変速クロスのALIFINE、ラグ付き小径ロードのMR、折りたたみ機構を持つF406/F451、分割構造のDEと、用途がはっきり分かれています。どれも『速さ一点』ではなく、移動や保管の現実を織り込んでいる点が共通項です。
そのため、評価を見ると『思ったより速い/思ったより楽』といったギャップが語られやすく、用途に合った人ほど満足度が高くなります。逆に、レース専用の剛性感を求めると物足りないこともあるので、目的を先に決めて読むとレビューの解像度が上がります。
セラフは“走り方”より先に“使い方”から設計を立てるのが分かりやすいブランドです。 輪行や保管、通勤といった現実の制約を、フレームの機構で解決しようとするモデルが多く、パーツアッセンブルを考える楽しさも残しています。
総括すると、セラフは復刻ブランドの懐かしさだけでなく、クロモリ素材と機構の組み合わせで、現代の生活導線に合う“実用のロード/クロス”を提示している点が魅力です。
まとめると、セラフは“懐かしさ”だけの復刻ではなく、クロモリの質感と機構の便利さで、走る場所・運ぶ場面・保管する場所まで含めた自転車体験を提案しているブランドです。
スチールフレームは錆の管理が必要ですが、逆に言えば状態の変化が目視で分かり、手入れの習慣がつきやすい素材です。塗装やメッキの仕上げが良い個体ほど長く楽しめるので、復刻ブランドを選ぶ楽しさは“維持して育てる”ところにもあります。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
セラフアルフィーネ(SERAPH ALIFINE)(2026年モデル)ALIFINE(2026年モデル)は、クロモリフレームにシマノのコンフォート系コンポ「アルフィーネ」を組み合わせたクロスバイクです。リヤは内装8段変速で外装のような露出が少なく、シングルスピードのようなシンプルな見た目を保てます。内装変速車としては軽量寄りで、雨天通勤でも扱いやすい方向にまとまっています。チェーンラインが安定しやすい内装変速は、停車と発進を繰り返す街中で扱いやすく、外装ほどの汚れや調整ズレが起きにくいのも利点です。日々の手入れを軽くしたい人に向きます。
エムアール(MR)(2025年モデル)エムアール(MR)(2025年モデル)は、ラグ(継ぎ手)のあるクラシカルなルックスのクロモリ小径ロードフレームです。ラグやフォーク肩にメッキが施されつつ、やりすぎないシンプルさを残しているのがポイントで、フレーム+フォークのみ販売のため、好みのコンポで“自分仕様”に組み上げられます。小径ロードはホイール外径が小さいぶん剛性が出やすく、反応がクイックになりがちですが、クロモリのしなりで角を丸める狙いが読み取れます。クラシックな見た目を保ちながら、現代的に走らせたい人の遊び場になります。
F406(2024年モデル)F406(2024年モデル)は、後三角(リアトライアングル)がクイックレバー操作で折りたためる機構を持ち、輪行や保管のしやすさを狙ったモデルです。鉄道を使うツーリングでも扱いやすい重量感にまとめられ、オプションキャリアを装着すれば折りたたみ時の移動も楽になります。20インチ、アルミフレーム、9段ギアという構成が示されています。折りたたみ機構があると剛性面が不安視されがちですが、後三角で畳む方式は走行時の主要フレームを保ちやすいのがポイントです。輪行頻度が高い人ほど、“畳みやすさ”がそのまま出番の多さにつながります。
F451(2023年モデル)F451(2023年モデル)は、小径でも高速巡航性能に優れたETRTO 451ホイールを想定し、走りの伸びを重視したモデルです。F406と同様にクロモリフレームで、後三角をクイックレバーで折りたたむ構造が特徴とされます。移動・収納の利便性を残したまま、スピード域を上げたい人向けの位置づけです。451はタイヤ選択で性格が大きく変わり、細身で転がりを優先すれば高速巡航、太めでクッションを増やせば街乗りの快適性が伸びます。折りたたみ機構を残したまま、走りの方向性をチューニングしやすいのが魅力です。
DE(2022年モデル)DE(2022年モデル)は、デモンタブル(分割)という発想で、フレームを分割して収納できるのが最大の特徴です。素材はクロモリで、フレーム+フォークのみの販売なので、用途に合わせてタイヤ幅やギア比を詰める楽しさがあります。遠征や保管スペースの制約を、構造で解決したい人に刺さるモデルです。分割時の収納性は、車載や遠征だけでなく、室内保管で“見えない場所に収める”用途にも効きます。組み立ての手順が増える分、締結部の点検を習慣化でき、結果的にトラブルを未然に防ぎやすいモデルです。
セラフはフレーム販売モデルも多いので、完成車レビューだけでなく“どんなパーツで組まれているか”まで見ていくと、使い方(輪行・通勤・遠征)に対する適性が判断しやすくなります。
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