ブロディ(BRODIE)-詳細レビュー
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ブロディ(BRODIE)は、ダウンヒル(DH)やクロスカントリー(XC)で鍛えられた設計思想を持つ、カナディアンブランドです。フルサスのリンク構造や、荒れた路面での操舵安定を重視したジオメトリが語られやすく、走りの“土台”をしっかり作る方向で評価されてきました。
同社の背景として象徴的なのが、根っこや岩が連続するノースショア系トレイルの文化です。路面が荒いと、単にサスのトラベル量が大きいだけでは疲労が減らず、前後バランスとブレーキコントロールが効いてきます。ブロディはその現場感を前提に、「下りで怖くない→結果的に上り返しも楽になる」という循環を作るのが上手いタイプです。
フルサスペンションでは4バーリンケージを採るモデルが多く、踏み込んだ時の沈み込みを抑えつつ、下りの入力には素直に動かす中庸な味付け。サスのセッティングがシビアすぎないので、初心者でも“どこを触れば変わるか”が分かりやすく、体重や走る場所に合わせて追い込んでいけます。
一方で、アルミ素材のXCハードテイルもラインナップの核です。軽快に反応するフレームに、エアフォークや油圧ディスクを組むと、レースだけでなく通勤~林道まで守備範囲が広がります。パーツ交換を前提にした構成が多いため、消耗品の入手性やアップグレードの段取りが立てやすいのもメリットです。
“評判の出やすいポイント”としては、フォークのトラベル可変や、価格帯の割にしっかり効く油圧ディスクを積むパッケージが挙げられます。トレイルで一番効くのは結局ブレーキなので、握力が残るだけでも走りの余裕が増え、ライン取りの学習が早くなります。ブロディが入門者に勧められやすいのは、その学習コストを下げる方向に寄っているからです。
総括すると、ブロディは“走れる場所”から逆算して作られた実戦派。下り重視でも、移動を含めた現実の使い方でも破綻しにくいので、用途を決めたうえでモデルを選ぶと、長く付き合える一台になりやすいでしょう。
セッティング面では、トラベル可変のフォークが“学習装置”になります。登りで短くして前輪の接地を確保し、下りで伸ばして安心感を出すだけでも、姿勢とブレーキングの関係が理解しやすいからです。Cyclon系で語られるJudy 4の80–125mm可変のような要素は、上達段階のライダーにとって実用的なメリットになります。
また、油圧ディスクの採用は単なる装備自慢ではなく、長い下りでの握力温存に直結します。Hayes系のように制動が立ち上がりやすいブレーキを使うと、指の力を“握り続ける”より“コントロールする”方に回せるため、怖さが減り、ライン取りに集中できます。結果として転倒リスクも下がり、練習量が増えるという好循環が生まれます。
フレームの選び方としては、まずホイール径とタイヤ幅を決め、その次にポジションを詰めるのが近道です。荒れたトレイル中心なら太めタイヤでグリップを確保し、舗装移動が多いなら転がり抵抗を抑える方向。ブロディのモデルはその前提が読み取りやすいので、迷ったら“普段走る路面の8割”を基準に選ぶと、現実の満足度が上がります。
最後に、同じモデルでも乗り味を変える余地は大きいです。ステム長、ハンドル幅、サグ量の3点を揃えるだけで、急に“曲がる・止まる・進む”が繋がります。ブロディはその変化が素直に出るので、少しずつ触りながら自分の基準を作るのに向いたブランドです。
===【人気モデル 詳細インプレッション】====
Cyclon(2026年モデル)は、4バーリンケージのリヤサスを核に、約130mm級のトラベルでトレイル全般をこなす万能型です。 リヤのサスユニットはManitou Radium Air系のように調整幅が広いものと相性が良く、体重差があっても“動き出し”を合わせやすいのが利点。 フロントはRockShox Judy 4のように80–125mmで可変できる設定にすると、登りでは前が浮きにくく、下りでは安心感を出せます。 コンポはDeore系の実用レンジに油圧ディスクを合わせ、価格と性能のバランスを取りながら本格トレイルへの入口を作るパッケージです。 体感としては、サスが“動き過ぎない”ので、踏み直しが早く、テンポの良いトレイルで速度が乗ります。
Kineic(2024年モデル)は、アルミ素材のXCハードテイルで、踏み込んだ反応の良さと取り回しの軽さが持ち味です。 エアフォークを組むと前輪の接地感が上がり、細かなギャップで腕が削られにくくなるため、長い周回でも集中力が保ちやすいです。 ブレーキは油圧ディスクが前提だと、雨天や長い下りで制動が安定し、レースだけでなく日常域でも安心が増えます。 フレームが素直なので、タイヤ銘柄と空気圧で性格が変わりやすく、自分の走りに寄せて育てる楽しさがあります。
Diablo(2023年モデル)は、Diabloはフリーライド寄りのフルサスで、下りの安定を優先した骨格と、攻めても破綻しにくいサスレートが特徴です。 フロントにMarzocchi Drop Off Triple系のロングトラベルを合わせると、着地での突き上げが丸まり、ラインを外しても立て直しやすくなります。 バッシュガード付きのフロントダブルなど“自走で上って過激に下る”実用に寄せた組み方が似合い、移動区間でも脚を温存できます。 コーナーは寝かせ過ぎず、低い重心で前輪の接地感を作ると、安心感が速度に変わります。
Bandit(2022年モデル)は、BanditはXC系ライド用の入門機として位置づけられ、扱いやすいハンドル位置と素直な直進性を狙ったモデルです。 フォークは過度に長くせず、登りで前が浮きにくい設定にすると、初心者でもペダリングに集中できます。 ツーリング用途なら、ボトルケージや小型バッグを載せる拡張性が効き、走る距離が伸びても対応しやすいです。 軽量化よりも“転んでも直してまた乗る”方向で組むと、練習量が増えて結果的に上達が早くなります。 ハンドルが近い設定は前後荷重を作りやすく、低速でもコーナーに入る恐怖が減ります。
Nemesis(2025年モデル)は、Nemesisは基本設計がCyclon系の流れを汲みつつ、よりレース寄りにパッケージを整えたモデルです。 フロントはMarzocchi Drop Off 3系のように剛性と粘りのあるフォークを合わせ、下りでのブレーキング中もラインが暴れにくい方向。 ブレーキはHayesの油圧ディスクのように握り始めから効きが出るタイプだと、手の疲労が減って終盤まで集中できます。 ストック状態でもレース参加が視野に入る構成で、“最初から走れる”ことを重視する人に向きます。
最後は、走る場所が「登り多め」か「下り多め」かで、サス量とタイヤ選びの優先順位が変わります。ブロディはパッケージの狙いが分かりやすいので、用途を決めてからモデルを当てはめると、ミスマッチが起きにくいでしょう。
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