アマンダ(AMANDA)-詳細レビュー
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アマンダ(AMANDA)は、千葉洋三氏の工房を中心に、一人ひとりの体格・用途に合わせて仕立てることを得意としてきた日本のフレームビルダーです。量産ブランドとは違い、ジオメトリやチューブ選択まで相談できるため、遠征や旅、通勤のように「毎日乗る」用途ほど価値が出ます。
価格が抑えめに感じられるのも、必要十分な構成を見極めて提案する方針が背景にあります。
ロードバイクだけでなく、折りたたみ・分割フレーム、ミニベロやツーリング系まで幅が広く、素材もクロモリからカーボンまで対応します。たとえばクロモリはしなやかさと整備性、カーボンは反応性と重量面で利点があり、同じブランドの中でも乗り味を「用途で作り分ける」のがアマンダらしさです。
実走面では、長距離で疲労をためにくい姿勢づくりや、輪行・保管を想定したヒンジ/分割部の剛性確保がポイントになります。細かな部分ですが、ケーブルの取り回しや荷重のかかる部分の補強が丁寧だと、旅先でのトラブルを減らせます。ここでは近年の設計思想を踏まえた代表5モデルを、年代順に整理します。
設計面で注目したいのは、オーダーであっても“癖を作りすぎない”ことです。反応性だけを追うと脚当たりが強くなりがちですが、アマンダはフレームの剛性分布を穏やかにして、入力の強弱に対して挙動が破綻しない方向に寄せる傾向があります。結果として、ペダリングが雑になった終盤でもスピードが急に落ちにくく、長丁場で平均速度を作りやすいです。乗り手に合わせて速さを引き出す設計という言い方がしっくりきます。
また、輪行や遠征を想定する場合は、フレーム単体の性能だけでなく、パーツ選びと整備のしやすさが効いてきます。たとえば、ブレーキ規格やハブ周りの互換性、ケーブルの交換性、取り付け台座の位置といった“後から効く要素”は、乗り換え時やトラブル時に差になります。アマンダは小回りの利く相談先になりやすく、目的に沿って仕様を詰められるのが強みです。ここでは近年の代表作を、ツーリング/快走/登坂/ロングの観点で見比べられるようにまとめます。
実際のオーナー側の評価では、乗り味そのものに加えて「相談して決めた仕様が、後からじわじわ効いてくる」という声が出やすいタイプです。シートポスト径やタイヤクリアランスの取り方、キャリア/フェンダーの前提など、走りに直結しないようでいて、ツーリングでは決定打になります。特に小径の折りたたみ系は、荷物を積んだ時の安定性と、折りたたみ機構の信頼性が鍵になるため、ここはブランドの経験値が現れます。
加えて、オーダー系でもパーツ供給が現実的であることは重要です。専用品に寄せすぎると、数年後の交換で悩みますが、汎用規格をベースに“必要な部分だけ”工夫するのが扱いやすい落としどころです。アマンダのラインナップはその中間を狙うことが多く、速さと実用のバランスを取りたい人に向きます。
以下、2022〜2026年の想定年次で、用途別に“らしさ”が出る5機種を並べ、選び方の目安にできるよう整理します。
折りたたみ系は輪行頻度、カーボン系は脚質と走る地形を基準に読むと、違いが掴みやすいです。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
フォールデイング20"WOツーリング(FOLDING 20" WO TOURING)(2022年モデル)は、20インチでも長距離を想定したジオメトリで、ホイールベースを長めに取り直して直進安定性を稼いだツーリング仕様です。フレームは衝撃吸収性に優れるクロモリを軸に、荷物を積んだ状態でも挙動が破綻しにくいよう、前三角の剛性とリアのしなりをバランスさせています。高圧寄りのタイヤ設定は転がり抵抗を抑え、舗装路主体の旅で速度が落ちにくいのが利点です。輪行時は折りたたみ機構のガタつきが気になりますが、ヒンジ部の締結が確実なら、踏み込んだときの遅れ感も小さく抑えられます。
24"チューブラー(折りたたみ+分割)(24"TUBLER)(2023年モデル)は、分割・折りたたみというギミックを持ちながら、旅の道具としての耐久性を優先したクロモリフレームです。リヤはディスクホイール、前後リムにブナ材を用いる独特の構成で、路面からの入力を「角を丸めて」伝える感触が特徴になります。木製リムは扱いに気を使う一方、振動減衰の良さが長時間の乗車で効いてきます。分割部は締結面が命なので、定期的な点検と、輪行の回数に合わせたグリスアップを前提にすると安心です。
24"チュープラーカットビ(24"TUBLER KATTOBI)(2024年モデル)は、24インチのチューブラータイヤで軽快さを前面に出した快速モデルです。レイノルズ531チューブのしなりを生かしつつ、リヤのディスクホイールで巡航の伸びを作るため、信号の多い街中よりも、一定速度で走れる郊外路で真価が出ます。踏み出しは素直で、速度が乗るほど「もう一段」進む感覚が得られます。小径ゆえの安定感はセッティングで変わるので、ステム長やサドル高を詰め、前輪荷重を作るとコーナーの安心感が増します。
POWER CLIMBING(2025年モデル)は、80T級カーボンの反応性を生かし、登坂でのリズムを崩しにくいようにまとめたクライム志向です。フォークのねじれを抑えた設計は、ダンシングでバイクを振ったときにラインが乱れにくく、上りでの安心感につながります。独特なディスク形状のホイールは慣れが必要ですが、加速の鋭さと高速巡航の伸びを両立しやすく、脚が残っている局面ほど気持ち良く進みます。下りは入力がシビアになるので、ブレーキングポイントを早めに取り、タイヤ空気圧を少し落としてグリップを作ると扱いやすいです。
CF80トンロングディスタンス(CF80 TON LONG DISTANCE)(2026年モデル)は、クロモリ+カーボンのハイブリッドチューブ構成で、長距離でも手のしびれや腰の疲労を抑えることを狙ったオーダー系ロングライドモデルです。細かな振動はカーボン側で減衰させつつ、荷重がかかったときの芯の強さは金属側で支えるため、荒れた舗装でもペースを維持しやすい設計になっています。オリジナルホイールとの相性も良く、横風や荷物の重量変化に対して挙動が急に変わりにくいのが強みです。ブルベや遠征のように「距離が性能差になる」乗り方で、地味に効いてくる一台です。
このほかにも、旅仕様の派生モデルやオーダーならではの細かな仕様違いが多く、カタログだけでは読み切れません。購入者の体験談やインプレ、実際の使い方の傾向は、以下の掲載リンク側で確認できます。
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